竹集成材を使用した正円のフォルムが美しい、ウォールミラーZERO(ゼロ)。豊かな竹林が残る倉敷市真備町で竹を使ったプロダクトを数多く手がけている、TEORI(テオリ)の製品です。正面から眺めると薄くミニマルなフレームはサイドから見ると奥行きがあるという、印象深いデザイン。フレームの内側はオイルで仕上げたナチュラルな質感、それに対して外側はマットな白または黒に塗装され、そのコンビネーションが凛としたモダンなイメージの中にもやさしさを漂わせます。和洋問わず様々なシーンに合う飽きのこないデザインで、一般住宅はもちろん、ホテルやレストラン、公共施設など多くの場で採用。TEORIが発信する製品はその美しいデザインと質の高さで海外でも人気があり、環境に配慮された素材やものづくりと相まって高い評価を得ています。
ミニマルで美しいウォールミラー、ZERO(ゼロ)。正円の鏡が映し出す風景は日常を非日常に変えるような、不思議な魅力があります。竹製のフレームは真正面から見るとほとんど主張のない細さですが、実は奥行きがあり、横から眺めるとフレームの縁が鏡に映ってまるで筒が浮いているかのよう。屋外の景色が映るとそこに丸窓があるような、そんな錯覚さえ覚えます。フレームの内側はナチュラルな竹の木目をそのまま生かしてやさしい印象にしながら、外側を白・黒に塗装することでよりモダンなデザインに。竹特有のまっすぐで等間隔に節のある木目とシンプルなディテールは和室にも洋室にもマッチし、凛とした佇まいが部屋を洗練された空間に変化させます。その高品質で美しいデザインは一般住宅以外にも、オフィスやホテル、公共施設など様々なシーンで使用されています。
このミラーを製作しているのは竹林に恵まれた岡山県倉敷市真備町に社屋を構える、TEORI(テオリ)。竹の特性を生かし長く愛されるものづくりをコンセプトに、数多くの竹製品を企画発信しています。それらは同じ真備町にある工場で熟練した職人の手によって丁寧に作りあげられ、その上質で魅力的な製品は海外でも高い評価を得ています。
ドレッサー代わりにチェストやサイドボードの上にかけても素敵です。このミラーが1つあるだけで、お部屋が洗練された印象に。
和モダンな空間にもマッチ。円を描く曲線が優しくお部屋を切り取ります。寝室にかければ朝晩のコンディションチェックもできますね。
玄関先でお出かけ前の身だしなみを整えるのに便利。来客時もまるでアートのようなミラーが、センスよくお客様をお出迎えします。
鏡のないトイレなどにもオススメ。Sサイズなら場所を取らず、コンパクトな空間にも取り付けられます。玄関や別階などに設置したセカンド洗面にも。
スタイリッシュなデザインながら、和の趣も感じるミラーZERO。それは竹特有の木目のせいかもしれません。一般的な樹木とは違い、竹の幹は細く中空です。そのため幹を割って細い竹片を作り、それを圧着し製造された集成材の板をカットして、製品は作られています。まっすぐで等間隔に節のある竹独特の木目と、それが均等に並べ作られた集成材のラインが、シンプルで美しいテクスチャーを生み出しているのです。また背面にも竹集成材を使用。隠れて見えなくなってしまうところにも、しっかり手をかけて作られています。フレームの内側と背面は天然の竹抗菌オイルで塗装され、その色合いはしっとりと優しく、使い込んでいくうちに美しい飴色に変わっていきます。フレームの外側は汚れの付きにくいウレタン塗装です。
ミラーにはビスが1本付属しています。
ビスを5mm程度出した状態で壁に取り付けます。ミラー裏面の穴にビスを引っ掛けたら、完成。
※壁の種類や取り付け位置によっては、アンカーをご使用ください。
岡山県倉敷市真備町で、数多くの竹製品を製作発信するTERORI(テオリ)。社名はドイツ語の「基本・原点・初心」に由来しています。地元にある豊かな竹林資源で竹の特徴を最大限に活かしたものづくりをしながら、ライフスタイルも提案。竹林の整備なども行い、インテリア製品に使用できない竹の細い部分は土壌改良剤に、また表皮から抽出したワックス成分でオイル塗料を作るなど、竹を余すところなく有効利用をする竹循環型社会を目指しています。 ・2001年/ISO9002取得 ・2003年/ISO9001取得 ・2006年、2007年/GOOD DESIGN賞受賞
竹は弾力性に優れ、中国や東南アジアでは建築現場の足場に使われるほど非常に強い素材です。また古くからものさしに使用されるほど、長さに狂いがでないのも特徴の1つ。TEORIの製品に使用されている孟宗竹は、抗菌性や殺菌性、脱臭性に優れた秀逸な素材です。
一般的な木材の場合は製品化できるほど成長させるのに、数十年かかります。しかし竹は1年で成木になり、3〜5年もすると身が引き締まって、伐採使用できるようになるのです。また、竹は地下茎で繁殖するため新たに造林する必要がなく、持続的生産が可能です。近年行き過ぎた伐採で森林面積が減少し様々な環境問題を引き起こしている植物資源ですが、竹は地球環境保全において大きな可能性を持っているのです。
竹は非常に硬いため大変加工の難しい木材です。また中が空洞になっているので、他の木材のように製材してそのまま使うということができません。ですので伐採された竹はTEORIの自社工場でカットし防虫処理をされたのち、平らに削られ接着剤で張り合わせプレスして集成材の板にします。それを様々な製品に加工していくのです。また竹は木目の方向によって大きく強度が異なり、縦に裂けやすい傾向があります。そのためTEORIでは3積層のクロス集成材にすることにより、割れや反りなどの欠点を補っています。
TEORIでは竹林での竹の伐採、集成材の製造、家具や雑貨などの製品を作りまでを、一貫して全て同じ町内で行っています。それゆえに輸送にかかるCO2排出量の削減にも貢献しているのです。