家具の素材（材質）についての基礎知識を学んで
インテリア選びをより有意義なものに！

家具の素材 その1：天然木無垢材（テンネンモクムクザイ）

天然木の一枚板から必要サイズに切り出された家具の材質になります。

継ぎ目が無いため見た目も綺麗で、高級家具に使用されます。

反りが出るため、乾燥が必要で手間がかかる分お値段が高くなります。

家具の素材 その2：天然木集成材（テンネンモクシュウセイザイ）

10cm程度（棒状）の天然木無垢材の板を接着材にて継ぎ合わせて、１枚の板にしたものです。

無駄なく使える為、無垢材より低価格での商品提供ができます。

天然木製として販売している家具のほとんどは集成材の場合が多いです。

家具の素材 その3：合板

スライスした木材の繊維が直交するように接着したものです。

反りも少なく、軽くて丈夫です。ベニヤ、コンパネも合板の一種です。

一般的な家具の場合は、見た目の綺麗さも必要ですので合板だけで作ったものはほとんどございません。

必ず表面に化粧板を貼っています。

家具の素材 その4：積層合板（プライウッド）

合板の表面に木目が綺麗なランクの高い天然木の板を使用して、側面の部分を綺麗に処理したものが積層合板になります。

熱を加えて型に押し当てて曲面加工したものがデザイン的にも良く、人気のある北欧家具やデザイナーズチェアにもこの材が使われています。

イームズのチェアが有名です。

家具の素材 その5：天然木化粧合板（ツキ板）

薄くスライスした天然木を合板の表面に貼って、

美しい木目が楽しめる仕上げにしています。

家具の素材 その6：塩化ビニール化粧合板／繊維板

木目や色柄を印刷した塩化ビニールを貼ってあります。

もちろん塩化ビニールですので水に強いです。

家具の素材 その7：プリント紙化粧合板／繊維板

木目等を印刷した紙を表面に貼って仕上げています。

安価で同一の木目や色が生産できる為トータルで色を合わせたい場合などにむいています。

粘着性の高いテープなどで化粧紙がはがれる場合もあるため、注意が必要です。

家具の素材 その8：繊維板

木材や植物の繊維が原料になっており、高温、高圧を加えて板状にしたものになります。

表面がきめ細かくなめらかなので堅く重量もあります。比較的大きめな家具になるとかなり重いです。

ネジの取付けを何度も行うと材質が細かくくずれてしまうため、木ねじなどで同じ位置に付ける事は難しいです。

ＤＦ（中質繊維板）も繊維板に含まれます。

家具の素材その9：パーチクルボード

木材の小片を熱圧で板状にしたものです。

細かく砕いた木片のようなものを

固めているので繊維板に比べて軽く、

割れや方向性が無いため安定した素材です。

家具の素材 その10：フラッシュ構造

木枠を作り、枠の中に桟を入れて両面に合板を貼り板状にしたものです。

空洞になっているため、軽量ですが強度はあります。

収納家具の面材や扉材に使われます。

家具の素材 その11：ハニカムコア構造

クラフト紙やアルミニウムの薄板などを蜂の巣のようにして、両面に合板を貼ったものです。軽量で強度があります。

家具の素材 その12：メラミン化粧合板

化粧板にメラミン樹脂を浸透させて高圧で芯材と圧着し硬化させた化粧板です。

硬質で耐熱性、耐摩耗性に優れています。当店でもコタツの天板等に使われております。