金封ふくさ

ご近所付き合いで香典やお見舞いが殆どです。大きさはどれを選べばいいですか。

ご近所とのお付き合いですと一般的な大きさの金封に包まれると思います。一般的な大きさの金封は[M]サイズがおすすめです。最も利用されている大きさの金封に対応した標準サイズです。結婚祝いなど大きめの金封にはLサイズ、特大の金封にもつかえるLLサイズもご用意しています。

水引を印刷した少し小さい金封は、どの大きさを選べばいいですか。

一般的な大きさの金封までつかえる[M]サイズからお選びください。

結婚式が多くなるのでMかLで迷っています。大きい金封に包むこともあるかも知れませんので、やはりLがいいですか。

[M]サイズは一般的な大きさの金封までですので、大きめの金封に対応する[L]サイズをおすすめいたします。

会社で金一封を渡すのにLLを検討していますが、紫か金で迷っています。どちらがいいでしょうか。

お祝い事だけでしたら華やかな[金]、お悔やみ事にもご使用になるのでしたら慶弔両用の[紫]をご検討ください。

結婚祝いと香典とどちらも使える色があると聞きましたが何色か教えてください。

紫色が慶弔両用として一般的です。男性でしたら紺色も慶事弔事ともにお使いいただけます。

結婚祝い用と香典用と分ける方がいいですか。

基本的には分けて考える方が良いと思いますが、ご予算やお好みによります。紫は格の高い色とされ慶弔両用にお使いいただけますので、ひとつだけでしたら慶弔両用の紫が便利です。

お祝い用は決まりましたが、仏事用に黒か紫で迷っています。

[紫]は慶弔両用にお使いいただけますので利便性がありますし、[黒]は弔事用として無難な色です。

慶事は金の金封ふくさで弔事は紫でも大丈夫ですか。

紫は弔事にお使いいただけます。金と紫の組合せも人気があります。

結婚祝いのご祝儀袋を紫の金封ふくさに包んでも大丈夫ですか。

はい、お使いいただけます。

右開き左開きとは何ですか。

慣習では慶事と弔事は基本の包み方が異なります。右開きは慶事で右手で開く方向、弔事は左開きで左手で開く方向になります。

名入れをお願いできますか。

申し訳ございませんが名入れは承っておりません。

家紋を入れてもらいますか。

申し訳ございませんが紋入れは承っておりません。

たて糸も絹ですか。

はい、タテ糸も絹100%です。

はさみ袱紗との違いを教えてください。

呼び名が異なるだけで金封ふくさとはさみふくさは同じです。金封の上に掛ける正式な掛けふくさに対して、金封をはさむ形のふくさをはさみふくさ金封ふくさといいます。

懐紙入

懐紙入れと帛紗ばさみの違いを教えてください。

基本は袋部分の大きさが違います。[懐紙入れ]は懐紙1帖を収めるのに良い大きさで、[懐紙入れ ふくさばさみ]と比較して袋部分のマチと深さがやや小さい仕様になっています。[懐紙入れ ふくさばさみ]は懐紙、扇子、帛紗などが収まる大きさがあり、[懐紙入れ]よりも袋部分が大きい仕様になっています。

ふくさばさみを懐紙入れとして使えますか。

はい、[懐紙入れ]よりも大きい仕様ですので、ゆったりとお使いいただけます。

贈り物にしますが扇子の長さがわかりません。大きさはどれが良いでしょうか。

長い扇子も収まる[懐紙入れ ふくさばさみ]の「F」か、Fよりやや大きめの「L」が無難です。

懐紙のほかにティッシュとハンカチも入れたいのですが、懐紙入れより袱紗入れの方が良いですか。茶道はしていません。

ハンカチとティッシュも収めるのでしたら[懐紙入れ ふくさばさみ]をご検討ください。サイズはM,F,Lがあります。

男性の懐紙が入る懐紙入れを教えてください。

懐紙入れ[M]が男性の懐紙にちょうど良い大きさになります。

半襟

どんな着物でもあわせられる半襟はありますか?

