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金封ふくさとは

喜びや悲しみを共有する日本独特の礼儀を 重んじる儀礼から金封を裸で持参することは 先様に対する礼を失することになります。 故にふくさを用いて先様に礼を表します。

ふくさの形は、古くは塵よけから始まり、 掛けふくさ、はさみふくさと、 その形式は時代とともに変化し、 現代、一般的に多用されているのは、 形式を簡略化した略式のふくさである はさみふくさ(金封ふくさ)です。 金封の上に掛ける正式な掛けふくさに対して 金封をはさむ形のふくさをはさみふくさ (金封ふくさ)といいます。

金封ふくさは慶事は右開き、 弔事は左開きの慣習があります。

色の選び方

慶事にはお祝いの気持ちが表れる 金・赤・朱・臙脂などの華やかな色のほか、 紫、男性は紺など青系の色も使えます。 弔事にはお悔やみの気持ちを表す 黒・灰・紺・紫などの地味な色を使います。 格の高い紫は男女ともに慶弔両用に使える便利な色です。

ふくさの様式が簡略化しているため、 金封ふくさで重視されることはありませんが、 結納などに用いる掛けふくさの場合、 ふくさの色は基本的には男女で異なり、 男性は紫や紺など青系の色、 女性は朱色や臙脂など赤系の色など、 男女の区別があります。 格の高い紫は男女とも使える色です。

大きさ

地域の慣習などにより異なりますが、 友人知人、ご近所のお付き合いなどでは 一般的に3万円までの金封を お渡しすることが最も多いと思われます。 友人知人、ご近所のお付き合いが主な用途である場合は、 一般的な標準サイズの金封に包みますので、 ふつうサイズ(標準サイズ)の金封ふくさが使えます。 男性ならポケットに入るサイズです。

一方、仕事やプライベートで 3万円以上の金封をお渡しする機会が多い方や 水引飾りの大きな金封、 誂えの金封などを使用される場合は 大きめの金封ふくさをおすすめします。 金封ふくさでお渡しできる最大の金封まで使えます。

受け渡し
袱紗 使い方
のし書き方
用途 表書き 水引
結婚祝
結婚のお祝い 寿・御結婚御祝 結び切り 紅白・金銀
仲人へのお礼 御礼・寿※両家の名前 結び切り 紅白・金銀
お世話になる方への心付け 御祝儀・寿 結び切り 紅白・金銀
出産祝
出産祝い 御祝・御出産御祝 蝶結び 紅白
その他お祝い
入卒学のお祝いなど 御祝・○○祝・祝○○ 蝶結び 紅白
新築祝
上棟式のお祝い 祝上棟式・祝御上棟 蝶結び 紅白・金銀
新築のお祝い 御祝・祝御新築 蝶結び 紅白
関係者への心付け 御祝儀 蝶結び 紅白
お見舞
病気のお見舞い 御見舞・祈御全快 結び切り 紅白(のし無し)・白無地
災害のお見舞い 御見舞 白封筒
告別式
仏式 御霊前・御香典・御香料 黒白結切 黒白・双銀
神式 御霊前・御神前・御玉串料 黒白結切 黒白・双銀
キリスト教式 御霊前・御花料 黒白結切 黒白・双銀・白封筒
お世話をいただいた方へのお礼 志・御礼 黒白結切 黒白・白封筒
法要
仏式 御佛前・御供物料・御供物 黒白結切黄白結切 黒白・黄白※のし無し・白封筒
神式 御玉串料 白封筒
キリスト教式 御花料 黒白結切 黒白
お世話をいただいた方へのお礼 黄白結切 黄白・白封筒
お礼
僧侶へのお礼 御布施・御経料・御回向料 黒白結切黄白結切 黒白・双銀・黄白※のし無し・白封筒
神職へのお礼 御祭祀料・御礼・御祈祷料 白封筒
牧師へのお礼 献金・御礼・記念献金 白封筒
僧侶・神職・牧師へのもてなしに代えて 御膳料・御食事料 黒白結切黄白結切 黒白・双銀・黄白※のし無し・白封筒
僧侶・神職・牧師へのお車代 お車代 白封筒
戒名をつけてもらったお礼 御戒名料 ・御法名料 黒白結切黄白結切 黒白・双銀・黄白※のし無し・白封筒
塔婆供養のお礼 御塔婆料 白封筒
西陣織 つづれ織り つづれ帯