オフィス用語集

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ア行
亜鉛メッキ(アエンメッキ)
鉄鋼製品の錆止めに優れた効果を発揮する電気メッキ。高い対候性を持つ鋼板をつくることができる。
アクティブ・ランバー・サポート(略称:A.L.S)
チェアの背もたれに搭載された腰部分のサポート機構。着座位置や姿勢の変化に応じてサポート機構が自動的に追従する。スピーナチェアに搭載されている。

関連ページ: スピーナチェア

アクリル樹脂成型品(アクリルジュシセイケイヒン)
アクリル合成樹脂を使用したもの。ガラスに比べ軽量かつ成型や着色の自由度も高いが、熱や薬品には弱い。
アジャスター(アジャスター)
テーブルやデスクの底面に設けられた高さ調節機構。床面にあわせて家具の水平を微調整できる。固定設置家具に適する。
アジャスタブル肘(略称:ADJ肘)(アジャスタブルヒジ)
上下、左右、前後など調節(※)が行える肘。適切な活用により、首、肩、腰への負担を軽減することができる。(※調節方法はチェアにより異なる)
アルマイト仕上げ(アルマイトシアゲ)
アルミの表面に美しい光沢を持つ酸化皮膜を形成したもの。見た目と同時に耐食性・硬度・耐熱性などを向上させることができる。
アルミ成型品(アルミセイケイヒン)
アルミ成型品は形状の自由度や寸法精度が高く、デザイン・機能面の要求を高いレベルで満たすことができる。また量産性に優れているため、コストを低く抑えることが可能である。 代表的なものに、キャスト(鋳物)加工、ダイキャスト(ダイカスト)成型品など
アルミダイキャスト(アルミダイキャスト)
溶かしたアルミを、圧力をかけながら金型に注入し成型する方法。注入時の圧力に応じて高い強度を得ることが可能になる。寸法精度が高く、大量生産向き。オフィスチェアの脚部などによく用いられる。
アンカーボルト(アンカー)(アンカーボルト(アンカー))
機器取付用に壁面や支柱に打ち込むボルト。収納家具等の転倒対策として、しばしば用いられる。
アンクルムーブ(アンクルムーブ)
くるぶしを支点に各機構を操作すること。
暗証番号方式(アンショウバンゴウホウシキ)
ダイヤル錠における暗証番号の設定方式で、使用のつど番号を設定し、施錠する「自由方式」と、一度記憶させた番号を継続的に使用し、2回目からは設定の必要が無い「固定方式(標準)」がある。
安定板(アンテイバン(アンテイイタ))
キャビネット等を壁面に設置する際、床固定、壁固定できない場合に使用する部材。奥行きのある商品と同様の安定性が保てる。
板目(イタメ)
年輪の中心をはずして切った場合に得られる材で、木目は山状のパターンを生じる。
一体成型(イッタイセイケイ)
椅子の場合、張地、ウレタン、芯材などを同時に成型する方法。ズレ、ゆがみなどがなく美しい仕上がりが特徴。
インサート成型(インサートセイケイ)
樹脂を成型する前に金型に金属などの芯材をあらかじめセットし、樹脂と一体成型する製法。デザイン性と強度を両立させることができる。
インジケーター錠(インジケータージョウ)
インジケーター錠とは、施錠・開錠の状態がひと目で分かるよう表示がついた錠前のこと。
インジケーター付リバーシブル錠(インジケーターツキリバーシブルジョウ)
インジケーター錠の中でも、特に鍵の抜き差し方向を選ばないもののこと。(→インジケーター錠)
インシュレーションボード(インシュレーションボード)
植物繊維質をパルプ化し、接着剤などを添加することでつくられた軟質繊維板。
インナーシェル(インナーシェル)
チェアなどの内部の芯材。
ウェイト(ウェイト)
家具や什器のバランスをとるために使用するおもり。
ウォールナット(ウォールナット)
古くから装飾用に用いられる木材。派手な木目は持たないが、均一で濃い紫褐色の上品な色調を持つ。欧米では建築内装材や高級家具材、楽器用材として重用されている。
ウレタンキャスター(ウレタンキャスター)
コマの円周部分にウレタンを巻いたキャスター。ナイロンキャスターよりも柔らかいので、Pタイルやフローリングなどの硬質床向き。椅子本体が軽く、かつ毛足の短いカーペットの場合も利用可能。
ウレタン樹脂塗装(ウレタンジュシトソウ)
ポリウレタン樹脂塗料を用いて行う塗装で、家具に使われる最高級のもの。ラッカー系、アクリル系などの塗料に比べて、塗膜の硬度・強度が高く、耐熱性も非常に高い。
上置き棚(ウワオキダナ)
収納家具の上に追加で設置する棚。デッドスペースを有効活用できる。
H(エイチ)
高さ(height)
ABS樹脂(エービーエスジュシ)
ABSはアクリロニトル・ブタジエン・スチレン樹脂の略。プラスチックに繊細なゴム粒子を配合した樹脂素材である。剛性、硬度、加工性、耐衝撃性、曲げ疲労性など機械的特性のバランスに優れた素材。
エクストラハイバック(エクストラハイバック)
ヘッドサポート(ヘッドレスト)のついた、頭部まで高さのある背もたれ。頭、肩の負担を軽減する。
エグゼクティブ空間(エグゼクティブクウカン)
社長室や役員室などの幹部向けの空間。
エコマーク(エコマーク)
財団法人日本環境協会が、各商品ごとに定めた認定基準を満たし、環境保全に配慮した商品と認めたものにつけられるマーク。
エコマーク商品(エコマークショウヒン)
エコマークを取得した、環境保全に配慮した商品。(→エコマーク)
エコメラミン(エコメラミン)
古紙を52%使用したイトーキ独自開発のメラミン。特許番号第3294389号
