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訪問着の選び方(入学・卒業)

卒業式・入学式のママ着物は何がいいの?

最終更新日:2023.01.22

卒業式・入学式のママ着物は何かが良いの?

卒業式・入学式のお祝いの装いは、フォーマルスタイルでも結婚式に参列するほどの格式(正装)までの必要はない『準礼装』。
一般的には着物もOKです。
『準礼装』として着られる着物の種類は「訪問着」「付下げ」「色無地」などが一般的です。
最近の卒業式・入学式では訪問着を着る方が多くなっています。

裏地のない単衣(ひとえ)と、風通しが良く仕立てられた絽(ろ)は夏用の着物ですので、入学式にはNGです。

注意したいのはその学校における独自のドレスコードのようなものです。
暗黙の了解で、式典でのママの服装は全員黒か紺、といった学校もあるようです。
明確な決まりでなければ何を着ても自由ですが、浮いてしまうことが不安な場合、先輩ママに服装について相談しておくと安心です。

卒業式や入学式の訪問着の選び方

卒業式や入学式の訪問着の選び方

着物も季節や年代でふさわしいものがあります。
・春におすすめのカラー
明るくてやさしい色合いの淡いピンクやクリーム、水色、薄緑や薄紫など、春らしいパステルカラーがおすすめです。
パステルカラーが苦手な場合は、帯や帯揚げ・帯締めなどに明るい色を使って華やかさを出すのもOKです。
・春の古典柄
「桜」「葵」「牡丹」がおすすめです。
「桜」は「新しい門出」を連想させるので卒業式・入学式にぴったりです。。
「葵」は、徳川家の家紋としても有名で、葉が「ハート型」であることから縁起のいい吉祥文様です。
「牡丹」は、大輪の花を咲かせる「百花王(ひゃっかおう)」とも呼ばれ多くの女性に愛されるモーチーフです。

オススメ訪問着

帯や帯揚げや帯締めを当店ではお任せですが、当店コーディネーターがお着物に合わせてしっかりと色合わせをします。

派手な色と柄は選んだらダメってホント?

派手な色と柄は選んだらダメってホント?

昔に比べると華やかなものが好まれるようになってきています。
ママとしては、周りと調和するような柔らかな雰囲気が○です。
その点を抑えれば、華やかでひと味違った着物も素敵です。

一昔前はアウトだったけど今はOKの訪問着↓

ピンクの地色に絵柄の春秋の花々も華やか訪問着:mtu_204

華やかだけど清楚な可愛らしさをもつ訪問着

七五三に合うピンクの訪問着 詳細ページ

淡いピンク色の地色に、春秋の花々を描いた、清楚かつ可愛らしい雰囲気の訪問着です。
地色は、甘さもありつつ控えめな、絶妙なピンクです。
そんな地色の上に描かれているのは、牡丹、梅、桜、菊、萩、桔梗といった春秋の花々。
花々は紫、ピンク、黄、緑と多色遣いで彩られています、いずれもやや落ち着いた色味を使っています。
この微妙な色味が、絵柄のボリュームの割に全体を控えめな印象に仕上げ、また、地色のピンクの甘さを程よく中和してくれます。
特定の季節の植物を描いたものではないので、季節を問わずお召しいただけますね。
地には白のぼかしが入り、裾の部分の色を濃くする裾濃(すそご)にもなっているため、着姿に奥ゆきを与えます。
後ろ身頃にもぼかしと絵柄の効果が工夫されており、縦に入ったぼかしと絵柄の斜めに流れるラインの効果で、どうしてもめりはりがつきづらい後ろ姿をすっきりと見せてくれます。
伊達襟、帯揚げには薄いグリーンのものを合わせました。
和菓子を思わせるような、着物らしい小物選びです。
色、柄共に、華やかさもありつつ控えめでもあるバランスのとれた訪問着で、品良く場面に華を添えることのできる装いです。


長襦袢の半襟は白じゃないとダメ?

長襦袢の半襟は白じゃないとダメ?

白色の半衿が基本です。礼装には必ず白色の半衿を合わせます。
訪問着は全体に華やかな模様があり、衿にも付いていることが多いようです。
全体に模様が淋しいと感じる場合に
伊達襟で色を入れて華やかさをプラスするくらいが上品です。
・伊達襟の色選びのコツ
訪問着の地色を元に選ぶ・・・地色が薄い場合は地色より濃い色。地色が濃い場合は地色より薄い色。
訪問着の襟の柄の色を元に選ぶ・・・最も目立つ色か最も目立たない色に合わせた色。
当店ではお任せですが、当店コーディネーターがお着物に合わせてしっかりと色合わせをします。

色無地もOK

色無地もOK

「色無地」は紋の有無で格式が変わります。
紋無しの「色無地」はカジュアルなイメージで
「一つ紋の色無地」は入学式・卒業式にも着られると言われていますが
紋に関しては気にされない傾向になってきています。
卒業式や入学式での色無地の色は、黄色やピンクなど華やかで暖かい色を選ぶのがおすすめです。

色留袖でも良いの?