どんな着物でもあわせられるのは 塩瀬の白半衿です。 塩瀬の白半衿は着物も場所も選ばずつかえる万能半衿ですので 着物初心者の方にもつかいやすい半襟です。

結婚式に黒留袖を着ますが、半襟は何を選べばいいですか。

第一礼装の基本は白の半衿ですので、白の 塩瀬か縮緬が無難です。華やかに装いたいときは白金銀糸の手刺繍半襟が高級感があり華やかさを添えると人気があります。白無地だけではく白金銀の手刺繍半衿は慶事の留袖に合わせても良いというのが近年の慣習となっています。

結婚式に着る黒紋付羽織袴の半襟は何色ですか。

男性の第一礼装である黒紋付羽織袴には 塩瀬の白半襟が基本となります。結婚式では花婿、仲人をはじめ、列席する新郎新婦の父親や親族などは最も格の高い第一礼装となる着物、黒紋付きの羽織、袴を着用します。また各種記念式典などに主賓として出席するにも相応しい装いとなります。

結婚式の留袖に刺繍半衿はつかえますか?

第一礼装には白の半衿が基本でしたが、白金銀の刺繍半衿は華やかさを添えるので着用しても良いというのが近年の慣習となっています。

披露宴に訪問着を着ます。刺繍半衿でも大丈夫ですか。

大丈夫です。刺繍半襟はお祝いに相応しい華やかさがあり人気があります。 また白地に白糸の刺繍も着物合わせがしやすく人気があります。 着物の色柄、雰囲気に合わせてお好みでお選びください。付け下げや振袖にも使えます。

振袖に刺繍半衿はつかえますか。

つかえます。 白地に白、白地に白や金銀糸の手刺繍半衿や 彩り豊かな手刺繍半衿まで 振袖にあわせてお選びいただけます。 手刺繍半衿は高級感があり、 華やかさを添えると人気があります。

小紋や紬に刺繍半衿をつかえますか。

着物のおしゃれを楽しむ場面では決まりごとはありませんので、 個性的な手刺繍半襟で着物おしゃれを楽しんでいただけます。 色柄は着物の雰囲気に合わせてお好みでお選びください。

夏の結婚式に袷の着物です。半襟は夏物ですか。

着物にあわせますので、袷の着物でしたら 塩瀬か縮緬の半衿をお使いいただけます。着物が袷の場合は夏の半衿にしなくても問題ありません。 白の塩瀬半衿か薄物のちりめん半衿、手刺繍半衿をあわせます。 暑い季節は すっきりとした印象の塩瀬半衿があわせやすいです。 留袖は白か白金銀糸の手刺繍半襟で華やかにされるのも良いですし、 留袖以外はお祝いにふさわしい華やかなものが人気です。 絽や紗など夏の着物をお持ちの方は少なく、 夏に着物で列席される方の多くは袷の着物です。

夏の半衿を着用する期間を教えてください。

基本は単衣の6月から薄物の8月まで。 フォーマルにも着用できます。単衣の6月から薄物の8月まで着物に合わせて夏物になりますが、 着物が袷の場合は夏物ではなく白の塩瀬半衿か 薄物の縮緬(ちりめん)半衿が一般的です。

夏の半衿はフォーマルにつかえますか。

つかえます。 基本は単衣の6月から薄物の8月まで、 フォーマルにも着用できます。 お祝いにふさわしい華やかな色柄や 白金銀の刺繍半衿はフォーマルにあわせられます。

留袖の半衿は正絹でなければいけませんか。

正絹でなくても大丈夫です。 絹と化繊では風合いが異なりますが、 正絹でなくてはいけない決まりはありません。

茶道を習い始めました。刺繍半衿でも大丈夫ですか。

流派の方にお尋ねになるのが確かですが 塩瀬の白半衿が主流です。 塩瀬の白半衿でいけないと言わせることはないので、 まずは塩瀬の白半衿をつけて行かれると無難です。

茶道のお稽古に着物をきます。半衿は何を付ければ良いですか。

流派の方にお尋ねになるのが確かですが 塩瀬の白半衿が主流です。 塩瀬の白半衿でいけないと言わせることはないので、 まずは塩瀬の白半衿をつけて行かれると無難です。

パールトーン加工の半襟は洗濯機で洗っても大丈夫ですか。

絹はデリケートな素材ですので 基本的に手洗いをおすすめしています。 手洗いはぬるま湯かおしゃれ着洗い用(中性洗剤)で やさしく押し洗い振り洗いしてタオルドライ後、陰干しをします。 シワが気になるようであれば アイロン(当布・絹温度)をかけます。パールトーン加工のお手入れ方法はこちらのページをご参照ください。

