米のでんぷんは、麹によって糖分となりますが、それをアルコールにするのが酵母です。日本酒の香りを左右する酵母には多種類ありますが、酒の質や味に合わせて酵母を使い分けます。
有名なのが「協会9号」酵母です。ほとんどの蔵元がこの酵母を使用したことがあるといっても過言ではないくらいです。日本酒醸造協会が頒布しているのは全て○○酵母とつきますが、最近では県単位で独自に酵母を開発しています。
いくつかあげますと、長野県の「アルプス酵母」、福島県の「うつくしま酵母」、秋田県の「花酵母」、別名「AK-1」といわれ、最近では、石川県で開発された協会14号があります。酵母の種類によって香りが変わってきますので、意識しながら飲んで選んでみてください。(参考:「うわさの名酒新200」講談社)
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