使用する前の準備
貼りやすい場所・貼りにくい場所
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通常のビニール壁紙・化粧板やベニア板・扉などのツルツルした面 通常のビニール壁紙や化粧板・ベニア板には貼ることができます。ただし塗装面、襖や障子など表面が弱い場合は剥がす際に元の素材を剥がす場合があります。表面がザラザラした砂壁調の壁紙には充分に接着しない場合があります。
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機能性壁紙防汚などの特殊加工された一部の壁紙は剥がれてくる場合があります。
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コンクリート壁・土壁・砂壁・漆喰・浴室・屋外土壁や砂壁には貼ることができません。浴室や屋外でも使用できません。
重要貼る前にまずは壁のお掃除
RILMはシール式なので、壁が汚れていると剥がれやすくなる場合があります。
必ずRILMを貼る壁を掃除しましょう。
- ①壁の大きな埃やゴミを取り除く
- ②壁を中性洗剤をつけた雑巾で綺麗に拭く(油分を落とします)
- ③水拭きをして洗剤をきれいに落とす
- ④最後に乾拭きをする
剥がれやすい原因のひとつが、接着面の汚れです。パッと見て汚れていなくても、表面に油分があると剥がれの原因になります。貼る前は必ず貼る面を掃除をしましょう。
ごく稀に発生するシワについての原因と対策
壁紙の特性上、湿度が高いと伸び、低いと縮みやすい傾向にあります。凹凸の激しい壁紙や機能性壁紙など、シールがつきにくい壁紙の場合、湿度によるシワや浮きがでる場合があります。施工する場合は雨の日などの湿度の高い日にすれば、壁紙が伸びた状態で貼ることになるので、湿度によるシワや剥がれが出にくくなります。雨の日の施工が難しい場合は、加湿器やお湯の張ったお風呂場などの、湿度の高い状態で1時間ほど慣らしてから貼るとシワや剥がれが出にくくなります。
重要湿度に慣らすための下準備
- 箱を空けて透明のOPPフィルムをはがします
- 巻いてある壁紙を緩めて隙間をあけます
隙間を開けて空気が入るようにします。大量にご購入のお客様はあらかじめカットして緩く巻き直してください
- 2〜3時間湿度に慣らしてください
- ご利用ガイドに沿って壁紙を貼る
上記の方法でも壁紙との相性や貼り方によってはめくれやシワが出る場合があります。シワは湿度が乾燥すれば戻る可能性があります。また、お問い合わせいただいても対処法はありません。ご了承ください。ご不安な場合は少量にてお試しください。
道具一式
オリジナル道具
- スキージーカッター
離型紙だけをカットできる専用カッター付きスキージー
購入はこちらから - 専用はがし液
剥がす際に元の壁紙などを傷めず綺麗に剥がせます
購入はこちらから - 専用補修のり
端などが剥がれてきた場合に補修する専用のり
購入はこちらから
ご家庭で用意していただく道具
- ハサミ
切り分ける際に使用します
- カッター
貼った後の余分を切る際に使用します
- 掃除道具
貼る前に壁を掃除する際に使用します
- マスキングテープ
仮止めをする時に使用します
貼れる壁の目安は?
壁紙を縦に貼っていきます。
お部屋の高さが一般的な 2.4m の場合
2.5m×4列で10m必要です。
壁紙を横に貼っていきます。
お部屋の壁の幅が一般的な3.6mの場合
3.6m×1列で4m必要です。
スキージーカッターを使って貼る
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1
ハサミで適当な長さにカットする
貼る壁に合わせてRILMをカットします。測った長さよりプラス10cmくらい余裕を持たせてカットしてください。
スキジーカッターで下準備をする
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2
離型紙の一部をめくる
端の好きな位置で離型紙をめくります。
壁紙の裏紙を剥がさないように注意してください。 -
3
壁紙と離型紙の間にフックを差し込む
スキージーカッターのフックを壁紙と離型紙の間に差し込みます。
間に差し込みしたことを確認してください。 -
4
手前に引っ張る
そのまま手前に引っ張ると離型紙だけがカンタンに切れます。
差し込みを間違えると壁紙も切れてしまいます。ご注意ください。 -
5
途中から刃を入れる
切った途中からTの字になるように二本切り込みを入れます。
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6
離型紙を剥がす
切り込みを入れた場所の離型紙をはがします。
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7
剥がれた状態にする
はがした場所に手を触れないでください。
カットした壁紙の上部に横向きに切り込みを1本、真ん中あたりに縦に2本切り込みをいれ、中央部分の離型紙を剥がしておきます。
上部30cmほどめくるより粘着部分の露出が少ないので位置決めがしやすく、貼りやすくなります。
※スキージーカッターで切り込みを入れない場合は30cmほど離型紙をめくって貼ってください。
壁紙の上から貼っていく
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8
