酒粕を使った料理 その2

ここでは、日本酒につき物となります「酒粕」を使用した料理のレシピを案内しています。ぜひ、一度はお試しいただきたい基本的な料理から、手の込んだ料理のレシピまで記載していますのでぜひお試しください。


酒粕に関する情報 INDEX
酒粕の基礎知識 (酒粕の種類や栄養価など基本的な知識について)
酒粕を使った料理 その1 その2 その3 (基本的な料理から応用編まで)
酒粕を美容に役立てる (酒粕を使用した美容液やパックの作り方など)
酒粕の健康について (健康に役立つ酒粕の力について)

日本酒キーワード

「酒粕」を材料に使った料理をすばらしいアイデアによって千葉県の「寺田本家」(寺田聡美)様がご紹介されていらっしゃいます。そのすばらしいアイデア料理を是非とも知っていただきたくご案内させていただきます。※下記料理のレシピは、「寺田本家」様のホームページからの抜粋となります。)

お酒造りの副産物「酒粕」は微生物の集まりです。おいしく食べることで体の中の微生物たちと仲良く働き、私達を元気にしてくれます。小さな小さな生命が私達を支えてくれているのです。体にも心にもやさしい酒粕料理をいろんなアイデアでお試しください。 レシピ作成:寺田聡美様


根菜粕汁

粕汁


体が芯からあったまる根菜いっぱいの粕汁です。
大地のエネルギーがいっぱい詰まった根菜。その生命力を丸ごといただくため、皮はむかずに調理しよう。里芋、れんこん、葉菜などもおいしいです。
(4人分)
大根100g、人参80g、油揚げ1/4枚、ごぼう50g、ねぎ15cm、酒粕60g、味噌60〜70g、塩小さじ1/4、油小さじ2、昆布5cm、水4カップ

1. 大根、人参、油揚げは短冊に切り,ごぼうはささがきにする。
2. 鍋に油を熱し、ごぼうをよーく炒め、ごぼうのいい香りがしてきたら大根、人参を加え、塩を入れる。
3. すり鉢に酒粕を入れ、鍋から煮汁を1/2カップ取り、良くつぶす。途中味噌を入れ,完全に混ぜ合わせておく。
4. 3.を2.に流しいれ、さっと煮立てて,小口に切ったねぎを散らし、火を止める。
※アルコールの苦手な人は出し汁と同時に酒粕も入れて煮込むといいよ。

酒粕クラムチャウダー

クラムチャウダー


ふわっとしたまろやかなスープ。
ベジタリアンもOK!
(4人分)
大根100g、人参100g、玉ねぎ100g、干ししめじ10g(なければ生50g)、酒粕40g、豆乳(または牛乳)60cc、水800cc、こしょう少々、昆布5cm、油小さじ1、塩小さじ2と1/4

1. 野菜を1cmのさいの目切りにする。
2. 鍋に油を入れ玉ねぎ、大根、人参の順に炒め、水,酒粕,昆布、干ししめじを入れコトコト煮る。
3. 塩こしょうで味をつけ、豆乳を入れ、仕上げる。

味噌粕漬け

味噌粕漬け


日本の醗酵食品がドッキング。コクと甘味のある美味しい保存食。いろんな野菜で試してみよう。繰り返し使った床は炒め物、焼きおにぎりなどに使うといつもと違ったおいしさに。

酒粕500g、味噌500g強、酒+水150cc(半々位で)、野菜適量

・床作り
1. 酒粕を温かいところに置き,やわらかくする。
2. 1.をすり鉢にあけて酒と水を加えすり合わせる。
3. 2.に味噌を加えて混ぜ合わせ,なめらかなペーストにする。
・漬ける
味噌粕床の半量をバットに伸ばし,ガーゼを敷き旬の野菜を並べ,ガーゼをかぶせて残りの味噌粕を平らに伸ばす。
・ごぼう→5cmの拍子切りにしてさっとゆで2〜3日漬ける。
・にんじん→2cm厚の輪切りにし、さっとゆで2〜3日漬ける。
・厚揚げ→さっと熱湯を通し、ザルで水気を取り、1cm厚に切って一晩漬ける。粉をうすくはたいて油で焼く(ムニエル風に)。
・えのき、しめじ→さっと湯がいて半日漬ける。
サケ、ブリ、銀ダラ→そのまま一晩漬ける。粉をはたいて油で焼く(ムニエル風)。

酒粕酵母パン

パン


外カリッ、中モチッ!酵母づくりから3日で完成です。玄米酒粕でもおいしく作れます。この場合、よりモッチリしたパンに!酒粕は酵母の元気な春先までの酒粕を使ってください。古い粕では醗酵しなくなります。
 1日目

酒粕30g、全粒粉30g、水40cc

1. ビンの中で混ぜ合わせ、冷暗所に1日置く。
2. プクプクと発酵したら完成。
※毎日少しずつ足していくと酵母は元気に育ちます。
 2日目

完成した元種100g、地粉300g
塩小さじ1強、水160cc〜

1. 良くこね、乾燥しないよう、ボールにラップをかけて冷暗所に1日おく。
2. 1.5〜2倍にふくれたら完成。
 3日目

1. できあがった生地を丸めて天板にのせ、きりふきをして、1時間形成発酵をする。
2. 取り出し、生地にクープ(切れ目)を入れている間に、オーブンを200℃にセットし、あたためる。
3. きりふきをして、200℃で20分、180℃で10分焼く。
※焼き加減は好みで調節してください。