色留袖でも良いの?

「色留袖」は着物になじみのない方には「訪問着」との違いはわかりにくと思います。
「色留袖」の特徴としては上半身に柄はなく、帯下から裾にかけてのみ柄があることです。
紋の数が多いほど格式が高くなります。
一つ紋や紋なしで、比翼仕立てではない「色留袖」であれば、
十分に卒業式や入学式などに着ていくことが出来るようですが、
格式が高すぎるため、一般的ではないようです。

オススメの髪型は?

オススメの髪型は?

大人の女性らしく落ち着いた雰囲気のものがおすすめです。
強いカールや派手なカラーなどはおすすめしません。
上品かつ清潔感のあるアップスタイルなど、大人っぽいまとめ髪がぴったり。
髪が短い場合も、顔周りをスッキリさせたアレンジがフォーマル向きです。

器用な方は、「くるりんぱ」や「三編み」を組み合わせて
セルフアレンジしても大丈夫です。
後れ毛をたくさん残したり、ルーズすぎるまとめ髪など
ゆるいアレンジはカジュアルになってしまうので、やりすぎはNGです。
髪飾りは、大振りの花が付いたものや、
重ね付けは子どもが主役の卒業式・入学式では控えましょう。
バレッタやヘアピンを合わせても大丈夫ですが
古風なものやパールが付いたものなど、上品でさりげないかんざしがおすすめです。

卒業式と入学式は違う着物だと気持ち良い!

卒業式と入学式は違う着物だと気持ち良い!

卒業式と入学式は同じ着物でも全く問題ありません。
「髪型」「帯の種類」「バッグや髪飾りなどの小物」を変えれば
少し違う雰囲気を出せます。
レンタルで違う着物で、ガラリと違う雰囲気で写真に残すもの楽しいかもしれません。

まとめ

まとめ

卒業式・入学式でのママの服装は、
セレモニースーツやジャケットとワンピースのセットが一般的です。
着物も訪問着が一般的なようです。
感染症対策で、式典の内容がされて時間も短縮されているところも多いと思います。
春らしいパステル色を取り入れて
「桜」「葵」「牡丹」など春の古典柄の訪問着で優しいママに。
華やかで個性的な訪問着で粋なママに。
トータルコーディネートされているレンタルで
「今の自分」の顔や気分にぴったりな訪問着で
少し寂しくなってしまった式典に華を添えられたら素敵ですね。

オススメ入学・卒業の訪問着

オススメ入学・卒業の訪問着

葡萄唐草文が繊細に彩る、透き通った美しさをまとって:mtu_161

モダンテイストにカッコいい訪問着

カッコいい訪問着 詳細ページ

スタイリッシュな葡萄唐草文が透き通った清楚な印象を放つ訪問着です。
お着物の裾周りと肩の辺りに、葡萄唐草文があしらわれています。
唐草は、蔓の葉や蔓草が伸びたり絡みながら広がる様子をデザイン化した文様です。
長い蔓は生命力が強く、無限に広がることから繁栄や長寿を意味する吉祥文様です。
葡萄はたくさんの実が生り、子孫繁栄を意味する果実。
唐草と葡萄が一緒に描かれた葡萄唐草文は、格調高い正倉院文様の1つであり縁起の良い柄になります。
ペルシャ調を醸し出す正倉院文様は、華やかで装飾が多めの意匠をよく目にします。
しかしこちらは、ほっそりとした曲線で描かれモダンでスタイリッシュなデザイン。
淡い青の地色と文様の厳選された色彩も相まって、清楚で上品な装いをしたいときに最適な訪問着となっています。
お子様の卒業式などの門出の式典にもおすすめ。
主役はお子様になるので、付き添いのお母様はインパクトのあるデザインや色よりは控えめな印象の訪問着がふさわしいでしょう。
落ち着いた色合いで上品な装いのこちらの訪問着は、まさにピッタリな着こなしになります。


優美なしだれ桜の舞に酔いしれる:mtu_171

ツートンカラーで斬新。それでいて控えめな訪問着

ツートンカラーの訪問着 詳細ページ

肌馴染みの良い、優しい風合いの地色に“しだれ桜”が優美に描かれたシンプルで上品な一着です。
ゆったりとした穏やかな空間。優しい風に揺られながら、しだれ桜がしっとりと咲く情景が目に浮かぶようです。桜は古く平安時代から日本人に身近にあり、愛好されてきた花です。着物に限らず、家具や食器にも幅広く用いられた文様です。一口に桜と言っても、八重桜や山桜など種類も多様ですが、こちらのお着物に描かれているしだれ桜はなんといっても風情があり、優美。しだれ桜の特徴として葉が一緒に描かれていることが多いですが、その葉の緑がみずみずしく新鮮で、若々しさを演出してくれます。
華やかながらも落ち着きのあるお着物ですから、幅広い年代の女性に似合う一着となっております。ぜひしだれ桜の美しさをお楽しみください。


