実証された高核酸食事法のすばらしい効果

いままでのところ、私の核酸食事法が身体の老化を防ぎ、若返らせ、病気になりにくくするものであることはおわかりいただけただろう。だが、私の食事法によるメリットはそれだけにとどまれない。

 

「注意力が散漫になり、仕事がおもようにはかどらない」「朝起きても、前日の疲れが残っていて、少しも熟睡した気分ではない」「体調が悪くて病院にいっても、体のあちこち検査されるだけで病名がつけられない」こういった目にみえない老化、いってみれば、活力不足による老化にも、効果があるのだ。

私たちが歩いたり、話したり、握手したり、電話のダイヤルを回したりするためには、当然エネルギーが必要となる。

私たちの体は、ゼンマイ仕掛けの自動車でもないし、乾電池式のロボットでもない、自分自身の身体の中で、必要なエネルギーを作り出さなければならない。それでは、いったい、このエネルギーは、どういふに作られているのだろか。

この生命のエネルギー源になるのは、細胞の中のミトコンドリアという部分である。ここではクエン酸が酵素の助けをかりて、次々に化学反応をおこして、エネルギーを作り出している。この科学過程は、クレブス回路、またクエン酸回路と呼ばれている。

クレブス回路から生まれるエネルギーは、そのまましておくとむなしく浪費され、実際にエネルギーを必要とするときにはすっかり消えてしまっている。それを防ぐため、クレブス回路に接して、エネルギーを貯蔵しておく電子伝達系がある。この電子伝達系の中心になるのが、核酸RNAの基本単位のうちのひとつATP(アデノシン三リン酸)である。

ATPはRNAのヌクレオシドで、アデノシンに三つのリン酸がついた構造だが、リン酸がひとつずつ放れていくたびに、つまり、ATP→ ADP(アデノシン二リン酸)→AMP(アデノシン一リン酸)になるにしたがってエネルギーが放出される。逆に、外からエネルギーが加えられてAMP→ ADP→ATPとなると、そのエネルギーが蓄えることになる。クレブス回路によって作り出された物質は電子伝達系によって運ばれてゆくにつれて、エネルギーを蓄積するのである。

 


このATP(アデノシン三リン酸)エネルギーの蓄積があるからこそ、私たちは、日常の動作だけではなく、水泳やテニス、ジョギングといった比較的激しい運動を続けることができるのである。また激しい運動ばかりでなく、精神的な意味での持続性、安定性なども、ATPの蓄積が多いほど強いものになる。


ここから、ひとつの結論が生まれる。ATPを作り出すための材料とエネルギーをもっと与えれば、エネルギーの蓄積はより大きなものになる。そうすれば、心臓や筋肉の働きは力強くなり全身に活力がみちるだろう。また、精神的にも安定し、より意欲がでてきたり、集中力がアップしたりするだろう。そして、このATPを作り出す材料にあたるのが高核酸食品に含まれるのである。

 


逆に、もし、ATPが不必要に消耗されていたならどうだろうか。身体には何の異常もないのに、なぜか気力がない、という状態に陥ってしまう。しかし、実際、エネルギーを消耗させる物質も確かにあるのだ。

 

これは、私自身の核酸に関する研究と、アメリカにおける低トリプトファン食に関する論文とから、
二つの方法でエネルギー連鎖が損傷を受けることがはっきりしている。ひとつは、クエン酸回路から、電子伝達系のATPにエネルギーが移るとき、アミノ酸の一種トリプトファンの代謝産物が妨害して、電子伝達系にエネルギーが伝わらなくなってしまうのである。

こうなると、細胞で作られたエネルギーは電子伝達系に蓄えられず、ムダに消費され、細胞の正常な機能に必要とされるパワーは失われる。この結果、細胞の機能は低下し、体力は衰え、内臓の不調となって現われるのである。これは高齢者にはしばしばおくることで、この年齢の人の病気の原因のひとつである。

 

では、これを防ぐためには、いったいどのような方法があるだろうか。まず考えられるのは、トリプトファンが有害な物質を作らないような方法を見つけることである。しかし、残念なことに私たちには、まだこの方法は明らかにされていないのである。

 

だが、方法は残されている。ATP(アデノシン三リン酸)を作るために必要なより多くの材料を身体に与えることと、電子伝達系を活気づけることである。つまり、ATP(アデノシン三リン酸)-高核酸食品を取ることが当面重要になってくる。

 

エネルギー連鎖が損傷を受ける二つ目は、ある種の酵素の異常によってクエン酸回路に原料が送りこまれず、エネルギー生産がストップしてしまう場合である。そうなれば、細胞のパワーは当然ゼロになる。エネルギーは酸素を使わない段階でとどまり、このためにガンが発生することもある。しかし、これも
高核酸食事法で治療することが可能である。これは、次に述べる実際の治療例で参照してほしい。

以上のように、豊富な核酸を食事から取ることができれば、エネルギー細胞に蓄積するATP(アデノシン三リン酸)の量は増え、エネルギー連鎖は活発になるのである。このエネルギーは、古くて、働きが衰えた細胞に活力を与え、損傷を回復し、生まれたばかりの若々しい細胞のような機能を取り戻させるのである。

私は核酸を使って、細胞に新しいエネルギーを吹き込み体全体を若返らせるという実証を繰り返し、繰り返し、確かめてきたのである。

 

細胞内で働く核酸だけ取っていればいいというものではありません。細胞外で働くコラーゲンやヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸を含むムコ多糖類である細胞間物質、ビタミンC〓やビタミンB群、ミネラルなど様々な栄養素をきちんと摂ることが健康と若さづくりは大切なのです。特にコラーゲンは、毛細血管を出た核酸が細胞に到達する道になっています。ですから、いくら核酸を摂っても、道であるコラーゲンが劣化していると、核酸は細胞にたどり着けません、核酸とコラーゲンなどの細胞間物質を同時に摂ることがとても効率的です。 「老化は食べ物が原因だった;ノーベル医学生理学賞からの大発見」

若さを保つ最大の方法

細胞内で働くDNA核酸は若さと健康を保つ根源物質であるが、核酸だけ取っていればいいというものではありません。細胞外で働くコラーゲンやヒアルロン酸コンドロイチン硫酸を含むムコ多糖類、ビタミンCやビタミンB群、ミネラルなど様々な栄養素をきちんと摂ることが健康と若さづくりには大切なのです。出典コラーゲンが導く驚異の核酸バランス

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