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美容健康コラム ハッカ油スプレーの効果と使い方 ハッカ油スプレーの効果と使い方 ハッカ油スプレーの効果と使い方

ハッカ油の効果と活用方法
 夏はハッカスプレー

ハッカ油とはシソ科ハッカ属に属する植物(薄荷)を蒸留して、精製する事で作れる精油です。
リラックス効果や殺菌・消毒・抗菌作用があり、雑貨としてはもちろん、医薬品や食品添加物、ハーブティーや化粧品用途としても活用されています。
ハッカ油は、主成分であるl-menthol(L-メントール)の他にもmenthone(メントン)をはじめとする天然成分(Menthone、α-Pinene、β-Pinene、Sabinene、3-Octanol、Isomenthone、Menthyl Acetate、Isopulegol、Neomenthol、Terpinene-4-ol、Caryophyllene、Neoisomenthol、Pulegone、Piperitone)で構成されている透明な液体です。
ハッカ油 リラックス効果 殺菌 消毒 抗菌作用
ハッカ油の殺菌効果
ハッカ(ミント)の葉に含まれる成分「メントール」には強い殺菌効果、抗菌作用があり、古くから薬や化粧品などに利用されてきました。現在では手軽にハッカ油スプレーとして、様々な場面で活用されており天然の殺菌剤・防腐剤として親しまれています。

■キッチン周り
キッチン周りにハッカ油
天然成分のハッカ油(食品添加物)なので、少々口の中に入っても安全です。そのためキッチン周り、布巾、まな板など普段の洗い物だけでは中々手入れが行き届きにくい部分にも使用することができます。

雑菌の繁殖しやすい夏場や、カビの生えやすい冬場など、季節を問わず活用出来るアイテムです。O-157など食中毒の原因となる細菌にも効果が確認されており、危険な食中毒からご自分や大切な家族を守るのにも役立ちます。

■タンスやクローゼットに
クローゼットに ハッカ油
メントールの抗菌作用は防腐剤としても利用されてきました。ハッカの結晶(L-メントール99%)をタンスやクローゼットに使用することで、天然の防腐剤としての効果が期待できます。

ハッカは天然成分由来であり、さらに虫には苦手な成分なので、防虫作用(カメムシ対策)も期待できます。※ハッカ結晶は温度が40度違くなる真夏だと溶解しますのでその点を考慮して設置する必要はあります。

ただ、衣類に直接ハッカ油スプレーを噴射すると組み合わせによってはシミが出来る可能性もあるので、十分注意してください。

■ハッカ油の消臭効果
ハッカ油の消臭効果
ハッカ(ミント)には消臭効果も認められており、市販の芳香剤にが利用されることもあります。小さいスプレー容器に入れると持ち運びもしやすいので、外出時に汗の臭いやタバコの臭いが気になった際にも使えます。夏場はハッカ油スプレーを常備しておくことで、臭いの気になる様々な場面で大変役に立ちます。

お部屋で焼肉をしたり、タバコを吸ったりした時の「臭い」はとても気になります。天然成分由来のハッカ油ならば、人の集まる部屋や肌に触れるソファーなどにも気兼ねなくご利用頂く事が可能です。

清涼感のある香りなので室内に使用するのにはぴったりです。また、カーテンやラグマットなど布製の家具に臭いが移るのも防いでくれます。※ニオイ消しならハッカ原液を希釈して使うとよいでしょう。

■肌や頭皮
シャンプー ボディソープ 入浴剤などにも
シャンプーやボディソープ、入浴剤などにもハッカを使うことが出来ます。※市販のハッカ油をそのまま肌に噴射する事は、刺激がある為おすすめしません。

ハッカの原液は、肌に触れるとぴりぴりとした痛みを感じる場合があります。
※多くの市販されているハッカはほとんどが雑貨として販売されておりますのでご注意ください。食品添加物グレードであったり、医薬品グレードの商品もありますので実際は多くの活用方法がありますが、基本的には雑貨・食品添加物としてまでのご利用がよいと考えます。

ハッカの仲間ペパーミントの効果効能
ペパーミント
ペパーミントとハッカは、植物学的にも非常に似ています。ペパーミントはハーブでとてもいい匂いがします。インド、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、地中海諸国の温かい地域で育てられています。

成分としては、フラボノイドやフェノール類、リグナンとスチルベン、そしてエッセンシャルオイルが含まれており、これらがペパーミントの良い匂いを作り出すのに役立っています。

ペパーミントは、食べ物や香り付けに使われるだけでなく、風邪や熱、腹痛、ウイルスやカビなどの病気にも効果があるとされています。

科学的に研究されている文献では、ペパーミントの抗炎症作用、抗酸化作用、抗菌作用をはじめ、抗がん作用や糖尿病にまで効果があると示されています。

参考文献 Mahendran, G., & Rahman, L. (2020). Ethnomedicinal, phytochemical and pharmacological updates on Peppermint (Mentha × piperita L.)-A review. Phytotherapy Research, 34(9), 2088-2139. doi:10.1002/ptr.6664 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32173933/
※米国国立医学図書館にて提供されている医学・生命科学分野の学術論文のデータベース「PubMed」によるレビューを参考に説明しています。
花粉症やアレルギーによる
鼻づまりに
花粉症 などの アレルギー性鼻炎 にも効果が期待
ハッカ(ミント)に含まれる殺菌作用は、花粉症などのアレルギー性鼻炎にも効果が期待出来るようです。