SH(エスエイチ)
座面の高さ(seat height)
エッジ(エッジ)
ふち。へり。端のこと。
FRP(エフアールピー)
繊維強化プラスチックの総称。樹脂素材に繊維を加えて強度を高めたもので、通常はガラス繊維を混入する。プラスチックの成型自由度や軽量性を損なわずに強度を高められる。
エポキシ樹脂(エポキシジュシ)
熱硬化性樹脂のひとつで、主剤と硬化剤の2液を混ぜると硬化する性質を持ち、床材や接着剤にも用いられる。硬度が高く質感にも優れる。
MDF(エムディーエフ)
Medium Density Fiberboardの略で、ファイバーボードの一種。木材の繊維を原料として接着剤を加え、加熱圧縮成型した中質繊維板である、従来のチップボードやパーティクルボードに比べて密度が均一で強度が高い。
エラストマー(エラストマー)
ウレタン樹脂にゴムを配合した素材。耐摩耗性、弾力性に優れており、タイヤチェーンやスポーツシューズのソールなど広く活用されている。
LED(エルイーディー)
「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことで、“Light Emitting Diode”の頭文字をとったもの。1993年に青色LEDが開発された事で、赤・緑・青の光の三原色が揃い、白色の光をつくる事ができる様になり、一般照明として実用化できるようになってきた。白熱電球と比較して、消費電力が少なく、長寿命であることから近年急速に普及が進んでいる。
LED照明(エルイーディーショウメイ)
LED(発光ダイオード)を光源とする照明。(→LED)
エルゴノミクス(エルゴノミクス)
人間工学。人間の身体的・生理学的特性を研究し、機械や環境の設計に役立てる学問。エルゴノミクス・デザインにも活用される。
演色性(エンショクセイ)
照明と色に関する専門用語の一つ。ランプなど発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質を言う。(→平均演色性評価数)
演台(エンダイ)
演者の前に置く台。演壇のこと。
塩ビ成型品(エンビセイケイヒン)
PVC(塩化ビニール樹脂)を型に流し込んで成型した部材。PVCは塩化ビニールの調合による高分子化合物で、組成により硬度の調整(軟質〜硬質)が可能である。コストも比較的安い。
エンボス加工(エンボスカコウ)
エンボスとは“浮き彫り”の意味。模様を彫刻した型で紙や布、皮革などに型押しする加工のことをいう。近年では合成樹脂系の素材にも活用され、多彩な質感表現を可能にしている。
オートリターン機構(オートリターンキコウ)
座面を回転させた後、離席すると常に一定の方向に復帰するチェアの機能。ロビーやラウンジ、カウンター前などに配置したチェアの向きが統一でき、美観を保つことができる。
オーバーハング(オーバーハング)
ひさし状に張り出している形状。
オーバーヘッドキャビネット(オーバーヘッドキャビネット)
デスクなどに設置した、頭より上の高い位置の収納庫。
オープン棚型(オープンタナガタ)
扉の付いていない棚状のキャビネット型式。
オールロック機構(オールロックキコウ)
デスクや収納家具で、1ヵ所の引出し(通常は最上段)を施錠すれば、すべての引出しがロックされる機構。
押出し成型(オシダシセイケイ)
素材を金型から押出して成型する方法。一定の断面形状を持つ部材を高い精度でつくることができ、アルミなどの金属から樹脂製品の成型加工にまで用いられる。
オペレーションデスク(オペレーションデスク)
PC作業を長時間行うワーカーのために考えられた有機的な天板形状のデスク。
オレフィン系樹脂(オレフィンケイジュシ)
二重結合を1箇もった鎖状炭化水素の総称で、結晶高分子からなるため結晶化度により物性が変化する。この系統の樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレンがある。炭素と水素の化合物なので焼却時に有害ガスを発生しない。
カ行
カードリーダ(カードリーダー)(カードリーダ(カードリーダー))
ICカードから情報を読み取る装置。
笠木(カサギ)
家具等の最上部に渡す、横木。
ガス上下調節機構(ガスシリンダー)(ガスジョウゲチョウセツキコウ(ガスシリンダー))
チェアの座面高調整にガスの圧力を使う方式。チェアの支柱に内蔵したシリンダーに窒素ガスを封入し、ワンタッチでスムーズな高さ調整ができる。
片袖机(片袖デスク)(カタソデツクエ(カタソデデスク))
片側に、収納用の引出し(袖箱)がついたデスク。
片開き扉型(カタビラキトビラガタ)
1枚扉で、一方向(片側)にのみ開く扉のついたキャビネット型式。
カバーリング(カバーリング)
チェアなどの張地が着脱可能な方式。
カバーロック(カバーロック)
キャビネットの引き手を覆うように設置する施錠装置。ロックを解除し、カバーをスライドさせることでキャビネットを利用できる。
壁固定(カベコテイ)
壁固定金具とアンカーボルトなどにより、コンクリート壁に家具を固定する方法。ただし、軽鉄間仕切壁への固定の際は十分な耐力が得られないこともあるので、注意が必要。
ガラス引戸型(ガラスヒキドガタ)
ガラス製の引き戸のついたキャビネット型式。
側板(ガワイタ)
机(デスク)・テーブル・キャビネットなどの側面の板。
CADデスク(キャドデスク)
