正規輸入品と並行輸入品の違いはなんでしょうか?
よくメールやお電話でもよくご質問されるお客様がございますので正規品と並行品には一体どのような違いがあるのかここでご説明しようと思います。
ロレックス・オメガなどスイスやドイツブランドの時計メーカーさんには正規品ルートと並行品ルートという商品の流通経路が違うものがございます。


正規品ルートとは  スイス本国→日本輸入代理店(本国の日本法人)→金沢時計職人の店さかもと→お客様
流通経路が極めて簡単ですね。

スイス本国などから直接、日本の輸入代理店(日本法人)を経由し厳しいクォリティーチェックを受けて正規販売店に届けられる商品が正規品です。
さらに金沢時計職人の店さかもとでは職人さんによる、キズ見チェックや精度チェックも欠かさず行っていますので、最高の安心でお客様に出荷しています。
 


並行品ルートとは 
 
海外正規店→現地の買い付け業者(数社を経由)→並行輸入業者(数社を経由)→並行品販売店(業者間でやり取り)→お客様
上記の例であればまだましなほうです。 本物ですからね。

さらに中国や香港経由でさらに複雑になり偽物・改造品がまぎれる場合あります。どんなルートをたどって輸入しているのかもお客様にはわからずに分解してケースだけ本物、中身は偽物。というケースも多々あります。

さらに盗難品や窃盗での事件に関連した商品もあるかもしれません。 記念品にもなる時計などに巻きこまれている商品だとすると気持ち悪いです。 並行品店もどのようなルートをたどってきたかわからないため、知らずに売っている場合もあります。

現実に最近、オメガスピードマスターを買われた(有名ショッピングセンター直営並行店で)お客様が分解掃除でお持ちになったとき文字盤のリダン(改造)がメーカーで発覚し、弊社にて正規品の新品と交換させていただきました。 買ったときのお値段ほどかかっています、が本物になったということで喜ばれています。 



金沢時計職人からのお願い。
正規代理店商品か並行輸入商品それぞれメリット・デメリットがありますが、どちらを選ばれるかはお客様次第です。

現在は並行品でも修理やOHを通常お値段で受付しているメーカーさんもありますが、今後、並行品は高くなる傾向です。多くのメーカーさんがアフターサービスに力を入れており、今後並行品のアフターサービスの価格を変更する流れが出ていることは間違いございません。
長年使用されることをお望みのお客様は特に正規品をオススメできます。

全品正規品をお取扱いしている弊社からはより申し上げることができるのは、親から子に、そして子から孫へと受け継ぐことのできるお客様ご自身にあった納得できる方でご購入することをお勧め致します。