• アニマルデコの創始者 鈴山キナコさん スペシャルインタビュー!
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アニマルデコの創始者 鈴山キナコさん スペシャルインタビュー!
Date:2012.8.22.

−−−昨年末、刊行された「鈴山キナコのアニマルデコレーション 粘土で作る動物マスコット」が好調な売れ行きということで、このたび第二弾「鈴山キナコのアニマルデコ 粘土で作る動物マスコット2」が発売になりましたね。おめでとうございます。

ありがとうごさいます。シュゲールさんも、福袋の企画などで盛り上げてくださいまして感謝しています。

−−−「2」の内容、前作とのちがいなどを、少しご紹介していただけますか?

新刊は、前作より2種類ボリュームアップの、10種類のアニマルたちが作れる本になっています。
ラインナップを難易度がひくい順に紹介すると①コザクラインコ、②ゴールデンハムスター、③ジャンガリアンハムスター、④ペキニーズ、⑤キャバリア、⑥ラブラドール・レトリバー、⑦ゴールデン・レトリバー、⑧ミニチュア・シュナウザー、⑨ポメラニアン、⑩ヨークシャー・テリアです。粘土初心者の方は、この順番でTRYするとうまくいくと思います。

鈴山キナコのアニマルデコレーション 粘土で作る動物マスコット

一冊目が出てから、講習会でお客さんからのリクエストがあいつぎまして、今回はリクエスト中心で固めてみました。前作同様、犬が中心ですが、ラブラドールなど大型犬が登場したことや、子供たちに人気の小鳥とハムスターも加わってにぎやかになりました。
さし目は、前作と統一した、丸5ミリなどの4種類を使っています。好評だった型紙もついていますし、テクニックも一冊目と同じにしていますが、ペンのキャップを使った毛並みの表現や、「ワイヤーで作るつけまつげ」など、楽しめる新ワザも投入しています。

−−−犬のつけまつげは、面白いですね。どういうところからの発想なんでしょうか?

ミニチュアシュナウザーで、目の周りの毛が黒くて、カールしたまつげみたいに見える子がいるんですよ。この犬を知っている方は、みなさん「あるある」な感じでニヤリとなさいます。

−−−ハムスターの顔には、目が点になりました(笑) ほっぺが、びっくりするほどパンパンに、ふくれているんですね!

こちらも、生態を知らない人にとっては「なんでこんなに顔でかいの」なんでしょうけど(笑)エサほおばりますよねー、ハムスターって。ここまで貯めこむか!っていうくらい。

−−−ほんとうに、楽しんで作られていることが伝わってきます。今回の製作で、なにかご苦労された点はありますか?

ポメラニアンには苦労しました。きつねとたぬきが合体したようなあの感じを出すのに、何十回もやり直しました。

犬の造形は、最初は写実的に紙の上でデッサンを取ってから、真っ白な粘土だけで、似顔絵を描く感覚でデフォルメを加えながら立体化します。

ポメの場合、ひと目で特徴がわかるのは、顔まわりの粘土をハサミでギザギザにカットする方法で、そこに落ち着くところだったんですが、何か作り方がつまらないなと思い始めて、表紙の撮影当日、急きょ、粘土をビヨ〜ンとひっぱって、ヒラヒラさせる方法に変えました。

鈴山キナコのアニマルデコレーション 粘土で作る動物マスコット

ミニチュアシュナウザーも苦労しました。似せやすかったんですが、特徴になっているフサフサ眉毛とアゴひげを作ると、おじいちゃん顔になってしまうんです。それがイヤで、どうしても、「乙女にもイケメンにも見えるシュナ」を作りたかった。かなりねばって、あの顔ができあがりました。

−−−「体験講習会」のほうもご盛況のようですね。全国をまわっているんですか?

はい、首都圏からスタートして大阪、福岡、茨城、宇都宮、新潟、札幌と、毎週土日は、どこかの土地に出没しています。

−−−お客さんは、おもにどういう方がいらっしゃるんですか?

年齢、性別問わず幅広いです。男性もよく参加されます。休日のホームセンターでは親子連れの方が多いですね。だいたい子供さんが、「ママ!これ作りたい!」ってお母さんを誘ってくださいます。子供さんが着席すると、不思議と空席は同じくらいの子供のお客さんで、あっという間に埋めつくされます。

−−−子供さんは、何歳くらいから参加ができますか?

一応、4歳からって言ってはいますが、2歳の子も参加したことがあります。ほんとうは、7歳以下の子供の握力だと、粘土をきれいに丸めることができないので、横で見ているお母さんが見かねて手伝ったりしだすんですが、「しわしわでも大丈夫!今のこの子の手の力で、ひとりで完成させてあげましょう」って言っています。

−−−講習ではどんなアニマルが人気があるんでしょうか?

チワワがいちばん人気ですね。

キナコ先生と愛犬らきた君

−−−やっぱり!!チワワの愛くるしさは一番ですよね。それと、実際に飼っている方が多いというのも、あるのでしょうか。

講習してみて、それはあんまり関係ないみたいだと感じました。クマグッズを集める女の子が実際にはクマを飼っていないように、最近は犬の種類ひとつが、独立した二次元のイキモノとしてゲームの主人公になったり、企業のアイコン的キャラクターになったりしているのを、頻繁に見かけるようになってきています。 犬キャラグッズが「各犬種のオーナーのためのもの」だった時代は、もう過去になった気がしています。私自身も、犬をどこか二次元キャラとしてとらえているところがありますし、各犬種のオーナーに向けてアプローチしているという感覚も、特にないのです。

−−−これからも犬を中心に製作されるご予定ですか?

公私ともに、犬の面白さにどっぷり浸かっていますので、生涯、関わってゆきたいです。もちろん、ほかのモチーフも。私は粘土作家なので、粘土で作ってかわいいものは、なんでも作ってゆきたいなぁと思っています。

−−−以前お話されていた、猫の作品は、実現しそうですか?

じっくりと進行中です。楽しみに待っていてください。

−−−最後に、読者の皆さんにひとことお願いします。

とうぶんは、本を手売りしながら、楽しく全国縦断講習会を続けてゆく予定です。あなたの街で見かけたら、ぜひお声がけください。そしてぜひ一度、参加してみてください。

−−−本日はお忙しい中、お話を聞かせていただきましてありがとうございました!今後のさらなるご活躍を楽しみにしております。

  • 鈴山キナコ先生のプロフィールと作品紹介はコチラ!
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