手あみ豆知識
品質表示の「毛」とは下記のように ...続きを読む
羊毛(ウール)の特徴=カールしている ...続きを読む
「毛玉」…編地の表面に摩擦が加わりスケールが ...続きを読む
糸ラベルにロット番号(Lot)と書かれた ...続きを読む
ロットが違った場合も、ゴム編みや模様のさかい目などに ...続きを読む
極細~中細タイプ…標準使用量の約1.5倍 ...続きを読む
基本的にひきそろえる糸どうしの長さをあわせますが、 ...続きを読む
気に入った作品の編み図があって紹介してある糸以外を使用したい時は、 ...続きを読む
脇で1模様をプラスまたはマイナスするとき、 ...続きを読む
脇やその他のはぎ目位置で、1模様がぴったりおさまらない場合は、 ...続きを読む
落とした目にかぎ針を入れます。 ...続きを読む
針を2本に分けて目をはずし増えた段までもどします。 ...続きを読む
1.編地の途中で替える方法 ...続きを読む
とじ・はぎの時糸が足りなかったり、ずいぶん余ってとじにくかったり ...続きを読む
ゲージとは編み目の大きさのことです。 ...続きを読む
裾・袖口のゴム編みも編み目のつながりがよいとキレイです。 ...続きを読む
袖の方のサイズが足りないとき ...続きを読む
1-はぎ合わせる前に仕上げアイロンを。 ...続きを読む
まず最初に洗濯の前にセーターのサイズを控えておいてください。 ...続きを読む
≪季節のおわり≫できた毛玉は引きちぎらず毛玉取りでカットします。 ...続きを読む
ほつれた編み目の2~3目手前からメリヤス刺しゅうの要領で ...続きを読む
”カールしている”羊毛(ウール)
- メリノ…………
- 扱いやすく、ウールの中では最高級品とされています。
- シェットランド…
- 英国羊毛。こしのあるわりに柔軟性があります。
- ジャコブ………
- 糸が太いわりにソフトで弾力がある英国羊毛です。
- ボロワース……
- ソフト感が特徴です。
- シロップシャー
- 代表的な英国羊毛です。密度が高く、弾力性に富み、手ざわりが柔軟です。
- ラムウール……
- 生後6ケ月までの子羊の毛で、子羊特有のソフトな風合いを持っています。
”直毛ヘアーの”獣毛(羊以外の動物の毛)
- モヘア…………
- アンゴラヤギの毛で冬は暖かく夏は涼しく軽いのが特徴です。
- アンゴラ………
- アンゴラウサギの毛で柔らかさ、ぬめり感は毛の中でもトップです。
- カシミヤ………
- 毛の中では最高級品。柔らかく独特のぬめり感があります。繊度が細くデリケートなので、取り扱いには十分注意しましょう。
- アルパカ………
- 手ざわりがよく、ぬめり感がある絹状の落ち着いた光沢を持っています。
- キャメル………
- 軽くてやわらか。保湿性、弾力に富んでいます。
- ミンク…………
- 光沢が素晴らしく柔らかくて非常に軽いのが特徴です。
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羊毛(ウール)の特徴=カールしている
人間の髪に「キューティクル」があるように羊の毛にも「スケール」という、 うろこ状の表皮があります。
羊毛はこの「スケール」が他の獣毛に比べて多く、 繊維自体がカールしているため、保湿性、撥水性がたいへん優れています。
獣毛の特徴=ヘアータイプ
羊毛(ウール)に比べて「スケール」が少ない分、光沢がすばらしく、
ソフトなぬめり感がありますが、「スケール」のひっかかりが少ないため、 糸になってから毛が抜けやすい性格を持っています。
アンゴラやアルパカ、モヘアがよく毛が抜けるのもこのためです。
糸の性格上やむお得ないことです。
摩擦は厳禁!ふつーのウール
「毛100%のセーターを洗濯機で洗って、縮ませてしまった」というのはよくある話。
これは、摩擦でスケールの凸凹が絡まってしまうため。
「手洗い・押し洗い」が鉄則です。
水温は膨張を防ぐため30℃に、繊維を傷めない中性洗剤が絶対条件です。
