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普段、何気なく使っているテーブルや椅子。
誰が、どんな思いで作っているのでしょうか? |
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無垢材。それは、木材をそのまま削りだしたものです。
丸太から製材され、十分に乾燥させます。
ウォールナットに関しては、北米から輸入しています。
ふさわしい材木を選びだす作業は長年の経験が必要です。 |
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選定した材木を、仕上がりよりは少し大きめにカット。
何十年も生きてきた木に尊敬の気持ちを込めて、
無駄のない作業を、職人は常に心がけています。
特に、無垢材は反りやすい。でも、できるだけ長く使って欲しい。
裏表を削りだして、厚みの揃った平面に加工します。 |
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切断面に、特殊な接着液を付けて、高周波プレスをかける。
高周波プレスは、電子レンジと同じ原理で、
接着剤の水分のみ、蒸発します。
十分ほどで、強力に接着。機械のない時代は、自然乾燥。
丸一日の、大変手間のかかる作業でした。 |
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接着が終わった天板は、段差が無くなるように
仕上り寸法まで、再度削り直しをします。
脚の金具などを加工していく際、
狂いのない正確な加工を行うため、
この作業ではコンピューターを導入します。 |
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大切なのは、塗装の前に行う、研磨の作業。
粗めのサンドペーパーで研磨した後、
細かいサンドペーパーをかけます。
そのような丁寧な作業によって、
表面がつるつるに仕上がります。 |
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ウエスと呼ばれる布で、塗装をしていきます。
ウエスでたっぷりとオイルを塗った後、
乾いたウエスで余分なオイルを拭き取ります。
オイル仕上げは、表面に膜を張らないため、
自然な木材の質感を楽しめます。 |
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脚も天板と同じ工程を経て、
オイル仕上げをしていきます。 |
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脚と天板を接合します。
完成したものは、
トラックでお客様のもとへ発送されます。 |
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普段、<何気なく>使っている、テーブルや椅子。
木材の状態から、日常の生活に入るまでには、
実は、様々な物語があります。
職人は、使い手の気持ちを考えながら、
一つ一つ丁寧に作っているのです。 |