CAD=“Computer Aided Design”の略。さまざまな分野のデザインにコンピュータを使用するCAD作業を前提に設計されたデスク。ワークステーションと周辺機器が十分な余裕を持って設置でき、さらにマウスの操作も楽な広い天板を採用している。
キャンティレバー(カンチレバー)(キャンティレバー(カンチレバー))
一方向で荷重を支える構造。チェアの脚部によく用いられる。別名:片持ち構造
鏡面仕上げ(キョウメンシアゲ)
高級家具などで使われる仕上げの方法。鏡のような光沢がある。
矩形天板(クケイテンバン)
長方形の天板。(→天板)
グッドデザイン賞(グッドデザインショウ)
一年に一度、デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組み。財団法人日本産業デザイン振興会が主催。
グライド(グライド)
家具・什器の脚部底面につけて、移動を容易にする部品。摩擦抵抗の少ない素材を用いて「すべり」をよくする。キャスターのように積極的な移動の機能はもたない。
クラッドステンレス(クラッドステンレス)
「クラッド」とは異なる金属の被覆を持つ複合素材のこと。スチールをステンレスで覆うことで耐久性を高めた素材がクラッドステンレス(ステンレス・クラッド・スチール)である。スチ−ルメッキ加工より、耐食性が高く、強度・加工にも優れる。
クランプ(クランプ)
固定するための、ネジのついたコの字形の金具。
クリア仕上げ(クリアシアゲ)
天然木の色・木目を生かしつつ表面を透明な塗料で覆った塗装仕上げ。突板などの表面を均一な光沢で仕上げることができるだけではなく、硬い塗膜で傷がつきにくくする保護効果も得られる。
グリーン購入ネットワーク(GPN)(グリーンコウニュウネットワーク)
グリーン購入の取り組みを促進するために1996年2月に設立された企業・行政・消費者のネットワーク。イトーキも会員として参加している。
グリーン購入法(G法)(グリーンコウニュウホウ)
平成12年5月に制定された「国等による環境物品等の調達等に関する法律」の略称。
クリスタルトレイ型(クリスタルトレイガタ)
書類やオフィスの小物類を細かく分けて収納できる透明な樹脂製トレイを備えたキャビネット型式。
グレア(グレア)
不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のこと。照明器具の設計や照明計画などにおいて防ぐ事が必須。光源とその周辺との明るさのバランスや、直接光・間接光の別、視線の方向と光源のなす角度などにもよる。
クレードルロッキング(クレードルロッキング)
背もたれが揺りかごのように傾く機能。
クロームメッキ仕上(クロームメッキシアゲ)
金属表面に強固なメッキ層を形成した仕上。クロームメッキは鏡面に近い銀白色のメッキ層を持つ。装飾性に優れるとともに耐久性も向上(傷つきにくく錆びにくい)するので、スチール部品などの仕上に多用される。
化粧板(ケショウイタ)
合板などの表面に仕上げ処理を施したもの。
ケーブルガイド(ケーブルガイド)
乱雑になりがちなケーブル類を通し、誘導する役割のもの。
ケーブルダクト(配線ダクト)(ケーブルダクト(ハイセンダクト))
ケーブルを格納するパーツ。主にケーブルの保護や整理、収納を目的に利用される。
コインリターンキータイプ(コインリターンキータイプ)
ロッカー等のカギのタイプ。荷物を預ける際に硬化を入れ、利用後返却される。公共施設などでの利用に最適。
鋼管(コウカン)
スチールパイプのこと。スチールはもっともポピュラーな金属素材として、さまざまな用途に使われている。強度が高く、メッキや溶接・プレスなどの加工に適した性質を持つ。これを中空のパイプ上に加工したものが鋼管。
木口(コグチ(キグチ))
木材を横に切った断面。
個人情報保護法(コジンジョウホウホゴホウ)
平成17年4月に前面施行された「個人情報の保護に関する法律」の略称。
ゴムキャスター(ゴムキャスター)
ゴム製のキャスター。ナイロン、ウレタンキャスターと比較して柔らかい材質のため、Pタイルやフローリングなどの硬質床向き。
コンビ張り(コンビバリ)
チェアの張地を、背と座で異なる色にする張り方。
サ行
サーキュシート(サーキュシート)
座面の前部が下に折れ、大腿部の圧迫を軽減する機能。むくみ軽減効果があり、女性向けチェアカシコに搭載されている。

関連ページ: 女性向けチェアカシコ

サービスワゴン(サービスワゴン)
飲み物や料理の運搬などのサービスにて使用するワゴン(足に車輪をつけ、移動を便利にした荷台)を指す。
座位基準点(ザイキジュンテン)
人間と椅子の座面が接する基準点。チェアやデスクを設計する際、この点を原点とし、すべての寸法を算出している。
再生樹脂(サイセイジュシ)
種類を分別し、もう一度原料として再利用する樹脂。
再生布地(サイセイヌノジ)
植物系と化学系の2つに分けられ、植物系は天然繊維の性質を持った物質(木材パルプ、綿)を溶かして繊維に作り変え布地に仕上げたものであり、化学系はペットボトルを再生してできた繊維で仕上げた布地のこと。
サイドテーブル(サイドテーブル)
主テーブルや机(デスク)の脇などに置く小さな卓のこと。
サイドボード(サイドボード)
横長で低い収納棚。
シートアングルストッパー(シートアングルストッパー)
チェアの背もたれ角度を固定する機能。
Gマーク(ジーマーク)
グッドデザイン賞を受賞した製品等に表示することができるマーク。(→グッドデザイン賞)
JIS(ジス)
日本産業規格の略称。
島型対抗式(シマガタタイコウシキ)
