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PRS SEシリーズ徹底比較

その汎用性と機能性と美しさから根強い人気を誇るPaul Reed Smith(ポールリードスミス)、PRS(ピーアールエス)という略称で親しまれております。 ラインナップの一つである「SEシリーズ」。非常にコストパフォーマンスが高く、初心者から中級者、果てはプロまで根強い人気を誇るシリーズとなっております。

年々そのラインナップ数が増えていってどう違うのか、どれが自分に合っているのか、という方のために、現行販売機種すべてを徹底比較いたします。 自分に合ったPRSを選ぶ手助けになれば、と思います。ではご覧くださいませ。

この記事はこんな方におすすめ!

  • PRSが好き!だけど高い…な方
  • 2本目や3本目のギターを探している方
  • 良いもの持ってるけどサブで1本欲しいなぁ…という方

目次

  1. 1. SEシリーズの特徴
  2. 2. ラインナップ
    1. 2-1. SE Custom
    2. 2-2. SE Standard
    3. 2-3. SE Hollow Body
    4. 2-4. SE 245
    5. 2-5. SE Mira / SE Stala Stoptail
    6. 2-6. SE 277 / SE7 STRING
    7. 2-7. SE Signature
  3. 3. 最後に

SEシリーズの特徴

上位機種のエッセンスてんこ盛りな設計、パーツ

「常に新しいことを模索し続ける」PRS。スペックが年代によって変わったりするので把握しきるのが大変だったりします。自社で開発しているパーツを多くに用いて、USAラインの技術を最大限に活かして設計されています。

ネック

  • ネック 画像
  • 気になるネックの形は「Wide Thin(ワイド・シン)」と「Wide Fat(ワイド・ファット)」という2種類。Wide=幅広い、Thin=薄い、Fat=太いなので、「少し幅が広めの薄めor太め」のネック形状ですね。幅広、といってもあまり違和感はないように思いますね。製造の精度もあるのかどちらも弾きやすい印象を受けます。

ピックアップ

  • ピックアップ 画像
  • 1985年に発売された当初のPRSのピックアップを元にした(であろう)85/15”S”というピックアップを使用しております。「古き良き音温かみのある音」と「近年主流の抜けがあり明瞭な音」を融合した音でしょうか。現代音楽シーンにおける求められる音を網羅した、万能性のあるピックアップです。

トレモロユニット

  • トレモロユニット 画像
  • PRSの特徴である「ブロック型のサドルを厚みのあるプレートで挟むタイプ」を採用した「PRS Patented Tremolo, Molded」を多くのモデルで採用しています。Patented=特許の、Molded=鋳型なので、「PRSの特許であるトレモロ、鋳型成形(金属を溶かして型に入れて成型する)」という意味でしょうか。ちなみに上位機種は削り出しといって金属の塊から削って作っています。こういう所でコスト負担を減らしている訳です。適度な質量とサドルを挟み込むことによってパーツの一体感を増し、サステインと安定性を増したトレモロ、というイメージ。アーミングの安定性が特に良い気がしますね。

25インチスケール

  • 25インチスケール 画像
  • 一般的に使用されるスケール(弦長)は24.75インチ≒629mm(レスポール)、25.5インチ=648mm(ストラト)に対し、25インチ≒635mmとなっています。どちらのギターを持っていても、また新しく手に入れたとしても違和感なく持ち替えが出来る、とも言えますね。余談ですが手の小さい日本人に一番ハマりやすく、欧米人がストラトを握った時の感覚を得られるスケール、とおっしゃる方もいたりします。弾きやすいですね。もう少しだけ短い24.5インチ≒622mmのモデルも存在します。

コントロール

  • コントロール 画像
  • 基本はフロント、フロント+ハム、ハムの3種の切り替え、3wayのブレードorトグルスイッチです。トーンノブのプッシュプルでコイルタップ機能も搭載しているモデルも多く、シングルコイルの音も使いこなすことが出来ます。シンプルかつ使いやすい無駄なものがないコントロールですね。

ラインナップ

多岐にわたる需要を網羅するためなのか、なかなかに多い機種数です。まずは「SE Custom」と「SE Standard」の二機種に絞ってみていきましょう。

SE Custom

SE Custom
誰にでもオススメできる、SEシリーズ主力モデル

PRSのフラッグシップモデル「Customシリーズ」を元に製作されたいわばSEシリーズの顔。 一番の魅力はまずはそのルックスでしょうか。8万前後のギターではありえない杢目の出方をしています。 やはり杢目の出方でかなり値段が変わってくるのですが、SEシリーズでは無地のメイプルの上にフィギュアド(模様のある)メイプルの薄い板(化粧板)張り付けて使用することによって解決しています。