半襟についたファンデーションは落とせますか。

程度によりますが揮発油ベンジンでお手入れできます。こちらのページをご参照ください。

縮緬半襟は洗濯できますか。

正絹のちりめんは縮みやすく、 手洗いは注意が必要です。 パールトーン加工の縮緬は縮みにくいので手洗いも可能ですが、 縮むリスクの少ないベンジンのお手入れがおすすめです。 手洗いはぬるま湯かおしゃれ着洗い用(中性洗剤)で やさしく押し洗い振り洗いしてタオルドライ後、陰干しをします。 縮み具合を考慮してやや伸ばしぎみにアイロン(当布・絹温度)を掛けます。こちらのページをご参照ください。

刺繍半衿は洗濯機で洗えますか。

洗濯機の使用は避けてください。手刺繍はデリケートですので、できるだけ手洗いはひかえて パールトーンのお手入れ法にそったお手入れをおすすめします。

長襦袢につけた半襟はそのまましまって良いですか。

襦袢から半襟をはずしてお手入れをしてください。 短時間の着用でも肌の汚れがついていますので 放置するとシミ黄変やカビの原因になります。 日数が経過するほど落ちにくくなりますので お手入れは速やかに行ってください。

長襦袢に半襟をつけたままクリーニングできますか。

襦袢から半襟をはずして別々にお手入れしてください。

洗濯した半襟はどこに干せばよいですか。

正絹は紫外線にあたると黄変が進みますので 必ず直射日光のあたらない場所を選んで干してください。 脱水機はつかわずタオルにはさんで水分をとってください。

正絹の半襟にアイロンを掛けても大丈夫ですか。

はい、大丈夫です。 必ず絹温度であて布をしてかけてください。

揮発油(ベンジン)はどこで売っていますか。

ドラッグストアなどで販売されています。 リグロイン、Aベンジン、えりゆきベンジンなどが ご家庭でお手入れされるのに使いやすいタイプです。

引っかけて飛び出した刺繍糸を元に戻せますか。

飛びでた刺繍糸を裏から引っ張ってください。

半襟に衿芯は必要ですか。

衿芯は衿を美しく仕上げるのに必要です。 プラスティックの衿芯と三河芯があります。 【プラスティックの衿芯の場合】 プラスティックやメッシュの細長い衿芯を 半襟と襦袢の衿の間にさし込みます。 【三河芯の場合】 三河芯を包むように半衿を縫い付けて襦袢の衿にかける方法と、 三河芯を襦袢の衿に縫い付けた上から半衿をかける方法とがあります。 どちらが良いかは好みになりますが 比較的着崩れしにくく安定するのは三河芯です。 プラスティックの衿芯も中で動かないように固定すると シワがよりにくく美しさが保てます。 どちらの良さも取り入れたい場合には 薄手の三河芯を半衿に縫い付け襦袢の衿にかけて、 さらに薄手のプラスティックの衿芯をさし込むこともできます。

半襟と重ね衿はちがうものですか。

半襟と重ね衿はちがいます。 半襟は襦袢の衿につけますが、 重ね衿は、訪問着、付け下げ、色無地、振袖などの 慶事の礼装に着物を重ねて着ているように見せるため、 襦袢と着物の間に使う飾り衿のことです。 (留袖は白の比翼衿です。) 形状は半襟と同じ長方形の張りのある素材で 裏打ちしてあるものからリバーシブルのものまであり 色は着物の印象に合わせてお好みで選びます。

