ハッカ(ミント)の葉に含まれる成分「メントール」には強い殺菌効果、抗菌作用があり、古くから薬や化粧品などに利用されてきました。現在では手軽にハッカ油スプレーとして、様々な場面で活用されており天然の殺菌剤・防腐剤として親しまれています。
■キッチン周り
精製グレードによっては、食品添加物や医薬品にまで使われる天然成分のハッカ油は、少々口の中に入っても安全です。そのためキッチン周り、布巾、まな板など普段の洗い物だけでは中々手入れが行き届きにくい部分にも使用することができます。
雑菌の繁殖しやすい夏場や、カビの生えやすい冬場など、季節を問わず活用出来るアイテムです。O-157など食中毒の原因となる細菌にも効果が確認されており、危険な食中毒からご自分や大切な家族を守るのにも役立ちます。
■タンスやクローゼットの防虫対策(カメムシ)
抗菌作用のあるメントールは防腐剤としても利用されてきました。ハッカの結晶(L-メントール99%)をタンスやクローゼットに使用することで、天然の防腐剤としての効果が期待できます。
ただし、衣類に直接ハッカ油スプレーを噴射すると、組み合わせによっては衣類にシミが出来る可能性もあるので、十分注意してください。
ハッカは天然由来であり、さらに虫には苦手な成分なので、防虫作用も期待できます。特に、カメムシ、アリ、ねずみやコウモリの侵入を撃退してくれます。※ハッカの結晶は温度が40度違くなると溶解しますが、温度が下がると再度固まります。
■ハッカ油の消臭効果
ハッカ(ミント)には消臭効果も認められており、市販の芳香剤の中にも含まれる事があります。小さいスプレー容器に入れると持ち運びもしやすいので、外出時に汗の臭いやタバコの臭いが気になった際にも使えます。夏場はハッカ油スプレーを常備しておくことで、臭いの気になる様々な場面で大変役に立ちます。
お部屋で焼肉をしたり、タバコを吸ったりした時の「臭い」はとても気になります。天然成分由来のハッカ油ならば、人の集まる部屋や肌に触れるソファーなどにも気兼ねなくご利用頂く事が可能です。
清涼感のある香りなので室内に使用するのにはぴったりです。また、カーテンやラグマットなど布製の家具に臭いが移るのも防いでくれます。※ニオイ消しならハッカ原液を希釈して使うとよいでしょう。
■肌や頭皮
シャンプーやボディソープ、入浴剤などにもハッカを使用することができます。ただし、市販のハッカ油をそのまま肌に噴射するのは刺激が強いため、おすすめしません。
ハッカの原液は、肌に触れるとピリピリとした痛みを感じる場合があります。
※多くの市販されているハッカは雑貨として販売されていますが、食品添加物グレードや医薬品グレードの商品もあります。品質がよい製品はさまざまな活用方法がありますが、基本的には除菌消臭、清涼剤、食品添加物としての利用が適しています。