CORBO.(コルボ)アルゴリトモ リップルスと、
フロウの革を比較。

写真は愛用のCORBO.の長財布、2つとも非常に良い味が出て来ています。

左が「Algoritmo the RAIN RIPPLES(アルゴリトモ レイン リップルス)」シリーズ。右が「Algoritmo the FLOW(アルゴリトモ フロウ)」シリーズの長財布になります。

RIPPLESの長財布を1年くらい使った後にしばらく休ませ、10ヶ月くらいFLOWシリーズの長財布を使用しています。2つとも形は同じで、どちらもイタリアの名門タンナー「バダラッシー」社のフルベジタブルタンニンレザー(バケッタ製法)を使って、内装まで贅沢に作られています。

RIPPLESとFLOWの革について

RIPPLESシリーズは「プエブロ」、FLOWシリーズは「ティグリ」という革なのですが、どちらもやや方向性が異なりつつ、非常に味わいの深いエイジングを見せてくれます。

RIPPLESとFLOWの特徴は、以下のようなイメージです。

 
シリーズ名革の名前エイジング速度/艶感
RIPPLESプエブロ 速い/非常に高い
FLOWティグリ 緩やか/高い・立体的
RIPPLES エイジングイメージ

左が使用1年後、右が未使用時の状態です。

「プエブロ」レザーはバケッタ製法の確かなクオリティの革にやすりをかけて、一見乾いたような表情を与えています。ですが使い始めてすぐに、この乾いた表情は馴染み、なくなっていき、代わりに見事なまでの艶感が得られ、色も深みを増していきます。これはもう百聞は一見に如かずで、ぜひ手にして使い込んで実感していただきたいです。

FLOW エイジングイメージ

左が未使用時、右が約3年間使用したイメージです。

「ティグリ」レザーは、始めコシ感が強く、一筋縄ではいかないような重厚感があります。使っていると、やがて適度に柔らかく馴染み、艶が上がり、色も濃く育っていきます。シボの凹凸の凸の部分のエイジングスピードのほうが早いため、立体的な表情が出ます。 写真を見てもらうとイメージいただけるかと思うのですが、コクのあるエイジングという表現が、私はしっくりきています。

エイジングのスピードは、FLOWの革ティグリの方が少しゆっくりかもしれません。それでも、じっくり腰を据えて使ってあげると、確実に変化が楽しめます。

どちらを選んでも間違いはなし

CORBO.の中でも少し玄人向けなこの2シリーズ。どちらもエイジングの表情の豊かさは随一で、個人的にはたまらなく好きですね。

私は結局両方とも使っていますが(笑)、どちらを選んでも間違いのない逸品と言えます。



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