使える!アルカリ電解水
水から作られたアルカリ電解水は汚れを落としながら除菌にも使えます。
アルカリ電解水について
アルカリ電解水とは
アルカリ電解水とは、「水100%でできている強アルカリ性の洗浄液」のことです。水は電気を流すと酸性とアルカリ性に分かれる性質がありますが、この性質を利用してアルカリ性の側の水を取り出したものが『アルカリ電解水』です。
液体の性質
- 液体の性質は、pH(ピーエイチ)という指標で表しますが、酸性=pH6未満/中性=pH6~8/アルカリ性=pH8以上で、pHが大きいと洗浄力は強くなります。
- アルカリ電解水は、pH12~13の強アルカリ性なので、かなりの洗浄力を持つことになります。
酸性の汚れに強い
アルカリ電解水は、「酸性の汚れに強い」という特徴があります。油汚れ・食べこぼし・手垢や皮脂・血液・湯垢などの酸性の汚れを落とします。
インフルエンザウイルスや風邪ウイルスは、感染者がウイルスを含んだ分泌物の付いた手で触ったものを、他の人が触ることで感染が広がります。アルカリ電解水は、その手垢や皮脂を落としてくれるのです。
除菌ができる
アルカリ電解水は、「除菌ができる」という特徴もあります。一般的に、除菌に使えるほどのアルカリ性の値はpH12~pH13といわれていますが、アルカリ電解水はpH12~pH13あるので除菌も可能ということになります。食中毒の原因になるO-157やサルモネラ菌などを除去し、60秒でノロウィルスを不活性化することができるのです。
安全性が高い
アルカリ電解水は、何より「安全」です。もともと水100%からつくられた洗剤なので、とても安全性が高いといえます。
界面活性剤入りの中性洗剤を使って掃除をした場合、万が一成分が残ったままの状態だと体に害を与える可能性がありますが、一方でアルカリ電解水は乾くとなにも残らないので、子供やペットがいるご家庭や、食べ物を扱う場所の掃除には安心してお使いいただけます。
「重曹水」「セスキ水」との違い
重曹のPhは「8」、セスキのPhは「9」、アルカリ電解水のPhは「12.5」です。アルカリ性はPhの値が高ければ高いほど洗浄力が強くなります。また、一般的に除菌に使えるアルカリ性の値は12Ph~13Ph以上といわれているので、「アルカリ電解水は除菌に使える」といえます。
重曹水やセスキ水は、「粉」を水に溶かして使用するので、スプレーした後に2度拭きしないと、粉が白く残ってしまいます。しかし、アルカリ電解水は水でできているので、スプレーしたまま放置して乾燥させても、何も残りません。アルカリ電解水は、重曹水やセスキ水と違って2度拭きの手間がいらないのです。
基本的な使い方
「直接吹きかけて掃除する」「布に染みこませて掃除する」の二通りあります。
アルカリ電解水を汚れに吹きかけて拭き取ります。汚れがひどい時は、アルカリ電解水を吹きかけて5分ほど待ち、お湯で絞ったふきんで温めながらふき取ると効果が上がります。液だれしてほしくない場所や、水を吹きかけるのに適していない場所は、アルカリ電解水を染みこませたふきんなどで拭き掃除してください。
注意
手垢や皮脂を落とすことのできるアルカリ電解水が手に付着すると、必要な皮脂までとってしまって肌が荒れる原因になります。使う時はゴム手袋をご使用ください。また、掃除後の湿った状態には強アルカリ性の性質が残っているので、乾くまでなるべく触らないようにしてください。