びーんずのマメ知識
商品ウンチク編2018.11.16
料理に鉄を入れて鉄分補給!?
はろー!*´∀`)ノびーんずスタッフのカナです!
今回は鉄なす、鉄玉、鉄器についてです。
実は私は料理が分かりません。できないわけではなく分かりません。(やらないけど)
例えるならレシピどおりに実験しているような感覚です。
でも、料理って化学と似たようなところがあると思うんですよね。
砂糖を足せば甘くなる!焼いたら焦げて縮む!みたいに、こうするとこんな効果が出る!…こんな感じで料理するの、私だけですか?
鉄器についても化学と似てる!と思ったので、伝えますね
よく聞く鉄器の効果がこちら
- 1.鉄分補給になる!?
- 2.茄子や黒豆の色を良くする!?
1.鉄分補給になる!?
鉄の調理器具でご飯を作ると鉄分が染み出して鉄分補給になるというのは聞いたことがありませんか…?
鉄は血液になる、人体にはなくてはならない栄養素です。
鉄が足りなくなると、貧血になります。酸素を体に十分に運べないので酸素不足で頭痛や立ちくらみ、息切れや心臓への負担もあります。
…鉄分補給には食べ物で気をつけるだけじゃ駄目みたいですよ(∵)
まず…鉄にも2種類!!!
二価鉄(動物性)と、三価鉄(植物性)と呼ばれる鉄がありました。(´゚_ゝ゚)
具体的には体に吸収されるかが違うようです。
そして、三価鉄は人体に吸収されず、体内で二価鉄に変えてから吸収しているとのこと!…つまり吸収されるのは動物性鉄!
二価鉄は人体に20~30%程度吸収されますが、三価鉄は5%程しか吸収されないようです。
- 二価鉄を多く含む食品…肉や魚など
- 三価鉄を多く含む食品…ほうれん草やひじき、小松菜や大豆など
そして、鉄器を料理に使用したときに溶け出る鉄は「二価鉄」だそうです。
煮てもよし、茹でてもよし、漬けても鉄分が溶け出ます。
食べあわせとして、タンニンが多く含まれていると鉄は吸収されにくいとのことです。
そして鉄自体は、味や見た目は無色無味無臭なので気になりません。安心して使えますね。
2.茄子の色を良くする!?
茄子の青紫色、キレイですよね。
でも、みそ汁にしたり漬け物にしたりすると赤茶色に変色してしまいますよね。
あれ、実は茄子の色素成分「アントシアニン」が不安定で、まるで紫陽花のように
酸性だと赤に、アルカリ性だと青になるんです(´゚_ゝ゚)
料亭さんで出てくる意識高いナスは色止めのために素揚げしてから料理しています。
漬け物にするなら揚げられないし…
そんなナスのためだけに油で揚げるなんて手間。かけられないです。
鉄器がなぜいいかというと…
金属イオンが茄子の色素とくっついて色が紺色に安定するんです!
漬け物のナスは紺色がキレイですよね…
黒豆も同じく、鉄分でキレイな色になるようです。
使い方は入れるだけ!
使い方簡単です。みそ汁ならそのまま鍋に。お漬物やぬか漬けなら漬け樽、保存容器の中に入れるだけ。
他にミョウバンを使って色を安定させる方法もありますが…消耗品ですし毎回買うのも手間ですので、くり返し使える鉄をオススメします。
お手入れについては、使った後、よく水を拭き取り、さびが出てきたらステンレスタワシや金属ブラシで磨くといいですよ。
こんなところでしょうか?
いかがでしょうか、鉄の特性、色素とか化合とか、料理って化学みたいだなぁという感じがしてきませんか?;`・ω・)
色んなテレビ番組やメディアにも取り上げられている鉄茄子、鉄器製品をぜひ試してみてくださいね。
以上、鉄なす、鉄玉、鉄器についての豆知識でした!
バイバイ_〆(・ω・*)