お手入れらくちん、ウォシャブル・ウール
特殊加工により、スケールの凸凹を極力なくしたウォッシャブルウールは「純毛」でありながら洗濯機で洗えます。
凸凹が少ないため「光沢」や「ぬめり感」は増していますが
結び目がほどけやすいため、「二重はた結び」できっちりと結んでください。
「毛玉」 …編地の表面に摩擦が加わりスケールがからまったもの
できやすい糸
(1)スケールの多い「ウール」
(2)毛糸の撚り(ねじり)が甘いもの
やわらかさ、ふわふわ感は素晴らしいが摩擦で毛がからみやすい。
(3)一本の毛の太さが細いもの
デリケートで摩擦に弱い。
アンゴラ・カシミヤは、この為ヘアータイプでありながらウール以上に毛玉になりやすいのです。
糸ラベルにロット番号(Lot)と書かれたところがあります。
これは糸を染める時の染色槽の単位のことです。
同じ色を染める場合、同一条件で厳重に管理しながら染色するのですが、染める量など諸条件の違いによって微妙に色が違ってくることがあります。
同一ロットで揃えるためには多めに購入されることをおすすめします。
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ロットが違った場合も、ゴム編みや模様のさかい目などに使うと目立ちません。
ゲージを計る分とか、編み目がきつくなった時など、 最初に見積もった量をこしてしまうのはよくあることです。
初心者の方やモヘアなどの毛の長い糸を編む時は特に注意してください。
編み直しを繰り返すと糸は使えないし、 モヘアはからんでほどけないことがあります。
合太~超極太タイプ …標準使用量の約1.6~1.8倍
使用棒針は合太までなら2号太くするくらいでよいでしょう。
並太の場合は13~15号。
極太なら8mm~10mmぐらいが目安です。
必ずゲージを編んで号数は決めましょう。 基本的にひきそろえる糸どうしの長さをあわせますが、伸びのある糸とない糸では少し違ってきます。
ラメなどのそえ糸は伸びませんので、伸びのある糸より約5~10%余分に必要です。
≪たとえば≫
50gで100mの糸が10玉いるとき
100m×10玉=1000m …毛糸の総m数
1000m×1.05=そえ糸の使用量
※使用棒針は変えなくてもいいですが好みによっては1号太くしてもよいでしょう。
気に入った作品の編み図があって紹介してある糸以外を使用したい時は、
編みたい糸でゲージを計り、サイズに合わせて目数・段数を計算します。
≪模様編みのとき≫
メリヤス編みと同じようにゲージを計り、サイズ計算しますが、
縄編みのように部分的に大きな柄のあるときは、その柄のみの大きさを計って、
柄のないところの目数を調節します。
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脇で1模様をプラスまたはマイナスするとき、Aの場合は1模様を半分づつ左右にふりわけます。
Bのように分割できない模様は前身頃の方を多めに模様をふりわけます。
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脇やその他のはぎ目位置で、1模様がぴったりおさまらない場合は、目の増減がないように編みましょう。
※端1目はとじ代となるため、表メリヤス編みが原則です。
それによって模様が完成できなくても端なので気になりません。
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1.編地の途中で替える方法
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2.ラフゲージorレーシー調で編む場合
ラフorレーシー調で編む場合、ぜひ注意してほしいのが糸継ぎです。
途中で糸を結んでたしていくと、結び目が表に出てきて、美しくありません。
ですから残りの糸が1段編めそうにない場合は、糸端はそのまま残して新しい糸で編むようにするといいでしょう。