1人分のデスクとイスを2列向かい合わせに並べて、管理職だけ大きめのデスクを垂直に置くオフィスレイアウト方法。
集成材(シュウセイザイ)
細かく製材した無垢の木材を高圧で接着し、再度製材して1枚の板状に加工したもの。材の安定性が高く、無垢材に比べて反りや割れ、歪みを生じる可能性ははるかに少ない。
樹脂メッキ(ジュシメッキ)
プラスチックなどの表面にメッキを施す手法。真空中で金属や化合物などを加熱蒸発させ、その蒸気を素材の表面に薄膜状に定着させる「蒸着メッキ」手法で行われる。
受注生産品(ジュチュウセイサンヒン)
注文を受けてから生産をする商品のこと。
JOIFA(ジョイファ)
社団法人日本オフィス家具協会の略称。
上下連結(ジョウゲレンケツ)
家具や什器を上下に連結し、設置すること。
情報コンセント(ジョウホウコンセント)
パソコンなどの端末をLANや電話線などの配線システムに接続するために、容易に抜き差しできるようにした接続口。
シリンダー錠(シリンダージョウ)
筒を組み合わせた形状で、これに鍵を差し込み、回転させることで開閉する錠前のこと。
シンクロロッキング(シンクロロッキング)
オフィスチェアの調節機構で、ある部分の動きに合わせて他の部分が連動する構造を指す。背もたれの傾きと座面の角度が連動する機構が多い。
芯材(シンザイ)
表皮素材に包まれた中身の素材。表皮素材が装飾的な機能を持つのに対し、芯材は実用的な機能を担当する。
スタッキング(スタック、スタッカブル)(スタッキング)
積み重ねができるという意味。チェアやテーブルを積み重ねすることで収納スペースを抑えられ、運搬もしやすくなる。
スチール中空構造(スチールチュウクウコウゾウ)
スチール製で、中に空間のある構造。
スチールロッド(スチールロッド)
鋼鉄を棒状に加工した素材。スチールパイプと異なり、断面が中空でない無垢の棒である。強度は高いが重い。デザイン上でフレームを細くしたいときに使われることが多い。
ステンレススチール(ステンレススチール)
鋼鉄にクロムやニッケルを配合して耐食性を高めた素材。一般には単に「ステンレス」と呼ばれる。硬度・強度が高く、延展性にも優れている。
スライド収納(スライドシュウノウ)
スライド式の収納形態。スペースセービングに優れるため、収納効率の向上が図れる。
背合わせ連結(セアワセレンケツ)
家具や什器を背中合わせに連結し、設置すること。安定性が高まるため、転倒防止などの目的で利用されることも多い。
成型合板(セイケイゴウハン)
木材はその性質上曲げ加工には適さないが、薄板に加工した後に熱や蒸気を加えながら型に入れ、圧力をかけて接着することで曲げ加工を可能にしたものが成型合板である。
背板(セイタ)
机(デスク)・テーブル・キャビネットなどの背面の板。
積層合板(セキソウゴウハン)
薄い板状に製材した木材を接着剤で貼り合わせた合板。俗に「ベニヤ板」と呼ばれる。強度が高く、反りやゆがみなどの変形も少ないうえ、比較的安価である。表面に突板やポリエステル樹脂板を貼り付けた化粧合板もある。
セパレートロッキング(セパレートロッキング)
座面が前・後部に2分割されており、背と座の後部が連動して傾く機能。
セルビング(シェルビング)(セルビング(シェルビング))
書架・棚のこと。
センター引出し(センターヒキダシ)
机(デスク)やテーブルの天板下につける浅い引出しのこと。
双輪キャスター(ソウリンキャスター)
転がりをよくするため、2つの車輪を持つキャスター。軽い力で転がり、向きも変えやすい。カーペット用ナイロン双輪キャスター、Pタイル用ウレタン双輪キャスターなど、使用条件に応じたものがある。
ソーシャルディスタンス(ソーシャルディスタンス)
社会的距離。ビジネス上で相手の上半身あるいは全身を見ながら普通の声量で対話ができる、適切な距離のこと。プロクセミックスでは、φ1600mmが、最も適切な距離とされている。
象嵌(ゾウガン)
象嵌細工とは木材や金属などの表面を浅く掘り、そこに別の素材をはめ込んで文様をつくる装飾技法である。こうな技法と複雑な作業工程を要するため、装飾性の高い高級家具や楽器、建築内装などに使われる。
ソフトシェルベンディング(ソフトシェルベンディング)
オフィスチェアの調節機構の一種。人間が座っているときの自然な動きを考慮し、荷重が一点に集中しないように耐圧を分散させるクッション形状を採用、広い面積で荷重を受け止める構造である。またシェルが身体の動きに合わせて自然にしなり、身体への負担を最小限に抑えている。
タ行
耐火金庫(タイカキンコ)
火災による災害から大切なものを守る耐火性に優れた金庫
対向配線(タイコウハイセン)
向かい合う机(デスク)間の配線。
体重感応メカ(タイジュウカンノウメカ)
座る人の体重に合わせて、自動でロッキングの強さを調節する機能。エピオスチェアに搭載されている。

関連ページ: エピオスチェア

耐震ベース(タイシンベース)
収納家具の土台。床面に固定するための金具がついており、地震対策になる。
代替素材(ダイタイソザイ)
あるものの代わりとなる素材。
ダイヤル錠(ダイヤルジョウ)
数字などを表示したダイヤルを回し施錠する錠前
ダイヤルロック型(ダイヤルロックガタ)
ダイヤル錠を用いる施錠方式。(→ダイヤル錠)
タスクライト(タスクライト)
部屋全体の照明のほかに、作業する人にとって必要な明るさが届くように配慮された機能的な照明。
立上げ配線カバー(タチアゲハイセンカバー)
