茶葉及び熱湯量は一人分×杯数(茶葉は気持ち少な目でも良い)、蒸らし時間は変わりません。
理想の風味を皆で、あるいは何杯も楽しむためにはティーポットを2つご用意いただき、蒸らし終えたら茶こしを使いながら2つめのティーポットに注ぎきる事をお勧めします。
基本の入れ方より茶葉の量を増やしたり、 蒸らし時間を長くとる事によって、 少し濃く紅茶を淹れます。
良く知った風味の紅茶を最初からミルクティーで楽しみたい場合は、先にカップに牛乳を入れてから紅茶を注ぐ方法をお勧めします。
牛乳と紅茶の風味が一体となったおいしさをお楽しみいただけるでしょう。
反対に初めて飲む紅茶などはストレートティーで少し楽しみ、その紅茶の特性を判断してからお好み量牛乳を入れても良いでしょう。
牛乳は温めると独特の香りが出たり膜が張る事もありますので、温めずに使います。
牛乳の冷たさで紅茶の温度が下がるのを避けたい時は、クリーマーをお湯で温めてから牛乳を入れてサーブすると良いでしょう。(温め用の湯は捨てます)
一口に牛乳といっても、製品によって殺菌方法(超高温殺菌法か、それより低温か)の違いや脂肪の均一化(ホモジナイズ)の有無などの違いがあり、牛乳の風味に違いを与えます。
お気に入りの紅茶に一番合う牛乳はどれか、あれこれ試してみるのも楽しいですね。
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氷で薄まるのを見越して茶葉の量を増やし、少し濃く紅茶を入れるのがポイントですが、さらりとしたアイスティーをゴクゴクと飲みたい時は基本と同じ濃さでも問題ありません。
氷をたっぷり入れたグラスに紅茶を注いで、急冷します。
アイスティーを作る際一番気を付けたいのはクリームダウン。
クリームダウンとは抽出した紅茶内で温度低下とともにタンニンとカフェインが結合し、アイスティーが濁ってしまう現象です。
緩やかな温度低下とともに結合しやすいため、クリームダウンを避けるには急冷する事が大切です。
その他タンニンが少ない紅茶を選んだり、紅茶抽出液にお砂糖を入れて成分結合しにくくしてから急冷するといった工夫も有効です。
ちなみにクリームダウン自体は人体に有害なものではありませんので、どうしても濁ってしまう場合はアイスミルクティーにして楽しむのも手です。
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水200~250mlに対して茶葉3gを入れ、フタをして冷蔵庫で抽出・保管します。
抽出時間の目安はフレーバーティーは2~3時間程、ダージリンは6~8時間程を目安に。
生ものですので、その日の内に飲みきってください。
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冷たい紅茶にガムシロップを入れると、いきいきとした美味しさに。
ご自宅でも簡単に作る事ができます。
1.小鍋に水80mlと上白糖100gを入れ、火にかけます。
2.砂糖が完全に溶けたら火を止め、冷まします。
3.密閉できる容器に入れ冷蔵庫で保存すれば3週間ほどOK!
1.手鍋に茶葉6~9gと水200mlを入れ火にかけます。
2.一煮立ちしたら、牛乳150mlとお砂糖をお好み量入れ、もう一煮立ちさせます。(お砂糖はお好みですが茶葉と同じ分量または少し多めに。)
3.火を止め、茶こしでしっかり漉して、完成!
茶こしは大き目の
茶こしのELサイズが漉しやすくておすすめ。
※目安ですので、お好みに合わせて調整してくださいね♪
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1. お湯を沸かします。
カップにお湯を注いで温め、お湯を捨てます。
2. カップにティーバッグを入れ、沸かしたての熱湯150~200mlを注ぎます。
3. 3分ほど蒸らします(ミルクティーには5分ほど)。蒸らし途中は小皿等でフタをして。
4. ティーバッグを取り出し、軽くしずくをきります。(何度も出し入れすると、渋みが出てしまいます)
もっと紅茶について詳しく知りたい、あの言葉はどんな意味? そんな疑問が解決する紅茶の本、書きました。