とじ・はぎの時糸が足りなかったり、ずいぶん余ってとじにくかったりすることがあります。
ちょうどよい長さの糸を残してとじ・はぎしましょう。
◎引き抜きはぎ ………
3.5~4倍
◎メリヤスはぎ ………
3.5倍
◎伏せ止め ………
3.5~4倍
◎すくいとじ ………
1.5~2倍
ゲージとは編み目の大きさのことです。
ゲージは編む人の手加減によって変わります。
作品をサイズどおりに仕上るには、必ずゲージをとりましょう。
本番と同じ糸とあみ針で編んでみて、
横10cmで何目、縦10cmで何段と数えます。
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裾・袖口のゴム編みも編み目のつながりがよいとキレイです。
編むとき・とじるときの目の組み合わせを覚えましょう。
袖の方のサイズが足りないとき
袖下のとじを少しほどいてあわせます。
身頃の方のサイズが足りないとき
脇のとじを少しほどいてあわせます。
1 - はぎ合わせる前に仕上げアイロンを。
部分編みが出来たら、仕上げアイロンをしっかりと。
はぎ合わせてからのアイロン仕上がりがグッと楽になります。
また洗濯しても型崩れがありません。
2 - 製図にあわせてピンを打ちます。
(1)まずアイロン台の上に型紙を広げ、編地を裏側にして型紙に合わせて、かたちを整えます。
(2)編み目のたて、よこがまっすぐか確かめながらゴム編み部分をさけてピンを打ちます。
3 - 上手なアイロンのあて方は
蒸気は外側から内側へ、片方の手で形を整えながら、丁寧にかけます。
※スチームがよく出てから作品にあてましょう。
4 - はぎ合わせた出来上がり作品のアイロン仕上げは、袖山作りがポイント。
(1)作品は裏側にしてアイロンをかけ、袖山を袖馬に合わせてアームホールの丸みをだしましょう。
肩線を袖馬の中央に合わせるのがコツ。
(2)アイロンは、蒸気のみあてます。
ぬいしろをアームホールに沿って、とじ目の際からつぶしあて。
1 - まず最初に
洗濯の前にセーターのサイズを控えておいてください。
(セーターの型を紙にとっておくのもよいでしょう。)
2 - 洗い方
もみ洗いは絶対にしないでください。
30℃くらいのぬるま湯に洗剤を充分に溶かし、セーターを折りたたみ、5分程浸してから、押し洗いします。
※洗濯機のスクリューを使うことは絶対に避けてください。
汚れのひどい部分は、衿、袖口ならつかみ洗い、その他は洗剤をつけたスポンジでたたき洗い。
3 - 濯ぎ方
洗い方と同様に30℃のぬるま湯でおし洗いを2回ぐらいします。
その後、柔軟仕上げ剤に3分間つけておきます。
作品をいつまでも美しく保ちます。
4 - 絞り方
バスタオルなどに巻いて水分をとります。
5 - 干し方
絞ったあと、はじめに控えておいたサイズに整え
(紙に型がとってある場合はその型に合わせ)、バスタオル等の上に置き、日陰や室内に干してください。
【 干し方の別案(日陰の平干しができない方へ…) 】
セーターをすすいだ後、バスタオルの上に絞る前のセーターを整えて置き、
バスタオルと共にセーターを2つ折りにして、バスタオルの四隅を
洗濯バサミでつまみ、4か所でつるします。
バスタオルの作用で日光を遮り、型くずれもほとんどなく、通風も良好です。
セーターを2つ折りにしたくない場合は、バスタオル2枚を使ったサンドイッチ方式もよいでしょう。
6 - 仕上げ
≪普通アイロンの場合≫
セーターの上にぬらした当て布を置き、蒸気で仕上げをするつもりで軽くあてるだけにします。
≪スチームアイロンの場合≫
セーターに直接アイロンをつけずに少し離して、蒸気だけで仕上げをするつもりで行います。
[洗濯上のご注意]
長時間のつけ置きは色落ちや移染の原因になりますのでお避けください。
特に、濃い色や界面活性剤の多く含まれる洗剤を使用する場合は十分にご注意ください。
≪季節のおわり≫
≪季節のはじめ≫
ほつれた編み目の2~3目手前からメリヤス刺しゅうの要領で穴を埋めます。
※同じ色や似た色で直しましょう。