床から立ち上がったコード類をまとめ、すっきりと配線できるパーツ。
縦配線(タテハイセン)
垂直方向の配線。机上から床面への配線など。
棚板(タナイタ)
棚として使用される板。
棚爪(タナツメ(タナヅメ))
棚をキャビネット等の本体に設置する際に使用する固定金具。
棚ピッチ(タナピッチ)
棚の高さ方向の設置間隔。
W(ダブリュー)
幅(width)
ダブルサスペンション(ダブルサスペンション)
デスクや収納の引出しをスムーズにスライドさせる機構。二重にスライドするレールを使用し、デスクの奥行をフルに生かした、奥行の長い引出しが設けられる。
単輪キャスター(タンリンキャスター)
車輪が1つのキャスター。シンプルな構造で強度が高く、重量物の運搬に適している。比較的安価である。
中間収納(チュウカンシュウノウ)
壁面ではなく、オフィスフロアの中間部などに設置する収納形態。各セクションのオープンな間仕切や通路づくり、またカウンターとして、多用途に使用ができる設置方法。
チルト(チルト)
チェアの背もたれと座が一緒に傾く機能。背座間の角度は変わらない。
突板貼り(ツキイタバリ)
合板などの表面に天然木の薄板(突板)を貼った仕上。家具や建築素材では高級仕上とされるが、仕上や素材によって多種多様である。合板の長所である変形(反りや歪み)の少なさと天然木の質感を併せ持つ。
D(ディー)
奥行き(Depth)
T型肘(ティーガタヒジ)
T字型のチェア用固定式肘。
テーパー形状(テーパーケイジョウ)
わずかの傾斜がついた形状のこと。
テーパードエッジ(テーパードエッジ)
テーパートは先細りになる形状の意味。天板前縁の角を緩やかなカーブに仕上げた天板などが、代表例。
デスクパネル(デスクパネル)
机(デスク)にとりつけて使用するパネル。
デスクマット(デスクマット)
机(デスク)の天板上に置き、傷防止などの目的で使用するマット。
デュアルモーション(デュアルモーション)
2つの動きをくみあわせた機構。
テレスコピック・リンク(テレスコピック・リンク)
折りたたみチェア開閉時に脚部パイプをスライドさせ、前脚と後脚の連結部に指を挟む危険を防止する機能。
テンキーロック型(テンキーロックガタ)
テンキー(数字キー)を用いる施錠方式。
電子ロック(デンシロック)
施錠・解錠が電子的な情報の照合によって制御される施錠方式。ICカードやテンキーなどが利用される。
天板(テンバン(テンイタ))
机(デスク)・テーブル・カウンターなどの上面の板。
等分布加重(トウブンプカジュウ)
加重対象の範囲に均等にかかっている荷重。
トーションバー(トーションバー)
「ねじれ棒」の意味。金属棒のねじれによるバネ効果(ねじりに対して復帰しようとする力)を利用したスプリングの一種。最大の利点はコンパクトなこと。
扉自閉装置(トビラジヘイソウチ)
力を加えずに自動的に扉を閉めることが出来る装置。
ナ行
内筒交換錠(ナイトウコウカンジョウ(ウチヅツコウカンジョウ))
シリンダー(内筒)を交換できる錠のこと。シリンダー交換することで容易にナンバー違いのカギに変更可能。
ナイロンキャスター(ナイロンキャスター)
カーペット敷きのオフィスなど、軟質床に適したキャスター。
ナイロン樹脂(ナイロンジュシ)
ナイロン繊維と類似の構造を持つポリアミド系高分子素材。硬度が高く、耐屈曲性・耐摩滅性に優れている。また摩擦抵抗が少ないため、煽動部分に用いると非常に滑らかな動きをする。
ナラ(楢)(ナラ)
日本でもっともポピュラーな樹木のひとつ。欧州原産のオークの類似種だが、色調はより明るい。加工性は良く、家具や建築材料として多用される。
ニーチルト(ニーチルト)
オフィスチェアの調節機構の一種。ひざを支点にして、体重を後ろに掛けると座面の前縁は変わらず、後方だけが下に傾くように設計された機構。大腿部に負担を掛けず、快適な姿勢が保てる。
二重引出し防止装置(セーフティロック)(ニジュウヒキダシボウシソウチ(セーフティロック))
ひとつの引出しを引き出すと、他の引出しがロックされる装置。引き出しを出したことによる重心移動が原因の転倒を未然に防ぐことができる。
人間工学(ニンゲンコウガク)
人間の身体的・生理学的特性を研究し、機械や環境の設計に役立てる学問。エルゴノミクス・デザインにも活用される。
ネスティング(ネスト、ネスタブル)(ネスティング)
入れ子構造にできるという意味。入れ子式(主に水平方向)に重ねることで収納スペースを抑えられる。別名:平行スタッキング
ノックダウン(ノックダウン)
組立・分解が容易に行えるように考慮された構造のこと。通常は主要部材が加工・仕上済の半完成ユニットになっており、これを組みたてるだけで完成する「ノックダウン構造」が採用されている。
ハ行
パーソナルディスタンス(パーソナルディスタンス)
個人的距離。お互いの細かい表情を確認しながら対話ができる距離のこと。私的なコミュニケーションからビジネス上のコミュニケーションまで使われる。
パーティション(パーテーション、パーテション)(パーティション(パーテーション、パーテション))
間仕切。容易に移動が出来る移動間仕切や、レイアウト変更時など目的に応じて撤去・移設ができる可動間仕切、収納機能や耐火機能を有した間仕切など様々な用途に合わせて利用できる間仕切がある。
配線ユニット(ハイセンユニット)
デスクや収納家具の配線を収めるためのオプション。
ハイパーティション(ハイパーティション)
