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椅子・ソファーにクッション性を付与するための椅子張り材料のひとつ。特殊な撚り糸にゴムを浸透させて作った帯状のテープのことです。
ウレタン樹脂によって木材の表面に膜を作り、水分や汚れから家具を保護する塗装方法です。顔料と染料を使いオーダーカラー色に仕上げることが出来ます。 外部の影響を受けにくく、これといったメンテナンスは必要としません。一般に市販されている家具のほとんどはウレタン塗装ですが、木材の自然な質感が損なわれてしまうところがあります。
ポリウレタン樹脂を主成分とする発泡させたスポンジ状のもの。軟質ウレタンフォームは、椅子張りのクッション材として最も多く使用され、硬質ウレタンフォームは、断熱材や塗料として多く使われます。
木枠フレームに止めてあるS字のように波打ったバネです。縦に巻いたバネよりも柔らかな弾力性があります。
Medium Density Fiberboard の略で原料は木を繊維状に細かくして熱圧で成型加工したものです。 反りなどがなく、加工性に優れていて曲面加工、彫刻などの仕上がりに向いています。 コストパフォーマンスも優れています。
ソファーとセットで使用することが多く、足乗せ用のスツールのことをいいます。 足乗せ用として活躍していますが、テーブルにしたり、普通のチェアとしても使われ用途は様々です。 フットスツールともいいいます。
片側に肘掛と背もたれのついた休息用の寝椅子のことをいいます。 現在も脚付き、脚なし、リクライニング機能付きといったバライティーに富んだものが多く製品化されており、好みに合わせたものが選べます。
オフィスチェアーの昇降に使用されている部品です。 内部にガスが入っており、先端のボタンのような部分を、操作レバーで押さえ込むことにより、内部でガスが出入りし、椅子を昇降させます。
普通板ガラスに加工(加熱・急冷)を加えることで耐熱強度、耐衝撃強度をアップさせたガラスです。 破損しても破片は細かい粒状になるので安全性も高い。
何種類かの塗料を使って木地を塗り上げ、平らに研磨しツヤを出した塗装です。 塗装の層が厚く、まるで鏡の面のようなツヤと透明感が生まれます。
金属クロームを電気メッキで被覆すること。金属家具をはじめ、幅広く金物などに用いられています。
普通合板の表面に各種の方法で化粧加工を施した化粧合板の総称。JIS規格では、天然木化粧合板と特殊加工合板に分けられる。 ちなみに「天然木化粧合板」がツキ板を合板に貼ったものであるように、「ポリ化粧合板」とは合板(ベニヤ等)にポリ塗装をしたもの。「プリント化粧合板」とは木目のプリント紙を合板に貼ったもの。「塩ビ化粧合板」とは塩化ビニールを合板に貼ったものをいいいます。
※合板
木材の不均一性などをなくすため、薄い単板(ベニヤ)を各層ごとに繊維方向を直行させ、接着剤で奇数板を張り合わせて作る板のこと。
ラワンが主な材料で、ほかにシナ、楢、ブナなどが用いられます。
一般にプラスチックといわれるもので、石油などを原料に作られる高分子材料をいいます。
合成樹脂から科学的に作りだされる人口皮革のことです。 織物や編み物、または不織布の表面にポリウレタンなどの発砲体を塗布し、その上にナイロン樹脂やポリウレタン樹脂をコーテイングして仕上げたものです。
鋼
スツールとは、背もたれと肘掛けのない座面だけの小椅子のことで、最も古くから使用されてきた椅子の形態のことを言います。 化粧用や補助用に多く用いられています。
積み重ねができる構造をもつ椅子の総称。収納や運搬に便利なようにデザインされたもので、会議用のスチール製椅子やスツールなどにこの構造をもつものが多い。
単板を繊維方向を同じにして、重ねて接着した材です。
木材を1〜3mmにスライスした薄い板のことでで、ベニヤとも単板ともいう。これを張り合わせて合板を作ったり、 木目のきれいなベニヤは突板として化粧張り用となる。突板を合板などの基材に接着することを練付けといいます。
木材の破片を熱圧成形して作る板で、チップボードともいいます。接着剤の性能により、床・屋根の下地用、家具芯地用などがある。断熱性・遮音性に優れるが、耐水性に欠けます。
羽根。翼のまわりを覆っている軸に平面状の毛がついたものです。
コイルの一つ一つが袋に包まれたものです。コイルが独立しているため、体の曲線に沿って単独で沈み込み、体全体を自然な状態で支えてくれます。また振動が少なく横揺れが少ないことも特徴のひとつです。
「Polyurethane(ポリウレタン)」の略。 熱硬化性プラスチックの一つです。家具塗料や接着剤の原料となるほか、発砲させて幅広く用いられています。 PVCよりは柔らかく肌触りもよく、また通気性もありますが、その分耐久性に劣ります。
ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride)の略。 硬質のものは化粧合板や波板、パイプなどに、軟質ものは壁紙、シート、レザーなどに使われる。 柔軟性に富み加工しやすく、また経年劣化も少ないために様々な分野で素材として用いられています。
熱硬化性プラスチックの一つです。耐候性、対薬品性に優れ、塗料や化粧合板、コーキング剤、パテ、繊維などに使用されます。
熱可塑性プラスチックの一つ。耐薬品性、耐候性、耐衝撃性、耐疲労性に優れ、アルカリ性にも強い。屋外用家具や丁番などに用いられます。
センダン科の常緑高木。アフリカ、ブラジル、西インド諸島などが原産地。材は紅褐色で緻密、光沢もあり美しい。高級材として家具、造作、室内装飾、突板、高級指物細工などに用いられる。
集合材や合板と異なり、1枚の板や柱そのもののこと。木の味わいはあるが、割れや反りなどが生じやすい。
UV(紫外線)の照射により塗膜を硬化させて塗装を仕上げる方法です。瞬間硬化で作業性が良く、非常に硬質の塗膜形成が可能です。
ニトロセルローズラッカーを使用した塗装法です。塗膜の厚さは薄いが乾燥が速いため、作業性が良く、温かみのある仕上がりになります。
日本に楢に当たる広葉樹。硬く強靭で、曲げ性能に優れてます。非常にはっきりした特有の木目で、紅葉の美しさからレッドオークと呼ばれています。
【参考文献】
「新インテリア用語辞典」 トーソー出版/
「インテリアコーディネーターハンドブック」販売編/
「インテリアコーディネーターハンドブック」技術編