門松の作り方

門松の製作風景とともに簡単に作り方を紹介します。

【1】
3本組の竹としっかりした容器を用意します。
容器の底穴は不要ですが、穴あきの植木鉢などでも代用できます。

【2】
ここが肝心、竹は前から見ても横から見ても垂直になるようにセンターより少し後ろ側に立てます。
真砂土(まさつち)を半分弱ほど入れて突き棒で突き固めます。
竹がしっかり立ったら残りの土を入れますが、あとで松の枝を挿しますので、やわらかめにしておきます。

【3】
葉牡丹を深めに植え、苔木(こけぼく:苔がのった、梅の古木です)など
後からではつけにくいものを先にセットします。

【4】
若松の枝を挿していきます。余分の枝は適宜剪定します。
また、挿しなおしをすると土が固くなって、より挿しにくくなるので、出来るだけ1度で決めます。

【5】
バランスを見ながら松を挿していき、最後は見えない後ろ側もきちんとカバーします。
後ろ側は奥行きと立体感を左右します。

【6】
たくさん出来上がってきましたね。
順次大きさや種類の違う門松を作っていきます。

【7】
赤い実のついた南天などは、最初につけて作業すると実が落ちやすいので、
最後に竹を結んでいる縄などを使って固定します。

【8】
出来上がった門松はこうしてみると結構な迫力!
写真は大型ですが、これでも全体の製作数の4分の1ほど、 作っては出荷しないと場所が足りません。

【9】
あとは出荷を待つだけになった門松。
お届け先でお化粧をして出来上がり。(^_-)-☆

【10】
出来上がったら設置する場所に置いて、薦(こも)や竹の袴(はかま)を巻いたり、笹の葉を挿して出来上がりです。
お客様のご要望や置き場所、お届けする地方によっていろんなタイプ、大きさを製作しています。