背の高いパーティション。天井高まで仕切ることで会議室等の個室空間を作ることができる。天井工事が必要。
パイピング(パイピング)
布の端をバイヤステープや他の布でほつれないようにくるみ、始末する方法。装飾的な意図で用いられることが多い。
波形スチール(ナミガタスチール)
表面に波型の凹凸のついたスチール。
パッシブ・スライド・シート(略称:P.S.S)(パッシブ・スライド・シート)
チェアに座ると、座が沈みながら後方へスライドする機構。スピーナチェアに搭載されている。

関連ページ: スピーナチェア

発泡ウレタン(ハッポウウレタン)
ポリウレタンを原料に発泡させた合成ゴム系素材。「ウレタンフォームラバー」ともいう。軽量で弾力性に富み、また復元性や断熱性も優れた素材である。成型の自由度が高いことも特長で、近年ではかなり大きな部材まで一体成型することが可能。
ハニカム構造(ハニカムコウゾウ)
蜂の巣上の芯材(ハニカムコア)を薄い2枚の板でサンドイッチした構造体。軽量ながら極めて高い曲げ剛性、ねじり剛性を得ることができる。素材は、アルミ、木。紙、カーボンファイバーなど多種多彩である。
巾木(ハバキ)
壁面(パーティション)や家具の最下部に取り付けられる仕上材。床と壁の接点部分に細長く取り付けられ、壁や家具を保護する。
張りぐるみ(ハリグルミ)
木材や樹脂などの構造を張地で包み、チェアのシェルが表面に露出しない構造。
ハンガークレードル(ハンガークレードル)
ハンガーフォルダーの受け台となるパーツ。ハンガー式のファイルやフォルダを吊るして整理することができる。(→ハンガーフォルダー)
ハンガーフォルダー(ハンガーフォルダー)
吊り下げ式の書類挟み。 ハンギングフォルダー
ハンギング(ハンギング)
壁やパネルに掛けたり吊り下げること。
パンチング(パンチング)
鋼板(ステンレス・鉄・アルミなど)にプレス(金型)でたくさんの穴をあけた加工。
Pタイル(ピータイル)
プラスチックタイル。オフィスなどの床に用いられる。硬質。
ビーチ(ビーチ)
湿帯北部に育つ広葉樹で、ヨーロッパではナラ材とともに木工業材として最もポピュラーな木材である。日本ではブナと呼ばれる。美しく決め細かな木目を持つ白木材で、淡い褐色を持つこともある。無垢材のまま曲げ加工を行うこともできるなど、加工に適した性質を持つのも特長。
PP貼り(ピーピーバリ)
紙の表面にPP(ポリプロピレン)フィルムを密着させた加工仕上。汚れや湿気に対する耐久性が高まるため、書籍などのカバーに用いられることが多い。
ヒールポイントメカ(ヒールポイントメカ)
かかとを中心とした軌跡により、腰とチェアのずれをなくして、座る人の腰をやさしくサポートするロッキング機構。
引出し型(ヒキダシガタ)
引出し収納のついたキャビネット型式。
飛散防止フィルム(ヒサンボウシフィルム)
ガラス等に張ることで、割れた際に破片を飛散させないようにする防護フィルム。
非接触ICカード(ヒセッショクアイシーカード)
ICチップを搭載したカードで、リーダやライタに完全に接触しなくても通信ができるカード。身分証明書やプリペイドカード等で利用されている。
ヒップチルト(ヒップチルト)
オフィスチェアの調節機構の一種。チェアの背と座面の角度が変化する際、臀部と背中を支えるポイントがずれると血行を妨げ、身体に余分な負担がかかる。こうした状況を防ぐため、骨盤部から背骨に当たる部分を一体構造とし、姿勢が変化して背の角度が変わっても身体がチェアにフィットするよう設計された。
ビニールレザー(ビニールレザー)
軟質ビニールシートの表面に天然皮革のパターンを転写した素材。耐久性が高く柔軟性に優れ、着色も容易であるが、通気性が悪いという欠点がある。比較的安価なため、天然皮革の代用に使われることが多い。
平机(ヒラツクエ)
小引き出し程度しか収納機能がついていない机。収納が必要な場合はサイドワゴンを付属することで補う。
平積み(ヒラヅミ)
平らな床にチェアなどを積み重ねること。
ビルトインタイプ(ビルトインタイプ)
組み込みタイプ。建築または工事の際にあらかじめ組み込んで設置される方式。
ファイルメーター(Fm)(ファイルメーター)
書類やファイルの量を表す単位。書類の大きさに関わらず、積み上げたときの高さをメートル単位で表す。キャビネットや保管庫の収納量を決める際などに用いられる。
フィックスタイプ(フィックスタイプ)
固定タイプのこと。
フォーワードメカ(フォーワードメカ)
座の前・後傾機構と背のロッキングの2つを組み合わせた複合機構。
ブラケット(ブラケット)
壁面に取り付ける照明器具。または、他のパーツを支える支持材。
プラスターボード(プラスターボード)
石膏ボード。壁や天井などで使用される。
フラッシュ構造(フラッシュコウゾウ)
木製の家具や扉などで板の内部が中空のもののこと。2枚の薄板の間に部分的に芯材を入れて強度を保つ合理的な設計である。しかし安価な反面、強度が低く、食管・品質間に掛けるという欠点を持ち、近年では芯材にハニカムコアを利用して強度を高めた構造が開発されている。
フラットヒンジタイプ(フラットヒンジタイプ)
キャビネットの扉等に利用されるヒンジが表面に出っ張らないタイプ。表面にヒンジが見えないので、外観がすっきりする。
フラップ天板(フラップテンバン)
跳ね上げ式天板。(→天板)
プラパート(プラパート)
床面保護の目的でチェアの脚裏に取り付ける樹脂部品。
フリーアクセスフロア(フリーアクセスフロア)
2重床の構造で、床下配線ができるようにしたもの。OAフロア。