プリントではなく、しっかりとメイプルのトップ材を使用することによってメイプル+マホガニーのサウンドも実現できているわけですね。 PRSの象徴でもあるバードインレイ(指板上の鳥マーク)もしっかりと入っており、本当に豪華なルックスとなっています。

ルックスだけでなく、本家USAモデルで培ったネックシェイプ、ピックアップ、各パーツも搭載されており、まさにコストパフォーマンスが良いとはこの事なのではないでしょうか。

24フレット仕様だけでなく、22フレット仕様やフロイドローズ搭載、レフティやホロウボディまでラインナップされています。 また限定品やコラボモデルが一番多いのもこの機種。ローステッドメイプルネックモデルやキルトメイプルモデルなどの限定品が数々リリースされています。

本家の魅力を味わいたい方へ。オススメな一本です。

2020年モデルに希少なバール材を用いたモデルが新登場しました。

SE Custom 22 画像 SE Custom 24 画像 SE Custom 24 Floyd 画像 SE Custom 24 Lefty 画像 SE Custom 24 Burled Ash 画像 SE Custom 24 QM LTD 画像
  SE Custom 22
販売価格:¥81,400
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
SE Custom 24 Floyd
販売価格:¥106,260
SE Custom 24 Lefty
販売価格:¥88,550
SE Custom 24 Burled Ash
販売価格:¥107,800
SE Custom 24 QM LTD
販売価格:¥88,000
フレット数 22フレット仕様 24フレット仕様 24フレット仕様 24フレット仕様 24フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 "フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー"
"フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー"
"フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー"
"フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー"
"バールドアッシュ化粧板
メイプル+マホガニー"
"キルトメイプル化粧板
メイプル+マホガニー"
ネック材 メイプル メイプル メイプル メイプル メイプル メイプル
ネックシェイプ ワイド・シン ワイド・シン ワイド・シン ワイド・シン ワイド・シン ワイド・シン
指板材 ローズウッド ローズウッド ローズウッド ローズウッド ローズウッド エボニー
トレモロ "トレモロユニット
(オリジナル)"
"トレモロユニット
(オリジナル)"
フロイドローズ "トレモロユニット
(オリジナル)"
"トレモロユニット
(オリジナル)"
"トレモロユニット
(オリジナル)"
コントロール 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ
その他特徴 22フレットモデル、
フロントの甘さが特徴
  フロイドローズ搭載により
ハードなアーミングが可能。
レフティ(左利き)仕様 2020新モデル
化粧板にバールドアッシュ
島村楽器限定モデル
マッチングヘッド
ボディ裏側ナチュラルカラー

SE Standard

SE Standard
ただ安いだけじゃない、パワフルな音を得意とするギター

基本設計や各パーツは変わりませんが、トップ材を使用せず、マホガニーのボディ、マホガニーネックのモデル。 いくらコストパフォーマンスに優れているとはいえ上記のCustomシリーズはやはり8万前後となかなか手が出しづらい価格であるのは事実。 もっとお求め安くして、手の届きやすい価格にしたいけれども、精度や安定性が落ちちゃったら元も子も無いよね、という事で開発されたギターです。 トップ材を取り払ったことにより、より生々しくパンチのある音に仕上がっています。 それでいて値段は驚異の5万円以下。アンプなどとセットで買っても10万行かない。凄い。

とにかくギターを始めたいという方へ。オススメです。

※比較用にSE Custom24も並べてみます。

SE Standard 24 画像 SE Custom 24 画像
  SE Standard 24
販売価格:¥60,830
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
フレット数 24フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 マホガニー フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 マホガニー メイプル
ネックシェイプ ワイド・シン ワイド・シン
指板材 ローズウッド ローズウッド
トレモロ トレモロユニット
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
コントロール 3wayブレード、コイルタップ 3wayブレード、コイルタップ

CustomとStandard

明確な違い、といえばトップ材の有無とネック材の違いでしょうか。 いかにコストを下げたとしてもメイプル材の有無による価格差は大きいようです。 気になる音の方は・・・というと明確に差は出てますね。やはりCustomの方がメイプルトップの音のまとまりや立ち上がりは良いように思います。 ただStandardが悪いという訳ではなく、荒々しいサウンドはこちらのほうが優れているように感じます。 好みでもありますが、どっちが好きと言われれば私はCustomが好きです。より「ぽい」音ですしね。

上記2機種を元に、様々なモデルがラインナップされています。

SE Hollowbody

それぞれCustom、Standardを元に作られたホロウボディモデル。ネックはマホガニー、トレモロではなくストップテイルピースになっています。 クリアさと、甘さが両立したサウンドは格別ですね。私すごく好きです。

