COLUMN 店員のスピーカーズ・ハイ




店員のスピーカーズ・ハイ

「スピーカーズ・ハイ(Speaker’s High)」って言葉をご存知でしょうか。
これは、話しながら話者本人の気分がどんどん盛り上がる現象のことで、
結婚式の来賓や校長先生のスピーチが長くなるもの、
このスピーカーズ・ハイのせいらしいです。

確かに話してる時、
特に自分の好きなことや自説を人に伝えようとするときって
なんだか気持ちよくなることありますよね。

お洋服屋さんでも経験ありませんか?
店員のスピーカーズ・ハイにうんざりしたことが。

別にこっちはファッションのうんちくを聞きたいわけじゃないじゃないのに、
とうとうと話してくる店員さん。
逃げる事もできず、知りたくもない話を聞かされるはめに。
洋服屋の店員をしてるわけですから、
ファッションが好きで知識もあるんです。
だから、お店に入ってきてくれたお客様に
その知識を披露したくなる気持ちもわかる。

なまじファッションが好きだから、自分の好きなものについて語ってしまう。
で、店員が自分の好きなブランドを推しちゃったりして。
日本人は礼儀正しいから、
途中で話をさえぎることも出来ず、話が終わるとお客様は逃げるように退店。

これって結構、ショップあるあるです。
店員に話しかけられるのが怖いってお客様はけっこういらっしゃいます。
むしろ話しかけられたいって方のほうが少数派かな...

ファストファッションに人が集まるのは、
店員に話しかけられることなく自分のペースで商品を見ることができるから
というのも大きな理由のひとつでしょう。

結局、お客様が求めているのは「かっこよくなりたい」ってことなのに、
楽しい休日をお買い物して過ごそうとしているだけなのに、
はきちがえが起きてるんですね。

お客様が何を求めて来店されてるのか売る側は見失わないようにしないと。
スピーカーズ・ハイには気を付けます。


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