フリーアドレス(フリーアドレス)
個人に固定席を割り当てずに共有席(デスク、設備など)を用意し、出社した従業員/ワーカーは空いている席を使って仕事を行うスタイルのオフィス形態のこと。
フリーロッキング(フリーロッキング)
角度が固定されず、荷重に応じて自由に背もたれが傾く機能。
ブレスバック(ブレスバック)
息を吸い込んだとき、吐いたときそれぞれを最適なラインで支える背もたれのロッキング構造。女性が楽に起き上がれる6°までの傾斜が可能。カシコチェアに搭載されている。

関連ページ: カシコチェア

ブロー成型(ブローセイケイ)
溶けた樹脂を金型に流し込み、中に空気を入れて成型する方法。中空型のパーツができる。
フロートベンディングシート(略称:F.B.S)(フロートベンディングシート)
ベンディングシートを左右のサイドヒンジで柔軟に支える構造。座面がより自由にたわみ、さまざまな姿勢変化にフレキシブルに対応する。
プロクセミックス理論(プロクセミックスリロン)
対人近接学。アメリカの文化人類学者エドワード・T・ホールが提唱した、人の個人的距離や社会的距離を著した理論。φ1600mmは、集中できる個人空間を保つとともに、ワーカー同士のコミュニケーションに適した距離といわれている。
粉体塗装(フンタイトソウ)
金属塗装法の一種。粉末の樹脂塗料を被塗装材に付着させ、これを熱処理することで塗膜を形成する方法。均一で強靭な塗膜が得られ、揮発性溶剤を使わないので環境保全面でも優れている。
ヘアライン仕上(ヘアラインシアゲ)
ステンレスやアルミなどの金属表面に、髪の毛のような繊細な線を一定方向につけるつや消し仕上。光の当たる角度によって独特の光沢を発し、金属素材に効果的なアクセントを加えることができる。
平均演色性評価数(ヘイキンエンショクセイヒョウカスウ)
いかに基準光源による色彩を忠実に再現しているかを指数で表したもので、原則として100に近いほど演色性が良いと判断される。(→演色性)
平行スタッキング(ヘイコウスタッキング)
水平方向に積み重ねていくこと。
ベース(ベース)
キャビネット等の土台。
壁面収納(ヘキメンシュウノウ)
オフィスの壁面にキャビネットを設置する収納形態。天井までのスペースを、収納部として有効に活用できる。天井高までの調整は上置き棚や笠木により、バランスよく統一できる。
ヘッドサポート(ヘッドサポート)
チェアに取り付ける、頭部を支えるパーツ。別名:ヘッドレスト
ベンディングシート(ベンディングシート)
多数のスリットが入り、荷重に応じて自在にたわむチェアの芯材。長時間座っても疲労が少ない。
防盗金庫(ボウトウキンコ)
盗難や犯罪の防止を目的とした、防盗性に優れた金庫。
ボードファスナー(ボードファスナー)
石膏ボードや中空壁などに用いるアンカー。
ホーロー仕上げ(ホーローシアゲ)
金属の表面にガラス質の釉を塗布し、高温で焼付け形成した仕上のこと。金属面の保護や装飾を目的に行われ、日用生活品から化学工業用品にまで活用されている。
ポストフォーム加工(ポストフォームカコウ)
メラミン化粧板に熱を加えて行う曲面加工。
ポリエステル(ポリエステル)
高分子化合物の一種。抗張力・折り曲げ強度の高さを活用して什器などの強度部材として活用される場合が多い。また絶縁性にも優れるため、各種電気製品にも多用されている。
ポリエステル化粧合板(ポリエステルケショウゴウハン)
「ポリ合板」とも呼ばれる。熱可塑性樹脂であるポリエステル樹脂は抗張力・折り曲げ強度が高く、合成繊維や樹脂に多用される。合板の上にポリエステル樹脂を含浸させたパターン紙を熱で圧着し、接着したものが「ポリエステル化粧合板」である。一般に壁面・家具等では垂直面に使用し、傷がつきやすい天板面等には使わない。
ポリカーボネイト樹脂(ポリカーボネイトジュシ)
エンジニアリングプラスチックスの一種。透明性、耐衝撃性、耐熱性に優れている。
ポリプロピレン(略称:PP)(ポリプロピレン)
高分子化合物であり、引っ張り強度が高く、さまざまな成型品に利用されている。
マ行
前板(マエイタ)
収納家具の引出しなどの前面の板。
幕板(マクイタ)
デスク、テーブル、カウンターなどの裏面の板(天板と脚をつないでいる板)
幕板トレイ(マクイタトレイ)
幕板にOAタップや余長ケーブルを収納できるようにするためのトレイ。
間口方向(マグチホウコウ)
正面から見たときの幅方向(横方向)のこと。←→奥行き方向
柾目(マサメ)
年輪の中心を通る線上で切った材で、通直な木目が得られる。希少価値が高く、より高級とされ好まれる傾向にある。
マジックドア型(マジックドアガタ)
扉を90度開けると本体の両側に扉がスライド収納できるドア機構のキャビネット型式。
マット塗装(マットトソウ)
つや消し塗装、またはつや消し塗装仕上のこと。
マップケース(マップケース)
図面サイズ(A0,A1,A2等)の大型用紙を収納できる保管庫。
マホガニー(マホガニー)
世界的な優良材のひとつとしてあげられ、家具、建築、船舶、装飾材として使用されている。派手な木目は持たないが、一般に「マホガニー・カラー」と呼ばれる深みのある濃赤褐色が特徴。
ミラー仕上げ(ミラーシアゲ)
高級家具などで使われる仕上げの方法。鏡のような光沢がある。鏡面仕上げ。ミラーフィニッシュ。
無垢材(ムクザイ)
単一の木材から切り出された一枚板、またはこれを加工した部材。無垢材は反り・割れ・歪みなどが生じやすいため、加工前には十分な乾燥を行う必要がある。