優しく穏やかな風そよぐ一着:mtu_176

爽やかなピンクで華やかなセレモニー

爽やかなピンクの訪問着 詳細ページ

優しいピンクの地色は肌馴染みが良く、女性らしさを感じられます。流れるようなラインに沿って花々が咲きます。前身頃と後ろ身頃でラインの色が変化しているのも、小粋ですね。
花の一つ一つは小さく可愛らしい印象ですが、それらが集まれば非常に華やかで美しく、お着物を彩ります。ピンクや白の花に交じって緑の葉もありますが、これらが若々しさやみずみずしさを演出してくれます。花や草がライン沿って咲き、優しく穏やかな風を感じることもできますよね。
穏やかで華やか。そんな一着ですから、大人の女性をより美しくみせてくれます。落ち着いた色味なので幅広い年代の女性にお召しいただけます。


幻想花の伸びやかさと淑やかなぼかしが魅力的な訪問着:mtu_187

ピンクだけどとても落ち着いた雰囲気の訪問着

自然なピンクで落ち着いた訪問着 詳細ページ

伸びやかな枝ぶりが印象的な訪問着です。見事に咲いたピンクと白の花はどれも上を向いていて、幸先が良いイメージを与えます。桃源郷のような、理想郷に咲く花とでも言いましょうか。綺麗な空気をいっぱいに吸って、清らかな水を根から吸い上げて、花を咲かせている様に見えます。なんだかとっても幻想的。
左身頃の上の方から、大きくカーブを描いて流れる黄色と白の花が、まるで蝶々が飛んでいるかのごとく、可憐で華やかです。枝の伸びとリンクするように動きがつけられていて、躍動感も感じられます。それでいて、エレガントさもちゃんと出していて、不思議な魅力があります。
品が良いな、と感じるところはもう一つあって、それは裾に向かって色が少しずつ濃くなっている点です。裾に重みが出て、淑やかさが加わります。ぼかしってとても女性的だから、美しさが格段に増すんです。また、品良くぼかすのも技術が必要な職人技なので、お召しいただくとしっかり満足感もあります。古典的柄だとちょっと物足りない、少し周りと差をつけたい、そういった方にはおすすめです。


お祝いの場でのお着物デビューにぴったり。甘やかなニュアンスが高める、清楚な輝き:mtu_200

迷ったらこの着物。しっかりとオシャレに仕上がります。

清楚な輝きの訪問着 詳細ページ

スイートな色味のグラデーションが甘やかな雰囲気を醸す訪問着は、爛漫の桜や雪輪などが配された春錦のような風情の一枚です。
なよやかな枝垂れの桜にみちびかれる先は、霞たなびく百花の園。金糸でふちどられた赤や青の一重菊が、やわらかな雰囲気をほどよく引き締めています。豊年を意味する雪輪には吉祥花が詰められ、お祝いの場にふさわしい格調を添えています。花の丸には青や赤の強い色でふちどられた椿も見えます。古来より椿は、春を告げる聖なる木。染めの文様として、愛されてきた伝統柄です。
後ろ身ごろはさらに、舞い咲く桜のさざめきが聞こえてきそうな柄ゆきです。地色のグラデーションが奏でるスイートな雰囲気を、引き締めるように配された雪輪や花の丸からこぼれるように咲く花々。そのどれもが、寿ぎの気分を高めてくれます。
お友だちの結婚披露宴などのお呼ばれで、お着物デビューしたい方にお勧めする訪問着です。


伝統とモダン双方の雰囲気をあわせもった、唐華(からはな)文様:mtu_213

ベージュイエローの落ち着いた訪問着

伝統とモダン双方の雰囲気な訪問着 詳細ページ

唐華文様が、古典的な香りとモダンな香りの双方を漂わせ、着用の場面を選ばない、万能といえる訪問着です。
地色は、メインの柔らかなクリーム色と、前身頃下方の薄グレイ色。
そんな穏やかな地色の上に、唐華文様をたっぷりと描いています。
唐華は、文字通り中国から伝来した花模様。
特定の花ではなく空想上の花の文様で、古く飛鳥時代から奈良時代の頃には既に見られる文様です。
この時代の多くの文様に見られる特徴ですが、大陸由来のため、古典的でありながらエキゾチックでモダンな雰囲気も感じさせます。
こちらの唐華は、ピーコックグリーンというのでしょうか、青みがかかった緑色が地色に映えますね。
また、文様はたっぷりと描かれているものの、唐草部分をはじめそのほとんどの部分が白で描かれているため、とてもすっきりした印象です。
小柄な方にもお召しいただきやすいでしょう。
唐華文様の典雅さとモダンさ、柄付けのたっぷりさと柄の色遣いのあっさりさ、地色のクリーム色の穏やかさと柄の緑色によるめりはり。
色々な点でとてもバランスのとれた着物であるうえ、特定の季節を思わせる要素もないので、季節や場面を問わず、また、お出かけ先の和洋を問わず、幅広い場面でお召しいただけます。
お色や文様にひかれた方にも、どのような着物を選べば良いか迷われている方にも、自信を持ってお薦めできる訪問着です。


お母さんの訪問着

入学式・卒業式にマッチする訪問着!!

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