〜男心をくすぐるREALな魅力Vol.20〜
誰よりも先に知りたい
カザルヌオーヴォ仕立ての魅力"Gabo(ガボ)"



つい先日、南アフリカの優勝で幕を閉じたラグビーW杯・・・

日本代表も下馬評を大きく覆す快進撃で日本中を熱狂させてくれましたが、そんな熱狂とは余所に繰り広げられる”にわかファン”論争。

私自身がW杯を機にファンになった”にわか”なので、もちろんにわかファンに関して肯定的なのですが、かたや古参ファンの中にはそれを良しとしない人もいますよね。

そういったことから人間誰しも自分だけが知っていたい、自分がいち早く知りたい、といった感情を少なからず持っているのかと思いますが、こと洋服においても良い物を最初に発見すると妙な優越感を覚えます。

ある程度色んなブランドが浸透している中、知る人ぞ知る「Gabo(ガボ)」の良さに気付くと世界が変わるかもしれません。

一度見たら忘れない黄色のロゴをみると、もしかするとかつてジ・アーボという名前だった時代をご存知の方はハッとしているのでは?

ブランドの成り立ちは1950年、祖父の代に創業したサルトをきっかけに、現当主であるGIANFRANCO氏とGIUSEPPE氏によって1994年に工場を設立したのが始まりで、2013年にプライベートブランドであるGaboをデビューさせました。

ブランド名は二人の頭文字「G」と、スーツを意味する「ABITO」に由来し名付けられたそうです。

さて、そんなGaboですが特徴は何といっても10万円代前半ながらにしてハンド工程が非常に多いこと。

驚くなかれ、何と10箇所以上がハンド工程だそうです・・・!

着心地に左右する袖付けや襟付けはもちろん、裁断やラペルのステッチにボタンホール、更にはポケット周りや裾の巻きなどダイレクトに着心地に左右しないところまでハンドワークにこだわることによって唯一無二の軽さを生み出しております。

ringで展開するジャケット「ニューナポリ」はウエストが程よく絞られたモダンなモデルなのですが、よりringの理想に近づけるため着丈を少し長くし、上襟の上り位置も高めにしました。

細かな要望も実現してくれるところは彼らの職人魂なのでしょう。

素材は軽く柔らかい物を好むようで、Loro Piana(ロロピアーナ)と親密なことから同社の生地を使用したコレクションが多いのですが、そういった繊細な素材を仕立てる際にはやはり手縫いの高い技術が必要だそうです。

芯地もソフトなものを使用しているのでくしゃっと丸めることが出来るのも技術力あってのものですね。

"REAL"には様々な定義があります。熟練された職人によって創り上げられる技術と魂の結晶、実生活に優しく寄り添ってくれる価格とクオリティのバランス。誰しも掲げる"REAL"は違えど、人々の心を豊かにする物こそが紛れもない"REAL CLOTHING"ではないでしょうか? そんな"REAL"感じる一手を目の前に、男心がくすぐられていませんか?

今秋から日本で本格上陸したコートのコレクションも秀逸で、ジャケットと同じ工程を経ながら、上襟裏のヒゲや裾のライン、ボタンホールと留め糸、裏地もすべてハンドワークを駆使する徹底振り。

グラマラスな印象のダブルブレストの「モンテカルロ」、インターナショナルな空気感を纏うシングルの「シティ」、いずれもジャケット同様ringならではのアレンジを加えております。

まず、モンテカルロに関しては元々タイトフィットだったものを少しゆとりをもたせ、着丈も長めにすることによってよりエレガントな佇まいに。

シティも同様に着丈を長くしているのですが、こちらは元々無かったバルカポケットを付けて、よりバランス感に優れた一着にブラッシュアップしております。

同価格帯のブランドが増えておりますが、これほどハンドワークを駆使しているところは他にそうそうありません。

まだ知名度がそれほど高くない今だからこそ、いち早くこの素晴らしいブランドを手に入れておくべきではないでしょうか?




▼今回ご紹介しました商品はこちらです。

男心をくすぐるREALな魅力

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