メタリック塗装(メタリックトソウ)
顔料に粉末状の金属や雲母等を混入し、金属的な質感を持たせた塗料を用いた塗装仕上。アクリル系・エナメル系・ラッカー系など、さまざまな種類の塗料で可能。
メッキ仕上げ(メッキシアゲ)
素材の表面を金属の薄膜で覆う仕上げ。スチール部品等の仕上げに多用される。腐食対策、装飾などの目的で行われる。
メラミン化粧板(メラミンケショウイタ)
パターンが転写された紙にフェノール樹脂を含浸し、加熱・加圧して熱硬化性のメラミン樹脂でコーティング仕上を施したもの。塩ビ化粧(合)板などに比べて耐熱性・耐薬品性・耐摩耗性に優れ、デスク・テーブルの天板化粧材として一般的である。
メラミン焼付塗装(メラミンヤキツケトソウ)
メラミン樹脂系の塗料を使用し、塗装後に専用の高温ブースで焼付乾燥を行う仕上。と幕は硬度が高く耐久性に富む。
免震ベース(メンシンベース)
収納家具の土台。地震を察知するとロックが外れ、地震のエネルギーを低減させて、キャビネットを転倒しにくくしてくれる。
ヤ行
焼付塗装(ヤキツケトソウ)
金属塗装方法の一種。塗装後に高温の乾燥ブースで強制乾燥を行い、塗膜の強度を高める手法。
有効内寸法(ユウコウナイスンポウ)
実際に使用可能な内寸法のこと。 
UV塗装(ユーブイトソウ)
UVは紫外線(ウルトラバイオレット)の略。塗料中に紫外線に反応して硬化するリアクター(硬化剤)が混入された「UV塗料」を使用する塗装仕上。美しい鏡面仕上げが得られ、また塗膜の硬度はきわめて高いため、傷がつきにくい。
床固定(ユカコテイ)
専用固定金具によりコンクリート床に家具を固定する方法。オフィスのレイアウト、フレキシビリティを配慮する必要がある。
床スラブ(ユカスラブ)
床板。鉄筋コンクリート造の建築物では厚いコンクリート製の構造床を指す。
ユニバーサルデザイン(ユニバーサルデザイン)
ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいう。
ユニバーサルプラン(ユニバーサルプラン)
オフィス等において、机の大きさなどの執務スペースを統一してその配置を固定しておき、組織変更や人事異動の際に人だけを移動させる方式。レイアウト変更にかかるコストの削減が可能となる。
横配線(ヨコハイセン)
水平方向の配線。隣り合うデスク間との配線を含む場合もある。
横連結(ヨコレンケツ)
家具や什器を左右(水平方向)に連結し、設置すること。
ラ行
ラッカー塗装(ラッカートソウ)
優れた耐水性を生かして建築・家具から船舶にいたるまでさまざまな分野の仕上げ(特に木質素材)に使われている。合成樹脂系の塗料に比較すると、塗膜を薄く仕上げることができ、乾燥が極めて速いのも利点。
ラッチ機構(ラッチキコウ)
扉や引出しが地震や反動で開いてしまう事を防止するための簡易施錠。デスク、ワゴン、書庫の扉の機能。
ランバー・サポート(ランバー・サポート)
チェアに座った際の腰を支える機能。背もたれと腰の間にできる空間を補うことで、背骨のS字ラインをキープし、疲労の軽減に役立つ。
リスクマネジメント(リスクマネジメント)
組織的に危機管理すること。
リデュース設計(リデュースセッケイ)
パーツを共有化するなど、廃棄物の排出そのものを抑制することを意識した設計のこと。
リバーシブル(リバーシブル)
表裏両面とも使える構造・部材のこと。
両袖机(両袖デスク)(リョウソデツクエ(リョウソデデスク))
両側に、収納用の引出し(袖箱)がついたデスク。
両開き扉型(リョウビラキトビラガタ)
2枚扉で、中央部から左右分かれて開く扉のついたキャビネット型式。
リロッキング装置(リロッキングソウチ)
金属のロック装置。ダイヤルが壊されてもロックが外れない防盗機構。
リンク機構(リンクキコウ)
テーブルにて、天板の折りたたみと同時に幕板が下がる機構。
ループ肘(ループヒジ)
ループ上のチェア用固定式肘。
ルクス(ルクス)
国際単位系(SI)における照度の単位。1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされるときの照度
レベルアップワゴン(レベルアップワゴン)
天板を上下昇降できるタイプのワゴン。
連増タイプ(レンマシタイプ)
単体形式に増連結するタイプのこと。
ローパーティション(ローパーティション(ローパーテション))
背の低いパーティション。空間を仕切り半個室空間を作ったり、通路や執務空間で視野を遮る目的で利用される。天井工事が不要。
ロッキング(ロッキング)
荷重により背座が傾く機能。
ロッキングレンジ(ロッキングレンジ)
背座の傾きの角度のこと。
ワ行
ワークステーション(ワークステーション)
一人または複数のグループが業務を行う執務空間でオフィスの基準スペースともなる。従来は一人にひとつのワークステーションが割り当てられるのが一般であったが、最近ではフリーアドレス化の導入によりかならずしも個人の固定席ではなくなってきている。
ワークスペース(ワークスペース)
執務空間。仕事をする空間、働く場所を指す。
ワードローブ(ワードローブ)
コートやシャツなどの衣服を吊るす収納棚。
ワイヤートレイ(ワイヤートレイ)
天板下に配線を収納できるトレイ。
脇机(ワキヅクエ)
机のわきに置いて、机の補助的な役目をさせるもの。袖机(そでづくえ)。
ワゴン(デスクワゴン)(ワゴン(デスクワゴン))
キャスターのついた収納庫。平机などと併用し、収納スペース等を補うもの。サイドワゴン。