びーんずのマメ知識
商品ウンチク編2018.12.11
お米の計量を見直そう!
こんにちは、びーんずスタッフのいなです。
あなたは、お米をどのようにして量っていますか?
計量したあと、カップの底をトントンと付いてみると、お米が沈んで嵩が減り、180ml(1合)に満たなくなってしまいます。
さて、ここで、お米を継ぎ足すのが正しいのでしょうか?継ぎ足さないほうが正しいのでしょうか?
曖昧な「一合(180ml)」
計量機能付き米びつをお買い上げのお客様から時々「計量が正確ではない」というご指摘を受けることがあります。
180mlも一合という単位も計量機能付き米びつも、単位は「容積」です。水などの液体と違い、お米は粒状なので、粒の間に空気を含みます。容器の底をトントン突いて振動を与えると、粒と粒の間の空気が逃げて感覚が狭くなり、嵩が減ります。
ということは、同じ1合(180ml)でも、銘柄や精米、計量カップの形状、米びつが変わるたび、量は変化してしまうことに…そうなると、入れる水の量が合わなくなってしまい、ご飯がおいしく炊けなくなってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?
正しくお米を量るには?
お米の量は、重量で量るのが一番!これと決めたお米・計量カップなどの計量器でまず1合を取り、重量をはかります(計量カップで量る場合は擦り切りで!)。炊飯器メーカーが設定している1合は殆どの場合150gです。それと同等なのか、少ないのか多いのかを見ます。一度炊飯器の規定量で炊いてみて、水が多すぎれば次から少なめに、硬いようなら多めにと、お好みに合わせて調整するのが、最初はちょっと面倒でも、一番ラクにいつもおいしくご飯が炊ける方法。お米の水分は銘柄いかんに関わらず、出荷時15%程度に設定されており、保管時よほど乾燥が進まなければ、重量はそれほど変化しません。銘柄や精米の方法・計量カップや計量器が変わるたびに1合の重量を確認し、水の量を調整するようにしましょう。
お米の計量まとめ
- 1合(180ml)は曖昧な単位。
- お米の銘柄や精米・計量器・計量カップの形状によっても1合が変わる。
- お米は重量で量る(1合=150g)。
- 重量や水の量を一定にするため、お米が乾燥しないように保管する。
お米の保存はどうする?
お米自体の重量が変化してはおいしいご飯が炊けません。出荷時の水分量15%が、保管時は最も傷みにくく、炊飯時は最もおいしく炊ける状態。それを維持するために、なるべく一定環境が保たれる方法を選びましょう。→ 詳しく!