野 焼 き 陶 土

特  長
  
■生乾きの状態(自然乾燥約5日)で焼成できます。(一般陶土は約14日)
■急膨張、急収縮が少ないので、焼成中の破損が少ない。

■完全乾燥後は、いきなり中火で焼成できるので、焼成時間が短縮できます。
  
 作品によっては、3時間位で焼成(800〜850度)できます。

野焼き 1 


落葉を集めて焼く方法が良いと思います。
温度は約300度から500度前後まで上がり、
黒くススのかかった味のある作品となります。

準 備 粘土がついてもよい服装がよい
粘土1人あたり1kg  
廃品
(化粧品のびん、くし、ねじ、くぎ、歯車、ふたなど型押しに使う) 
しめらせた古いタオル
(手の温度で粘土の表面が乾きひび割れするので、
ときどき手をしめらせる。また、机の掃除などあとかたづけに使う。) 
落葉
(落葉はないときは、紙くずなどをちぎって落葉のかわりにする) 

集めた作品を乾燥させる台(ダンボールの箱など)
落葉集めの袋    
焼成するときの台(ブロック、またはレンガ)
 

手  順

 よく乾燥した作品をブロックなどの上にならべます。
2 落葉をできるだけ多くかぶせます。
3 火を四方よりつけて完全に燃えるのを待ち、よく冷えてから作品を取り出します。
   

野焼き   


いわゆる野焼きをします。温度は800度前後まで上がります。
ハニワ色に焼きあがります。
    

準 備 紙くず、ダンボール箱、まき、わらなどよく燃えるものを集める
スコップ(穴を掘る時使用) 
バケツ、消化器
 
手  順
1  わら、紙くず等を燃やして灰をつくります。少し冷えてから作品を中にうめます。
2  まわりで火をたきます。(1時間ぐらい)
3  次第に作品の上の方へまきを近づけていき、火をたきます。(1時間ぐらい)

4  よく冷えてから、灰の中より作品を取り出します。
 



や け る ん だ


〜やきものの感動を味わおう!!〜

安全に確実に野焼きが体験できる野焼き用燃焼材セット


「自分が作ったものが、どのように焼けるか?という夢…
粘土を焼くと固く強くなり、水にも溶けなくなるという驚き…
世界でただひとつの自分のやきものへの歓び…
しかし、それを味わいたくても現在の環境では難しいのが現状です。
そこで、開発されたのが「やけるんだ」です。


簡単に、足の下の土に熱を加えると水に溶けなくなりことを
発見した古代の人間の知恵に接することができ、
教育的効果としても大きなものがあります。

     

特  長


1,
マッチ1本で点火できます。
2,炎があまり立たないので、風があるときでも安全性が高い。
3, 燃焼時間が3〜4時間と短く、有害ガスは出しません。
4, カーボンの働きにより、黒く金属感のある光沢が出ます。
5, 作品をアルミホイルで包んで焼けば、赤く埴輪色になります。
6, 野焼き(落ち葉焼)より、焼きむらがありません。
7, 「あぶり」「せめ」「さまし」の焼き物の3条件を備えた本格派。

粘土の色は薄い黄色
焼成前は十分乾燥させて下さい。
夏場で7日位、
冬場で15日位は乾燥が必要です。

焼成材の中のカーボンの働きで
黒く焼き上がり、
水に溶けなくなります。
ボロキレなどで磨くと、金属感のある
黒い光沢が出てきます。

アルミホイルで作品を
包み焼きした物。
所々が黒くなり、
大変おもしろい作品が
出来上がります。

作  業  工  程

1 燃焼筒(直径17.5cm×高さ25cm)を丸めてガムテープなどで張り合わせ、
地面、コンクリートなどの上に置きます。
2 十字状ダンボールを図のように燃焼筒の下に置きます。
3 火が消えてしまうので、筒のまわりに土を埋めないこと!

4 十字状ダンボールが見えなくなるまで「やけるんだ」を入れます。
5 作品を十字状ダンボールの上に置きます。
燃焼筒より2〜3cm位は最低あくように入れます。
6 のこりの「やけるんだ」を入れ、上部に点火します。

7 約3〜4時間で焼き上がります。(燃焼筒に穴を開けると早く焼き上がります)
8 やきものだけが残り、あとの掃除もカンタンです。
9 ボロキレなどで磨くと金属感のある黒い光沢が出てきます。