家庭の炊飯器の場合、炊き上がりが最も美味しい状態です。
時間がたつほど美味しさが損なわれてしまいます。
炊いたご飯が残ったら、ラップで包んで冷凍がおすすめです。
電子レンジで加熱して食べるほうがジャーで保温するより、美味しいですよ!
その時は、やや平たくして、常温まで冷ましてから冷凍してください。
解凍するときにムラができる場合もありますから。
ただし、冷凍(-18℃以下)での保管期間は1週間以内にしましょう。
また、1合しか食べないというときには、1合だけ炊飯して食べるよりも3合炊飯した後、
残ったご飯を冷凍した方が美味しく炊け、炊飯の手間も省けますよ。
なぜなら、炊飯器で炊くごはんの量は、火力や水分量などから、5.5合釜なら3合がベストです。
美味しくご飯を炊くなら、2~4合で炊飯するようにしたほうが良いでしょう。
一升釜なら6合がベストなので、3~8合で炊飯してみてください。
保存期間 ・・・・・ 精米後、一ヶ月が目安です。
精米は「賞味期限表示」ではなく精米を行なった「精米年月日」を表示しています。
一般的に精米日より1ヶ月以内がおいしく食べられる目安と言われています。
1ヶ月を過ぎると徐々に味が落ちていきますが、食べられないわけではありません。
保存方法 ・・・・・ 密閉容器で冷蔵保存が一番!
お米の保存は、密封容器に入れて冷蔵庫で保管するのが一番おすすめです。
冷蔵庫で保管できない場合は、日陰の涼しいところで保管してください。
高温・多湿・直射日光の当たる場所は避けてください。
カビには要注意!
米袋には通気孔が開いており、水に濡れたり湿気の多い場所に保存するとカビが発生する場合があります。
濡れた手を直接容器に入れたり、流し台周りの湿気の多いところには保管しないでください。
お米は匂いに敏感です。
お米はにおいを吸いやすい性質があります。
においの強いもの(生もの・洗剤・調味料等)のそば、流し台の下には置かないでください。
虫がやってきます。
気温の高いところで長期保管をすると虫が発生する場合があります。
保存容器はこまめに清掃してから新しいお米を入れてください。
お米の正しい研ぎ方ってご存知ですか?
お米のとぎ方や水加減など、ちょっとした心遣いで、美味しいごはんが炊き上がります。
是非お試し下さい!
お米をしっかり量ってから、洗うようにしてください。
計量カップであれば、すりきりで量って下さい。
きちんとお米を計ることが、美味しいお米を炊くための重要なポイントです!
まず、たっぷりの水で素早くすすいで、水を捨てましょう。2回ほど繰り返します。
これは、お米の表面についているヌカやゴミを洗い流すためです。
■ 研ぐ前の乾いた精米はとても水を吸いやすいので、手早くしましょう。でないと、お米は汚れたお水を吸ってしまいますよ。
水をたっぷりと入れながら軽くかきまわして上水を流します。この作業を2、3回繰り返します。
その後、水を完全に切ったら手のひらの「たなごころ」を使って20回程度軽く研ぎます。
米と米を軽くすりあわせる程度に優しくしてあげてください。
今は精米技術が進歩しているので、昔のように力を入れて研がなくてもきれいになりますよ。
逆に研ぎすぎて米が割れてしまうと、べたついたお米になってしまいます。
ごしごしとお米を洗わないでください。お米が割れたりする原因になります。
長時間(5分以上)洗わないでください。米が割れやすくなり、べたついた御飯になってしまいます。
ザルであらわないでください。お米が割れてしまいます。
研いだお米はザルあげしないでください。
できるだけ常温(25℃前後)の水で洗米してください。
お米の炊き方っていっても、炊飯器にセットして、スイッチオンで炊けてしまいますよね。
でも、この作業の中にも美味しく炊けるポイントがあります。
一度お試し下さい!
研いだお米はすぐ水に浸けましょう。水の量は、炊飯器の目盛りに合わせてください。
しかし、炊飯器の目盛りはあくまで目安量です。
しっかりした水加減の調整は水を計量するか、お米の計量カップで調整します。
計量する場合は、生米の重さの1.4倍の水を加えて下さい。
お米の計量カップの場合は、1合につき、1.2カップの水を加えて下さい。
水を加えたら、お米に水をしっかり吸水させましょう。
これがふっくらしたご飯を炊く重要なポイントです。
夏は30分、冬は1時間くらい、必ずお米に吸水させて下さい。
冷蔵庫で冷やした水で2時間吸水させるとベストですね。
(竹炭を入れるなどしても、おいしいごはんに炊き上がります。)
炊き上がったら、ご飯を蒸らしましょう。
蒸らし機能のない炊飯器はスイッチが切れた後、そのまま10~15分程おいて下さい。
これは最終的に水分が均一になるようにするためで、途中でフタを開けることは禁物です。
蒸らしが充分でないと、ご飯全体が水っぽくなってしまいます。
蒸らしが終わったら、出来るだけ早めにご飯をほぐします。
しゃもじで、ごはんをさっと切るように空気を含ませて、大きく掘り起こすようにご飯を混ぜ合わせましょう。
余分な水蒸気が逃げて、ご飯がふっくら仕上がります。
浸漬は冷蔵庫の中でしてみましょう。
冷水で浸漬することで、お米の芯までゆっくり
吸水され弾力と粘りがあり、ふっくらとしたご飯
に炊き上がります。とっておきの裏技です!
お水が多すぎるかもしれません。
お米1合に対して、重量で1.4倍、計量カップで1.2杯のお水が基本です。
力の入れすぎで米粒が割れてしまっている可能性があります。
お米は優しく研いでくださいね。
研ぎ方が足りないかもしれません。
研ぎ方が足りないとヌカやでん粉質が残ってしまい、パサつきやすいです。
お水が少ないかもしれません。
お米1合に対して、重量で1.4倍、計量カップで1.2杯のお水が基本です。
お米の吸水が不十分かもしれません。
研いだあとの吸水時間は夏場は30分、冬場は1時間くらいは水に漬けて下さい。
お水が少ないかもしれません。
お米1合に対して、重量で1.4倍、計量カップで1.2杯のお水が基本です。
お米の吸水が不十分かもしれません。
研いだあとの吸水時間は夏場は30分、冬場は1時間くらいは水に漬けて下さい。
研ぎが足りず、水が澄んでいない状態で炊くと、ツヤがなくなります。
研ぎすぎもいけませんが、多少濁る程度まで研いで下さい。
蒸らした後の混ぜ合わせが足りないかもしれません。
空気を混ぜ込むようにふっくら混ぜてください。
一番初めのすすぎがゆっくりすぎるのかも…。
乾いたお米はとても吸水しやすいので、一番最初のヌカ臭い水を吸ってしまった
可能性があります。
炊飯ジャーに長時間保温しておくと、メイラード反応という化学反応が促進されます。
この反応により、ご飯が黄色くなるので、ジャーでの長時間保温はやめて、
冷凍保存等にした方がいいですね。