DURALEX(デュラレックス)は、1939年世界で初めて、強化ガラス製のタンブラーを製造、
1946年にDURALEXブランドとして確立させました。
シンプルな中にも味のあるデザイン。フリーザーから電子レンジへ、
テーブルから食器洗浄機へと、現代生活に即した利便性。
そんなDURALEX製品の秀逸した品質への評価はフランス国内に留まらず、
1960年代から全世界にむけて輸出されると同時に、DURALEXの名は広く世界中に知られることとなりました。
以来、今日に至るまでグラスウエアの機能性とデザイン性の両面から研究と開発を積み重ねております。
PICARDIE(ピカルディ)
PICARDIE AMBER(ピカルディ アンバー)
PRISME(プリズム)
PROVENCE(プロヴァンス)
LYS BOWL(リスボウル)
DURALEX(デュラレックス)について
【フリーザーからそのまま電子レンジへ。テーブルから食器洗浄機へ】
DURALEXは、衝撃に強く、また急激な温度変化にも耐えることができる『全面物理強化ガラス製品』です。
強さだけではなく、シンプルな中にも味のあるデザインが高い評価を受け、約半世紀にわたってフランスから世界中の食卓に広がり、愛され親しまれてきました。
強さ、使い勝手の良さ、シンプルデザイン、全ての点で私たちの暮らしのデイリーユースにふさわしいグラスウェアです。
【DURALEXならではの便利な使い方】
グラスに直接熱湯を注いだり、ガラス器のまま冷凍した食品を電子レンジで温めたりと、普通のガラス製品では不可能な使い方がDURALEXでは可能です。
ただし直火での使用は出来ませんので取り扱い上の注意をよく読んでDURALEXの性質を充分ご理解頂き、その特性を生かした使い方で暮らしにお役立てください。
DURALEXの全面物理強化ガラス製品なら使用可能です。
食器洗浄器
電子レンジ
熱湯(100℃)
フリーザー(-25℃)
品質管理と安全設計
【徹底した品質管理】
徹底した品質管理のもとに、強度や耐熱性についての数種のテストを行い、これらをクリアしたものだけが製品化されています。
1、熱衝撃テスト
製品を150℃まで加熱し、その後20℃の冷水の中へ入れてテストします。
温度差130℃に対し破損率は0%を基準としています。
1%でも破損があった場合そのロットはすべて処分されます。
2、機械衝撃テスト
ボウル、タンブラー、皿の口部を下に鉄板の上に落下させ、強化加工が確実になされているかテストします。
各アイテム毎に落下高度を規定しており、破損率が基準値以上の場合そのロットは全て処分されます。
以上の代表的検査以外にも下記のBやCのような徹底した品質検査を受けた後DURALEXとして出荷されます。
A.落下テスト
B.鉄球による衝撃テスト
C.スライド衝撃テスト
全面強化ガラスのメーカーは世界で約10社ほど有りますが、以上のような徹底した品質管理を行いDURALEX工場は1994年にISO9003基準をクリアしています。
【強さの秘密】
強さの秘密は、その製造工程にあります。
鋼鉄を作る工程に似ているのですが、ガラスを700℃に熱してから、一気に20℃にまで冷却すると表面にクルミの殻のような固い保護膜ができます。
これがDURALEXの強さを作りだしている秘密なのです。
普通のガラス製品に比べDURALEXは、2〜3倍の衝撃強度を持っています。
また通常ガラスの耐熱温度差が約60℃であるのに対し、130℃の温度差に耐える事ができます
【万が一の破損に対する安全設計】
全面強化ガラスは、非全面強化ガラスに比べ遥かに丈夫なものですが、ガラスである以上割れないわけではありません。
全面強化ガラスは、表面の圧縮層を突き破るほどの衝撃あるいは断続的負荷を受けると、割れがガラス全体に広がり、粒状(小さなブロック状)に割れていきます。
その際、割れは表面に対して垂直に進む特性があるので、非全面強化ガラスのような薄く鋭利に尖った割れ方をしません、使用者の身体を深く傷つける危険度を極力低くする設計をされています。
万が一破損が起きた場合も使用者が大きなけがをしないよう、極力傷を負わないよう、これがDURALEXの安全に対する考え方です。
全面強化ガラス特有の破損と破損時の音
粒状に割れることで使用者に大きな傷を負わせないよう設計されていますので危険度の小さいものですが、音を伴う点と割れが全体に及ぶ点で、非強化ガラスの割れ方とは大きく異なり、全面強化ガラスの割れ方の特性として十分ご理解頂きたいと思います。
-
非強化ガラス製品の破損
破片が刃物のように鋭利に尖り、身体を深く傷付ける可能性があり危険です。 -
全面強化ガラス製品の破損
破片は、「氷砂糖」のような粒状になり、尖らないように設計されています。
【全面強化ガラスと耐熱ガラスの違い】
強化ガラス
強化ガラスは機械衝撃に強いほか温度差に対しても強く、電子レンジでの使用が可能です。
しかし強化ガラスはいわゆる耐熱ガラスではありませんので直火やオーブンでの使用は出来ません。
耐熱ガラス
耐熱ガラスは熱衝撃に耐えることを目的に作られています。
熱によるガラスの膨張の度合が、通常のガラスや強化ガラスの比較して非常に小さく、オーブンでの使用が可能です。
ご使用になる際の注意事項
【ご注意いただきたいこと】
・電子レンジでご使用の場合、製品の中に何も入っていない状態で使用するのは避けて下さい。
・加熱したDURALEX製品を濡らした布や冷えた作業台の上に置いたり、急に冷水に入れる事はなるべく避けて下さい。
・積み重ねが可能なDURALEX製品以外は重ねての保管は避けて下さい。傷などがつく事が有ります。
・ひび割れ、かけ割れ(口部は特に)をしたDURALEX製品は、絶対に使用は避けて下さい。又、ガラスを修復しての使用も絶対に避けて下さい。
・DURALEX工場以外での製品に対する二次加工(プリントや色付け)は全面強化ガラスの特性を損ないますので避けて下さい。
使用禁止
オーブン禁止
直火禁止
ホットプレート禁止
電熱器禁止
【洗い方について】
・食器洗浄機で洗えますが、食器洗い機を使用の場合、ガラス同士や他の製品と互いにぶつからない様に充分にご注意下さい。
特にガラスの口部同士を接触させての洗浄は破損しやすく危険ですのでご注意下さい。
・手洗いの場合プラスティック及びナイロンスポンジを使用下さい。
金属タワシ等の表面を傷つける類いの用具は破損の原因になりますので、避けて下さい。
【製品底面の刻印】
全てのDURALEX製品には「DURALEX」の刻印が入っています。
形状デザインの類似コピ−製品には御注意下さい。
(トレ−ドマ−クDURALEX製品はフランス及びスペイン工場のみで生産されております。他の地域の製品はDURALEXではありません。)