自然樹形と選抜樹形のイロハモミジ
選び方を楽しむイロハモミジ
イロハモミジは現在、「実生」と「選抜」という方法で生産されており、グリーンロケットでは、異なる生産方法のイロハモミジをいくつか取り揃えています。
同じイロハモミジでも、生産方法の違いでその雰囲気は大きく変わります。
どの生産方法もイロハモミジに対する愛情は同じ。
生産方法の違いは生産者さんのスタイル、生き様の違いといっても過言ではありません。
どちらが良い悪い?
ではなく、
どの作り手のイロハモミジに共感するか?
で選ぶのもイロハモミジの楽しみ方の一つです。
自然樹形のイロハモミジとは
イロハモミジの実生(種のこと)から育てた、いわゆる自然のままのイロハモミジ。
種から育てるため、個体によって樹形に違いがあり、それぞれが個性を持ちます。
幹の曲がりなどはイロハモミジ本来の特性で、実生ならでは。
その醸し出される自然の雰囲気は、いつかの里山で見た美しいモミジを思い出させてくれます。
選抜樹形のイロハモミジとは
イロハモミジの種をまき、芽が出たものの中から、とりわけ樹形が美しく整うものなどを選抜し、挿し木や接ぎ木などで繁殖させたものです。
すべて選抜された一つのイロハモミジ(親木、マザーなどという)のクローンで、選抜種同士の樹形の違いは出にくく、同様の樹形に育ちます。
そのイロハモミジらしからぬ端正な樹形は洋風のお庭にも十分マッチします。
そしてこういった選抜種の繁殖は生産者の技術の結晶で、その高い技術力が植木の世界に、新しい価値観をもたらしてくれているのです。