今回で早くも10回目を迎えましたものづくり通信!いつも読んで下さる読者様、ありがとうございます <(_ _)>!
これまでいろいろなテーマをとりあげてきましたが、10回目を記念し、ここで初心に戻る気持ちも込め、スピングルムーヴが誕生した当時を振り返ってみたいと思います♪
スピングルカンパニーの母体は、広島県府中市にある創業78年のゴム総合メーカー、「ニチマン」。
多い時には年間350万足を販売していましたが、次第に海外から輸入された靴が市場に出回りはじめ、さらに1990年代の平成不況のあおりも受けて、国内工場は閉鎖の危機に陥りました。
『なんとか、自社工場を残したい』…その一心で私たちは考えたのです。
職人気質あふれるこの府中だからこそ成せる「メイド・イン・ジャパン」の高い品質と技術力を生かせないか?
地方にある会社ではあるけれども、流行に左右されず、個性的なデザインで時代のニーズに対応して勝負できないか?
企画部の鎌倉を中心にあらゆる試行錯誤が繰り返され、2002年東京ビッグサイトで開催された総合展示会IFF(インターナショナル・ファッション・フェア)への出展を皮切りに、ついに立ち上げられた自社ブランドが、そう、スピングルムーヴだった、というわけです!
ちなみに、スピングルムーヴにまつわるエピソードで印象的なのは、あの巻き上げソールの原点。
なんと体育館シューズからヒントを得た、ってご存知でしたか?「70年程も続く工場なんだから、何か宝が眠っているんじゃないか?」と、鎌倉が工場を歩いているときのこと。たまたまそこにあった40年前の体育館シューズのゴム底の型に目が留まり…
「これは、使える!」
そのアイデアはスピングルムーヴのデザインとして即採用となったのです!
体育館シューズのソールと同じデザイン!
しかし立ち上げ当初は、この巻き上げソール、営業先で「デザインに抵抗がある」と言われ、お店に置いてもらうことさえできない事も…。
そんなあるとき、volga volgaとの別注モデルを作る事になったところ、なんとコムデギャルソンのデザイナーさんがそれを気に入って下さり、工場に直接お電話をくださったんです!
靴自体のクオリティーとオリジナリティのあるデザイン性、そして国内に自社工場があることなどが決め手となり、コムデギャルソンとのコラボレーションが実現!
2004年にはパリコレに、その後ミラノコレクションにも登場したことにより、次第に国内のセレクトショップでも注目していただけるようになったのです!
パリ&ミラノコレクションに登場!
一時は閉鎖の危機だった工場も、現在では、おかげさまで朝から晩までフル活動!
一つ一つのスピングルムーヴを丹精込めて作り上げています。
工場内には、企業理念である「感謝と共存」という言葉を額に入れて掲げています。
お客様にはもちろんですが、従業員同士も感謝し合い、そして一緒によい仕事をしよう、という意味が込められています。
あの一番苦しい時期に、この企業理念を胸に、スピングルムーヴを生みだすべく従業員が一つになって頑張った、その事実がスピングルカンパニーにとって何よりの財産なのではないかな、と思います。
毎日これを見て仕事してます!
▶商品カテゴリ一覧へ |
ショップメニュー |
▶ショップのトップページへ |
▶商品カテゴリ一覧へ |
▶買い物かごを見る |
▶ショップのレビューを見る |
▶メルマガ登録(PC) |
▶会社概要・決済方法・配送方法 |
楽天市場の便利な機能 |
▶お気に入り |
▶閲覧履歴 |
▶購入履歴 |
▶ヘルプ |
▶ご利用ガイド |
▶楽天市場トップページへ |
▶表示モード:モバイル|PC |