SE Hollowbody Ⅱ 画像 SE Hollowbody Standard 画像 SE Custom 24 画像
  SE Hollowbody Ⅱ
販売価格:¥137,060
SE Hollowbody Standard
販売価格:¥119,350
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
フレット数 22フレット仕様 22フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 フレイムメイプル化粧板
メイプル
マホガニーサイド
メイプルバック
マホガニー
(すべて)
フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 マホガニー マホガニー メイプル
ネックシェイプ ワイド・ファット ワイド・ファット ワイド・シン
指板材 エボニー エボニー ローズウッド
トレモロ ストップテイルピース
(オリジナル)
ストップテイルピース
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
コントロール 3wayトグル 3wayトグル 3wayブレード、コイルタップ
その他特徴 3枚の板を組み合わせている
ホロウボディモデル
3枚の板を組み合わせている
ホロウボディモデル
 

SE245

レスポールよりもさらに短く、一般的なショートスケールよりもやや長い24.5インチスケールシングルカッタウェイモデル。こちらもCustomとStandardがもとになった2機種です。 2vol、2toneのコントロールを見てもパッと見レスポールか?と見えますが、弾きやすいのに前に出る、PRSらしさの残るサウンドです。

SE 245 SE 245 Standard 画像 SE Custom 24 画像
  SE 245
販売価格:¥71,280
SE 245 Standard
販売価格:¥61,050
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
フレット数 22フレット仕様 22フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 フレイムメイプル化粧板
メイプル
マホガニーサイド
マホガニー
(すべて)
フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 マホガニー マホガニー メイプル
ネックシェイプ ワイド・ファット ワイド・ファット ワイド・シン
指板材 ローズウッド エボニー ローズウッド
トレモロ ストップテイルピース
(オリジナル)
ストップテイルピース
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
コントロール 24.5インチスケール 24.5インチスケール 3wayブレード、コイルタップ

SE Mira/SE Stala Stoptail

もう一つ上の「S2シリーズ」で発売されている「Mira」と「Stala」のSEモデル。レトロなルックスから想像通りのヴィンテージサウンドを高いプレイアビリティでまとめてあります。

SE Mira SE Starla Stoptail 画像 SE Custom 24 画像
  SE Mira
販売価格:¥79,310
SE Starla Stoptail
販売価格:¥79,310
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
フレット数 22フレット仕様 22フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 マホガニー マホガニー フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 マホガニー マホガニー メイプル
ネックシェイプ ワイド・シン ワイド・ファット ワイド・シン
指板材 ローズウッド ローズウッド ローズウッド
トレモロ ストップテイルピース
(オリジナル)
グローバー
Tune‐o‐maticタイプ
トレモロユニット
(オリジナル)
コントロール 3wayブレード コイルタップ 3wayトグル 3wayブレード、コイルタップ
その他特徴   DS-02ピックアップ搭載  

SE 277/SE7 String

ちょっとした変わり種まであります。まずはSE277、27.7インチスケールのバリトンギター。出荷はB~Bのチューニング(BEADF#B)です。アーティストモデルですが7弦もあります。ペリフェリーのギタリスト、マーク・ホルコム氏のモデルですね。

SE Mark Holcomb SVN 画像 SE Custom 24 画像
  SE Mark Holcomb SVN
販売価格:¥130,900
SE Custom 24
販売価格:¥81,400
フレット数 24フレット仕様 24フレット仕様
ボディ材 ウォルナットorキルト化粧板
メイプル+マホガニー
フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 メイプル(サテン仕上げ) メイプル
ネックシェイプ ワイド・シン ワイド・シン
指板材 エボニー ローズウッド
トレモロ プレート型裏通し 20”R トレモロユニット
(オリジナル)
コントロール 3wayトグル 3wayブレード、コイルタップ
その他特徴 7弦
Seymour Duncan
“Alpha" “Omega"
 

