綴れ帯 つづれ帯 綴れ織り 綴織 つづれ織り
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綴袋名古屋帯 一重太鼓

つづれふくろなごやおび
いちじゅうだいこ

基本的には名古屋帯と同じ長さで、 垂れ先から太鼓上まで帯地を2枚合わせて 左右の耳を袋状にかがる袋帯と同じ仕立てをします。 太鼓上から手先までは帯巾のまま開いた状態に仕立てます。

手先は好みで手先の折り合わせがずれない程度に 15センチ前後半分に折りあわせる仕立て(大松葉仕立て)か、 折り合わせずに帯巾のまま開いた状態に仕立てる (手先平仕立て)があります。

どちらにしても綴袋名古屋帯は名古屋帯のように 胴に巻く部分をすべて半分に仕立てることはしません。 手先を15センチ前後半分に折って仕立てるのも 着付けのしやすさを考慮したためであり、 半分に折らずに帯巾のまま開いた状態でも問題ありません。 手先の仕立て方は決まりがありませんので 着付けがしやすいと思われる方法をお選びください。

夏帯は太鼓部分を縫わない仕立てをします。ただし夏帯(絽綴)の喪帯は重なることを避ける意味で太鼓部分を縫う普通の仕立てをします

地厚な織物である長所を生かして、手先から垂先まで1枚でという実用的な着方があります。太鼓裏がない分、帯の全長は短いので軽く、単衣の季節は涼しいと言う、つづれ地の特徴を上手く生かした着用方法です。

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綴袋名古屋帯 二重太鼓

つづれふくろなごやおび
にじゅうだいこ

仕立て方の基本は「一重太鼓の仕立て方」と同じで異なるのは 一重太鼓が名古屋帯の長さに織られているのに対して、 二重太鼓は袋帯の長さに織られている点です。

袋帯と同じ二重太鼓結びの長さに織られた 袋帯のフォーマルさと名古屋帯の着やすさを兼ね備えた 二重太鼓結びのできる帯です。 厚手の生地で帯芯の必要も無く、 胴に巻く部分を二重にする必要がないため、 垂れ先から太鼓上まで帯地を2枚合わせて 左右の耳を袋状にかがる袋帯と同じ仕立てをします。 太鼓上から手先までは帯巾のまま開いた状態に仕立てます。

帯の機能的には二重太鼓である必要性はありませんが、 二重太鼓結びの慣習を考慮した帯です。

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袋帯

ふくろおび

帯全体を袋状に仕立てる袋帯は通常の綴織の絹糸よりも 細い絹糸を使用して薄手の帯地を織り、 表裏2枚合わせて左右の耳をがり袋状に仕立てます。 通常のつづれ帯よりも細い絹糸を使用することで 2枚合わせでも薄く軽い袋帯になります。

太い絹糸を使用して表裏も使える本つづれ織りの特徴 (長所を生かすこと)を考慮すると、 袋帯である必要性はありませんが、 慣習を意識したバリエーションとして存在します。

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角帯 男帯(袷)

かくおび おとこおび

袷の角帯は帯を半分に折り手先を38センチほどかがり仕立てます。 単は袷の半分の巾で織り上げますので仕立ては必要なく房飾りをします。

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綴袋名古屋帯

つづれふくろなごやおび

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別格の八寸帯

綴袋名古屋帯は帯巾が八寸に織られることから 八寸帯(八寸)とも呼ばれます。 帯巾八寸(約8寸2分)に織り上げた織巾が そのまま帯巾になる袋帯と同じかがり仕立て、名古屋帯と同じ長さで着付けがしやすい という双方の利点を併せ持った「綴袋名古屋帯」(つづれふくろなごやおび) と呼ばれる仕立て方をします。 「綴袋名古屋帯」というと「名古屋帯」と名がつくので 名古屋帯と混同されやすいのですが、 「袋」とも名がつくように 胴に巻く部分を半分に仕立てる必要がないので、 どちらかというと袋帯に近い帯です。

綴織と似た厚手の帯地は博多織すくい織など 織の帯がありカジュアルな印象がありますが、 綴織の帯は格が高く、 他の袋名古屋帯(八寸帯)とは別格とされており、格調高い文様は一重太鼓でも フォーマルに着用できる唯一の帯です。厚手の絹織物であるため二重太鼓にするとかなりの重量になるため、太鼓部部を縫わずに二重太鼓風にみせる仕立てもあります。

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名古屋帯との違い

名古屋帯と異なる点は織巾が帯巾に織られているため、 胴に巻く部分は帯巾のまま開いた状態に仕立てること。 名古屋帯は縫しろを含めた巾に織り、 帯芯をいれて帯巾に仕立て、 太鼓上から手先までの胴に巻く部分を半分に仕立てますが、 綴袋名古屋帯は帯巾のまま開いた状態に仕立てます。

袋帯と異なる点は名古屋帯と同じ長さで 帯全体を袋状に仕立てないこと。 袋帯もありますが一般的なのは名古屋帯と同じ長さです。

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綴袋名古屋帯の二重太鼓

綴袋名古屋帯は基本的には名古屋帯と同じ長さなので 一重太鼓に結びますが二重太鼓に結ぶ長さの帯もあります。 二重太鼓に結ぶ長さは袋帯と同じなので、 これを綴袋名古屋帯と呼ぶのはおかしいのですが、 袋帯とも呼べませんので、 綴袋名古屋帯の二重太鼓としています。

綴の織りの特徴と一重太鼓でもフォーマルに使える 格の高さから袋帯であることから 二重太鼓結びにこだわる必要性はないのですが、 二重太鼓の慣習を考慮して 袋帯と同じ二重太鼓に結べる長さに織った帯です。

仕立て方は綴袋名古屋帯に分類され、 全長は袋帯と同じ長さで袋状に仕立てる太鼓部分も 二重太鼓結びができる長さになっていますので、 袋帯と同じ使い方ができます。

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手先の仕立て方

「手先の仕立て方」に決まりはありませんので、 着付けがしやすいと思われる仕立て方をお選びください。 お好みで選択して問題ありません。 主な特徴として『大松葉仕立て』は 手先がズレることがなく着付けがしやすく、 帯巾も好みに広げることができます。 『平仕立て』は手先から帯巾を広げることができ、 形も袋帯と同じ長方形のままなのでたたみやすい点です。 迷われる場合は『平仕立て』が無難です。

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大松葉仕立て

手先を10~15センチほど半分に折って仕立てます。
・手先の折り合わせがズレることなく着付けがしやすい。
・帯巾を好み合わせて広げることができる。

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平仕立て

帯巾のまま。
・手先から帯巾を好みに合わせて広げることができる。
・たたみやすい。

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文様の位置

腹の柄(前柄)が片方だけにある“片腹”(かたばら)と、 両方にある“両腹”(りょうばら)があります。着付け教室の主流は関東腹(右手)です。

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片腹 関東腹(右手)

半分に折りたたまず、手先を上に見て「右半分」に柄があります。 ※片腹の場合は腹の柄(前柄)が 関東腹(右手)の着付けで柄が出るようになっています。 着付け教室のほとんどが関東腹(右手)の着付けですが、 お手持ちの帯をご確認いただくか教室にお尋ねください。 現在は関東腹(右手)が主流となっています。

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両腹 関東腹(右手)関西腹(左手)

手先を上に見て右左ともに柄があります。関東腹(右手)関西腹(左手)どちらの着付け方でも大丈夫です。

西陣織 つづれ織り つづれ帯