重ね衿と伊達襟の違いを教えてください。

重ね衿と伊達襟は同じものです。 半襟は襦袢の衿につけますが、 重ね衿は伊達襟とも呼ばれ、 襦袢と着物の間に使う飾り衿のことです。

振袖に重ね衿をつけたら半襟はつけなくてもいいですか。

半襟は必要です。 重ね衿(伊達襟)と半襟は別物なので半襟は必要です。 着物の汚れを防止するためと美しさのためにも 半襟を襦袢の衿に縫い付けます。 化繊から正絹まで織りの種類や色柄も豊富にありますので ご予算にあわせてお好みでお選びください。 振袖の場合は白から華やかな手刺繍半襟など好みで選べます。

襦袢の衿に綿の白い布がついていますが半襟は必要ですか。

木綿か木綿の張りのある生地である場合、 襦袢の衿に半襟はついていませんので、 半襟を縫い付ける必要があります。 留袖なら白、白地に白、金銀糸の刺繍も合わせられます。 留袖以外は、華やかに色半襟や手刺繍半襟も合わせられます。

絹の自然な白ってどんな白ですか。

蛍光漂白加工の青白い人工的な白ではなく、 蛍光漂白加工をしない絹の色艶を生かしたやさしい白です。 白さを強調するために蛍光漂白加工で 純白に仕上げたものも多くあり、 それは化繊の純白に似た青白い色です。 蛍光漂白は蛍光剤入り洗剤で洗った白のシャツが真っ白にみえるのと 同じような感じだと思っていただくと近いと思います。

黄変防止加工とは何ですか。

絹が黄色く変色する速度を遅くする加工です。 染色・蛍光漂白をしていない絹は 時間の経過とともに黄色に変色していきますので、 それを防ぐために精錬をした生地の仕上げに 丹後織物工業組合でサニーライク加工(黄変防止加工)を施しています。 どの黄変防止加工でも完全に絹の変色を止めることはできませんが、 黄変防止加工を施すことによって変色を遅らせることができます。

パールトーン加工とはどのような加工ですか。

パールトーン加工は撥水効果(はっ水効果)で 絹の繊維1本1本の深部にまで パールトーンを浸透させていますので 防水加工とは異なり絹の風合いや光沢を損なわず 通気性があり水でのお手入れも可能です。 カビ防止効果もあります。 パールトーン加工は水・揮発油ベンジンを使って ご家庭でお手入れできます。

黄色っぽくみえるのですが。

白さを強調するための蛍光漂白という 加工をした純白(青白い白)ではありませんので、 蛍光漂白の白になれている場合は黄みを感じられかもしれません。 生地が厚くなるほど絹の色がよくわかります。

塩瀬と縮緬(ちりめん)半襟のちがいを教えてください。

どちらも定番の半衿生地ですが、 塩瀬はヨコ糸が太く平面的でさらっとした生地で光沢があり、 ちりめんは凸凹(シボ)があり、 ふんわりやわらかな生地で伸縮性があります。 生地の印象が異なるので着物の素材に合わせるか みせたいイメージで選ぶ、好みによるところが大きいですが、 基本は厚手の半衿は寒い季節、薄手の半衿は暖かい季節となります。 ちりめんは凸凹(シボ)が高いほうが冬向きです。 (シボが高い強い=シボがはっきりしている) 塩瀬に比べてやわらかく、やさしい印象をあたえます。

半衿の耳はほつれませんか。

半衿用に製織した生地で両耳がありますので解れません。 通常は二巾物と呼ばれる半衿を2列に並べて織り上げた織物で 織り上がってから1列ずつに裁断します。 この際に片方の耳に裁断個所の残り糸がでますが 両耳があり、ほつれることも、 裁断した側の耳がほつれることもありませんのでご安心ください。

実物をみることができますか。

当店はオンラインショップ限定のお店ですので、実際に商品をご覧いただくことや、 ご購入商品の直接受け渡しはお断りいたしております。 何とぞご理解くださいませ。

売り切れの商品はつくってもらえますか。

申し訳ございませんが、 個別にお誂えや再制作のご依頼は承っておりません。