80年代から90年代にかけてのバンドブーム全盛の時代、Reck(フリクション)、酒井泰三、山木秀夫、富樫春生といった、ひと際異彩を放つ個性派揃いのミュージシャンが会した、強力かつ無双な集団が日本にありました。
その名は“IMAバンド”。
その首謀者こそ、JAZZ、Rockというジャンルを超越した活動で、音楽シーンに足跡を残す孤高の表現者/トランペッター・近藤等則氏、その人でした。
自身が率いた伝説の「近藤等則&IMA」の活動以外でも、ソロワークはもちろん、ビル・ラズウェル、ジョン・ゾーン、ジム・オルーク、ハービー・ハンコック、DJ Krushら先鋭ミュージシャン達との競演を重ね、更には、ライフワークともいえる『地球を吹く』において、地球の大自然を相手に、歩みを止めることなく、その表現活動を続けてきた近藤氏。
そして、2013年2月26日、東京青山CAY。
近藤等則氏のシリーズライブとなる「響命」、その第一回が開催されました。
IMAバンドの鋭角的サウンドと不意に訪れるフリーキーな音に震えた若かりし沼田。
今回、機会を得て、遂に近藤等則氏にインタビューを決行!2部構成のライブのブレイク中にお邪魔致しました!ドキドキです!!
それでは早速!
■DPA 4060 |
世界の舞台音響を大きく変えた、直径わずか5.4mmの高性能ミニチュア・マイクロホン。 そのサイズ、堅牢な耐湿設計、そして驚くべき高音質で、舞台用ヘッドセットマイク、ラベリアマイクとして、そして様々な楽器用マイクとして、世界中の現場で、「目立たつことなく」活躍しています。 同シリーズには、感度の違いによるバリエーションモデル(4061、4062)がラインナップされています。 |
■api Channel Strip |
USAスタジオ・サウンドを代表する伝説的ブランド、api社を代表するマイクプリ「512C」、EQ「550A」、コンプ「527」が一体化した高品位ストリップ。 存在感のある立体的なサウンド、ナチュラルかつ的確な効きのダイナミクス、そして現場での使用に耐えるタフなパーツ・セレクトが、絶対的な信頼感をプロフェッショナルに与えます。 |
■Ruper Neve Designs Portico 5032 Mic Pre / EQ |
プロ・スタジオ機器界の巨人、ルパート・ニーヴ氏が生み出す、現代の“ニーヴ・サウンド”。 明瞭感、サウンドの奥行きだけでは無い、決定的なサウンド・マジックを持つプリアンプ。そして、廻す程に音楽的なEQ。 “SILK”スイッチによる、自らの古き良き響きへの回顧も併せ持つ、懐の深き一品。 |
■digitech Whammy |
■Eventide SPACE |
■Eventide TIMEFACTOR |
“人間同士のコミュニケーションのためだけの音楽から、いのちの大本、すなわち地球の大自然と共振・共鳴する音楽を追求する為に始めた”「地球を吹く」。
その18年に渡る活動の後、2013年、“気持ちを新たに”人々に向けた演奏活動に還って来た近藤氏。
その「響命 ひびきあういのち」とタイトルされたシリーズライブ、第一回。
2部構成のライブでは、前半は深遠な世界で音場を作り上げるソロ・ライブを展開。
エレクトロニック処理された近藤氏のトランペットが響き渡ります。
そのサウンドは、これまで体験してきた他のライブよりも“鮮烈に”、そして“ダイレクトに”、
かつ“極めて自然に”耳に飛び込んで来ます。
IMA時代の鋭角的サウンドを彷彿とさせる現代のエレクトリック・ドラム Roland V-Drums TD-30KV-S 山木秀夫氏使用セット |
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ライブ後半。
あの「IMAバンド」の強靭なビートの牽引者、山木秀夫氏の登場!
今や日本を代表する名ドラマーである山木氏は、『Roland V-Drum』のセットに座ります!
山木氏を"the best friend in the world"であり、"Brother"と呼ぶ近藤氏。
山木氏が繰り出すエレクトリック・ドラム・サウンドが、即、近藤氏のエレクトリック・トランペット・サウンドと化学反応を起こします!
強烈にカッコいい!!!
【バックトラックの再生用にMR-2000Sを使用】 |
- バックトラックを手元で再生されていましたが? 「自分で作ったトラックをライブ用に2ミックスに落とした物をDSD再生できる『KORG MR2000S』で再生している。手動スタートだよ(笑)」 そう、V-drumを駆使する山木秀夫氏との連携に関しても、同期信号はナシ! 長い親交を持つ両者ならではの超絶なアンサンブルに会場唖然! |
更にDJ Sahib氏も参戦!
研ぎ澄まされた音の応酬が、くっきりとした情報としてRCFスピーカーより繰り出されます!
自然に体が動きます!
更に、武道家・青木宏之氏による刀による演舞も!!!会場にキリリとした空気が張り詰めます!!
充実した演目、そして良質な音場。素晴らしいライブに会場も大満足!
「イマジネーションした表現を“最良”の状態でオーディエンスに届けたい。」
そのシンプルかつ困難な命題に挑み続ける求道者、近藤等則氏。今後も沼田は注目し続けます!