絹生地には古来より魔除けの意味があり、
これまでの成長のお祝いと「これからも悪い物が着かないように」という
想いが込められています。
カイコという虫が紡いだ繭から作られた繊維。絹(繭)に包まれるということは、「生まれ変わり飛んでいく」と信じられており、順調な成長と悪い物を寄せ付けない縁起物として親しまれています。
友禅職人により直接手描きで書かれた、もっとも贅沢な手描き友禅。専用の型をいくつも合わせて染められた、シャープで美しい柄が特徴の型友禅。
顔料・染料を直接布面に塗り、押捺して染める新技術。デザイナーの求める絵柄で思い通りに作る事ができるので、先進的で今風の柄の物が多いのが特徴。また、捺染工程時の排水量やCO2排出量を大幅に削減することが可能なので、環境に優しくエコな染技術。
正絹とは、絹糸(シルク)を100%使って織られた織物のことを呼びます。古くより着物は絹を素材として用いられていました。
絹の特性から、正絹の着物は体にフィットしやすく、着付けのしやすさや着崩れが起こりにくいことも特徴です。また、通気性や保湿性のよさから、夏はすずしく、夏はあたたかく着ていられるのも正絹の着物ならではです。
現代のレンタル衣装の主流は、化繊素材の物がほとんどです。
作成技術の向上で、化繊の物でもデザインや風合いがとても良いものが多くなってきましたが、「お祝いの時にせっかく着物を着るのだから絹素材の本物を着てもらいたい」「職人による伝統工芸、手描き友禅や金駒刺繍などに触れさせてあげたい」そんな思いから伝統工芸品を集めるようになりました。
しかし、日本製の仕立てや絹の着物を探すのは、今までお付き合いのある問屋さんでは取り扱いが無く メーカーから問屋探しまで一から始める事となります。
和装のメーカーさんは紹介が無いと入れない所が多く、色々な人にお声がけをして交渉にあたるなど苦労の連続でした。
そこで、あるメーカーさんにお会いさせていただいた所、偶然売り場の隣が職人さんが作業している所だったのです。
作り手さんに直接交渉ができるから、「こんな柄行きが欲しい」とか「こんな生地の物がほしい」など、希望を言えば自分の思っていた通りの物を提案していただけるのには感動しました。
何点か購入させてもらい、早速お店のスタッフに見せると、「子供用の着物でここまで拘っているものがあるんだ」 と感動してくれたのをよく覚えています。
ところが、いざネットで取り扱うとなると手入れの難しさや取り扱いの大変さもあり、スタッフから猛反対が…。
「それでも伝統工芸を伝え、触れてもらいたい!」そういった想いから始まった事もありスタッフにも納得してもらい、この度、ネットで取り扱いをさせていただく事となりました。
これを機会に、素晴らしい着物に触れ素晴らしい祝福の日をお迎えいただけたら幸いでございます。
絹の特性から、正絹の着物は体にフィットしやすく、着付けのしやすさや着崩れが起こりにくいことも特徴です。
また、通気性や保湿性のよさから、夏はすずしく、夏はあたたかく着ていられるのも正絹の着物ならではです。