上から貼る
上下に5cmほど余裕を持たせて位置を決めます。はがした粘着面を浮かせながら位置調整をします。スキージーカッターで切り込みを入れることにより、粘着面が小さいので合わせやすいです。
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9
位置が決まれば仮止めする
貼る位置が決まればスキージーで粘着面をく押さえて仮止めをします。
仮止めの後、柄がずれていないか確認し、ずれていれば再度はがして貼り直します。
仮止めは軽く押さえましょう -
10
位置が完全に決まれば離型紙をはがし貼ります
位置が完全に決まったら、仮止めがはがれないように気をつけながら上部の離型紙を丁寧にはがします。
はがしたらシワにならないように上部を貼り付けます。 -
11
上から下に向けてスキージーで擦ります
シワにならないように上から下に向けてスキージーでしっかり擦ります。貼りたい場所とズレがないかしっかりと確認します。
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12
浮かせながら離型紙を順番に剥がす
貼り終えたら壁紙を浮かせて、離型紙を30cmほどはがします。
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13
はがした部分を順番に擦ります
シワにならないように上から下に向けてスキージーでしっかり擦ります。
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14
下まで順番に貼ります
上記作業を4〜5回繰り返しシワにならないよう、順番にスキージーで壁紙を擦っていきます。
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15
上下の余りをカットします
スキージーカッター(もしくはスキージー)の平な部分を定規として、角に添わせながらまっすぐに余分な壁紙をカットします。
1〜14の要領で二枚目以降も貼っていきます。柄合わせがある場合は、柄を合わせながら貼っていきます。続けて貼る場合は重ね貼りをおすすめします。突きつけは難易度が高くなります。
はがれてくる原因と対策方法
RILMがはがれてくる原因は、貼る壁紙の掃除不足や貼る時の圧着不足壁紙との相性もしくは、湿気や極端な気温差などの環境変化があります。
- ● 貼る前に掃除をしっかりしましょう
- ● 貼る時にスキージーでしっかり圧着しましょう
- ● 専用補修のりを使用して剥がれ防止対策
壁紙の特性上、湿度が高いと伸び、低いと縮みやすい傾向にあります。
凹凸の激しい壁紙や機能性壁紙など、シールがつきにくい壁紙の場合、湿度によるシワや浮きがでる場合があります。
施工する場合は雨の日などの湿度の高い日にすれば、壁紙が伸びた状態で貼ることになるので、湿度によるシワや剥がれが出にくくなります。
雨の日の施工が難しい場合は、加湿器やお湯の張ったお風呂場などの、湿度の高い状態で1時間ほど慣らしてから貼るとシワや剥がれが出にくくなります。 (写真:湿度によるシワや浮きが出現した例)
専用補修のりの使い方
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1
壁を掃除する
剥がれてきた箇所の壁を掃除し、ゴミを取り除きます。
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2
剥がれている箇所の壁に塗る
ハケを使用し、壁に直接のりを塗ります。粘度が低いのでたっぷりと塗ることをお勧めします。
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3
上から押さえます
上から壁紙をかぶせ押さえつけます。
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4
マスキングテープで固定する
粘度が低いのでしばらくすると浮いてきやすいです。マスキングテープで1日ほど固定してください。マスキングテープを剥がす際はゆっくりとはがしてください。
専用補修のりの剥がし方
剥がす際はゆっくり丁寧に剥がすと綺麗に剥がれます。
また別売の専用はがし液を使えば、元の壁紙に負担をかけることなく剥がせます。
壁紙にノリが残った場合は水を含んだ雑巾でこすると綺麗に拭き取れます。
はがせる壁紙RILMのはがし方
剥がす際の注意点
<剥がす際の注意点>
角の部分から剥がします。接着面がしっかりと剥がれているかを確認してゆっくりと剥がします。
RILMは裏紙と表紙の二重構造になっています。
貼り直しの際は、表紙と裏紙が剥離し無いように丁寧に剥がしてください。
はがし液でキレイにはがす
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1
裏紙を残して表紙だけ剥離させて剥がします。
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2
残った裏紙に専用はがし液を塗ります。
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3
10分ほど放置すると糊が分解されて綺麗に剥がれます
※ 3Mのクリーナー30でも代用可能です。
※ 専用はがし液で剥がしたRILMは再度貼ることができません。