SE Signature

数々のアーティストシグネイチャーモデルも発売されています。一挙にまとめます!ピックアップ表記を追記します。

SE Mark Holcomb 画像 SE Mark Tremonti Custom 画像 SE Mark Tremonti Standard 画像 SE Paul's Guitar 画像 SE Santana Singlecut Trem 画像 SE Zach Myers 画像
  SE Mark Holcomb
販売価格:¥101,750
SE Mark Tremonti Custom
販売価格:¥76550
SE Mark Tremonti Standard
販売価格:¥74800
SE Paul's Guitar
販売価格:¥120,120
SE Santana Singlecut Trem
販売価格:¥84480
SE Zach Myers
販売価格:¥76560
フレット数 24フレット仕様 22フレット仕様 22フレット仕様 22フレット仕様 24フレット仕様 22フレット仕様
ボディ材 キルトメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
マホガニー フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
マホガニー フレイムメイプル化粧板
メイプル+マホガニー
ネック材 3ピースメイプル(サテン) メイプル メイプル メイプル マホガニー マホガニー(サテン仕上げ)
ネックシェイプ ワイド・シン ワイド・シン ワイド・シン ワイド・ファット ワイド・ファット ワイド・ファット
指板材 エボニー(白バインディング) ローズウッド ローズウッド ローズウッド ローズウッド ローズウッド
トレモロ プレート型裏通し20”R
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
ストップテイルピース
(オリジナル)
トレモロユニット
(オリジナル)
ストップテイルピース
(オリジナル)
コントロール 3wayブレード、コイルタップ 3wayトグル(上側配置) 3wayトグル(上側配置) 3wayブレード、コイルタップ 3wayトグル 3wayトグル(上側配置)
ピックアップ F:Mark Holcomb Signature
Seymour Duncan “Omega”
R:Mark Holcomb Signature
Seymour Duncan “Alpha”
Tremonti "S"(どちらも) Tremonti "S"(どちらも) TCI”S”(どちらも) TCI”S”(どちらも)  
その他特徴 27.7インチスケール
1音下げドロップチューニング
Trem-Up Route(若干のザグリ)つき、
アームアップがしやすいようにボリューム、
トーンコントロールがどちらにもかかる
Trem-Up Route(若干のザグリ)つき、
アームアップがしやすいようにボリューム、
トーンコントロールがどちらにもかかる
コイルタップのスイッチが
各個独立したミニトグルスイッチ
「Gold Leaf」シェイプ
24.5インチスケール
24.5インチスケール
チェンバー加工、Fホール
関連バンド Perpihery Tremonti Tremonti Creed Carlos Santana Shinedown

なんというかカタログを作っている気分になりましたが、本当に多種多様なアーティストに愛され、そのモデルが発売されているように感じます。

最後に

「とりあえずPRS持ってたら何とかなるよ。」

10数年前の学生時代。色んなジャンルに手を出そうとしていた著者が「どんなギターが良いんですかね?」先輩に聞いたら言われた言葉です。 その後楽器店に勤め始め、様々なギターを触ってきましたし、時代も変わり新しいギターが増えていますが、その認識はあまり変わっていません。 その理由はなぜか。王道機種であるCustom24を例に特徴を改めて書き出してみました。

Core

Coreライン(現行USAラインのスタンダードモデル)のCustom24、おそらく愛好者の多い機種の一つ 「コイルタップ付きの2ハム」「トレモロアーム付き」「軽量」「24フレット」「25インチのスケール」などなど枚挙すればきりがないほど。 「ストラトとレスポールの合いの子」と呼ばれる事もあるPRS…「色んなギターの良いとこ取り」な感じがしますね。

そのクオリティから数々のプロミュージシャンがこぞって使用しているのも頷けます。 カルロス・サンタナ、ジョンメイヤー、オリアンティ、デイヴ・ナヴァロなどの海外アーティストから UVERworldの彰氏と克哉氏、ONE OK ROCKのToru氏やSPYAIRのUZ氏などの国内アーティストも使用しています。 その他ロックだけでなくジャズからカントリー、メタルなどの愛用者も多く、その面からみても多種多様なアーティストに愛されています。なかなか他のメーカーには無い特長かと思いますね。

「あらゆる分野に使えるギター」これ実は初心者の方に一番オススメしたいギターだと私は思っています。 ギターを弾き始めて少し弾け始めてくると、自分の好きなジャンルが増えていく方が本当に多いのではないでしょうか? そうなったときに「とりあえずなんでも弾けるギター」を一本持っておくと、自分で弾けなくても、似たような音が出るだけで楽しくなるんじゃないかなぁと。

もちろんアンプもエフェクターも大事ですが、近年の小型アンプの進化がすさまじく、ある程度のサウンドメイクは可能なモデルが増えてきました。 となると万能で弾きやすくそつなくこなすSEシリーズは本当にオススメできると、思っています。 初心者の価格からは少し高い、という方も多いとは思いますが、損はしないのではと思いますね。良いギターです。

長々と書いてしまいましたが、皆様のギターライフに少しでもお役立ちできればと願って。

記事を書いたひとはこんな人

八王子店 廣瀬 和哉
吹奏楽団に所属していた両親より生まれ、体育会系部活にいそしんでいたものの、大学サークルで軽音楽にのめり込み、好きが高じてそのまま楽器店で働きだした人。ソウル、ファンクに傾倒しておりましたが30歳にしてギターインストやハードロック、ジャズフュージョン系に目覚めた遅咲きのギター好き。年齢と共に歪みが増えつつあるようです。