とびだしくん看板製作風景
「とびだしくん」の生まれ故郷は、滋賀県東近江市の八日市地区です。今日もまた、発案者の久田泰平さんの手によって「とびだしくん」(とび太くん)が生み出されてゆきます。
「とびだしくん」の生みの親となる型と「とびだしくん」の形に切り抜かれたコンパネ。
街角に飛び出すのを待つばかりの「とびだしくん」。
久田さんの寸分の狂いのない筆さばきは、まさに職人技です。両面あることを考えると、結構な根気のいる作業です。
とびだしくん」を支える棒には、設置寄贈者の名前が記されることが多いようです。
「衝撃!とびだしくんには妹がいた!
「とびだしくん」には当初、妹らしきパートナーの女の子がいました。一時期は「とびだしくん」と半々の製作数があったといいますが、眉毛がひとつだったということもあり、子どもたちが怖がり、撤去してほしいとの意見もあったため、徐々に活躍の場がなくなっていきました。この写真のものは、久田工芸さんに残された当時の「一つ眉毛飛び出しちゃん」の看板です。この子の再臨が待たれるところです。
久田工芸さんには、幻の「一つ眉毛飛び出しちゃん」の当時の型が現存しています。
久田工芸さんで製作された「飛び出しおばあさん」。時代の流れからして、滋賀県内では今後ますます活躍の場が広まることでしょう。
久田泰平さんの描く美しい風景画を見れば、いかにすごい”画伯”かということがわかります。
作業場で一息つく久田泰平さんと息子さんの晃弘(あきひろ)さん。泰平さんは風景画家でもあり、長年、滋賀県内にある寺社など訪れた先の風景を描き続けているそうです。
久田工芸
滋賀県東近江市妙法寺町880-6
TEL:0748-22-6222
FAX:0748-22-6261
営業時間:8:00〜17:00
定休日 日曜・祝日
※事前予約があれば見学可能(無料)