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“セッテピエゲ” 7つ折りネクタイの歴史と魅力

Sette Pieghe

セッテピエゲとはイタリア語でSette(数字の7)とPieghe(折り目)のことです。
文字通り、7つ折りのネクタイを指し、英語では 7 FOLD Tieと言います。




本来はそのまま、生地を7回畳んでネクタイの形になったものを指します。
しかしながら、現在のセッテピエゲの定義はわりとあいまいで、
メーカーによっては4回畳んだものもセッテピエゲと呼んだりします。
イタリア国内においてもこれといった基準はないようです





セッテピエゲは大まかにいっても普通のネクタイの2倍の分量の布地が必要ですし、
その工程も大変に複雑で、かつ手縫いを必要とするために
いまだにこれの伝統を守っているメーカーはごくわずかです。
なぜこのような複雑な工程を必要としたのかというと、
その昔はまだ良い芯地が手に入りにくかったからです。
しかし新素材が導入され、時代とともに手のかかる
セッテピエゲの製造が縮小したのも当然と言えます。





しかし、ナポリの職人たちが作り出すイタリア紳士服が世界的な注目を浴びるようになると、
その軽やかで洗練された仕立てが表舞台にたち、
イタリア服と同じように、芯地のない、軽くて柔らかい セッテピエゲ を
求める人々も増えていったのです。

そのため、イタリアの代表的なメーカーはじめ、
こだわりをもつ生産者は再びセッテピエゲを作るようになりました。




セッテピエゲの作りかたはまず、正方形に近い長方形の布地(ほぼシルク100%)を用意し、
45度の角度でパターン(型紙)に沿って布地を裁ちます。
このとき、45度にパターンをとることを「バイアス」と言います。
パターンはネクタイの下半分が扇状に開いたような形をしています。

あとはそれを折りたたんで、手縫いで縫い合わせるのが一般的なようです。

バイアスすることで、生地が柔らかく自然に落ちる効果が表れます。
本来首元に巻くスカーフから派生したと言われる通り、
柔らかな生地を更に柔らかく仕立て上げた繊細なネクタイは
ふんわりと、まるでスカーフのように胸元を飾ります。
作ることが出来る職人が極めて少ない事から、
非常に希少価値の高いセッテピエゲのネクタイ。




ハンドメイドの証しである 小剣の裏側に収められた「たるみ糸」や
剣先のハンドステッチの繊細さから職人の心が伝わってきます。

見た目の豊かさと締め心地を優先し、シルク地そのものの質感を生かした
ふわりと風になびくその姿は
「ナポリ仕立て」の空気を纏った無理のないこなれ感と、やわらかな独特の味があります。



セッテピエゲのメーカーで有名なところには、ISAIA(イザイア)やKITON(キートン)、MARINELLA(マリネッラ)やLUIGI BORRELLI(ルイジ ボレリ)などが挙げられます。
どれもイタリアを代表するブランドです。

お値段も通常は価格が3万円ほどするかなり高級なネクタイになりますが、
その上質な風合いに魅せられる方は多く、
ステータスを求める方、政治家や経営者に愛好者が多くいます。

ふわりとした軽やかな付け心地は
一度つけるとこれしかつけたくない
という方もいるほど、人気のある形なのがこのセッテピエゲ。

大人の洗練されたコーディネイトの要(かなめ)になるアイテムです。



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