■花粉症による鼻づまりにも!?
個人差やハッカの濃度にもよりますが、鼻づまりにはお湯にハッカ油を数的垂らして、その湯気を鼻から吸い込むのもよいとされています。
鼻がつまって吸い込めないという場合でも、鼻に湯気をあてている内に徐々に症状が緩和されるといった口コミもあります。

外出時など、お湯を用意できない場所ではタオルやハンカチに事前にハッカ油をスプレーをしたもので鼻の周りをおさえるなど、試してみては如何でしょうか。※ハッカは医薬品ではありませんので、花粉症に効くという事は薬機法や健康増進法のルールからお伝え出来ません。

■倦怠感
ハッカ(ミント)に含まれるメントールには覚醒作用もあり、倦怠感や頭がボーっとするような症状にも効果的だとされています。

■外出時
外出時はマスクにハッカ油スプレーを少量吹きかけると良いでしょう。市販のスプレーは基本的に濃度が濃いので、内側に吹きかけると刺激が強すぎてしまいます。そのため、通常は外側に吹きかけます。清涼感があるため、夏にマスクをする際も役立つと思います。   
ハッカ油は
お掃除の時にも大活躍
お部屋の お掃除 にも最適
ハッカ油には優れた消臭効果と殺菌作用があり、清涼感のある香りが漂うのでお部屋のお掃除にも最適です。

■拭き掃除
洗面器やバケツにはった水に数滴のハッカ油を垂らし、後は普通に雑巾を絞る要領で拭き掃除を行えば殺菌の効果もプラスすることができます。

■ゴミ箱
ハッカ油スプレーをゴミ箱にシュッとひとふきすれば、気になる臭いを防いだり、コバエなどの虫が寄ってくるのを防ぐことができます。夏場は特に対処に困る生ゴミや、台所の三角コーナーなどにも使用することができます。

■布団や枕にも
人は一晩寝ている間に少なくとも150mLの汗をかくと言われています。直接肌に触れるものなので布団や枕の雑菌は気になるところですが、さすがに毎日は布団を干せないと思います。
薄く希釈したハッカ油スプレーならば、布製品になじみやすく、肌に触れる寝具周りにも安心して使えます。

優れた殺菌効果で雑菌の繁殖を防ぐことができるので、梅雨のじめじめした時期や汗のかきやすい夏場にもご活用頂くことが出来ます。
ハッカ油スプレーの作り方
365日 毎日楽しめる 万能オイル
ハッカ油の使い道はさまざま。便利なハッカ油スプレーをアウトドア用、自宅用として自作してみては如何でしょうか。 ハッカ油の作り方や様々な効能についてご紹介していきます。

■ハッカ油の基本的な作り方

材 料 ・無水エタノール
・ハッカ油
・精製水
・スプレー容器(ガラス製)
作り方 【1】無水エタノールとハッカ油を混ぜ合わせる
【2】ガラス製のスプレー容器に混ぜ合わせた溶液を加える
【3】さらに精製水を加え、よく振ったら完成!


ハッカ油スプレーの作り方は、材料を揃えて混ぜ合わせるだけのとても簡単なものです。

※注意点
ハッカ油にはポリスチレンを溶かす作用があるので、ハッカ油スプレーを入れる容器には必ずガラス製や陶器製のものを選ぶようにしましょう。

分量は用途によって変更する
ハッカ油は、使い道に合わせて濃度を変えることで適切な効果を得ることができます。

■ハッカ油の効果
ハッカ油の代表的な効果と、その分量をご紹介していきます。

消臭・汗の臭い
無水エタノール・・・10mL
ハッカ油・・・10滴
精製水・・・90mL
虫よけ
無水エタノール・・・10mL
ハッカ油・・・20〜60滴
精製水・・・90mL
お掃除用品に
バケツのお水に数滴、
モップに1適
お風呂に
200Lのお風呂に対して、3〜5適
※入れ過ぎ注意

基本的には無水エタノール:精製水を1:9の割合で用意し、そこに用途に合わせたハッカ油を適量加えるという形がベターです。
※いずれにしても、ハッカ油の量は多すぎるとキツくなりますので、最初は少量(1滴)から様子を見てお試しください。

基本的には肌に直接使用するものではありませんが、臭いを嗅いで清涼感を楽しむような使い方をする分は問題ないと思います。

虫よけなどに使用する際には多くてもかまいませんが、あまり高濃度なハッカ油を室内で使用する場合は人体に影響がでかねません。

お年寄りや小さいお子様のいるご家庭では特に、適量の範囲内を守るようにしましょう。 適量内であれば、ご自分が快適に感じる、効果を得られる気がする分量に調節しても問題ありません。
ハッカ油の使用上のご注意
 デメリットの把握も
猫を飼われているご家庭 では注意が必要
■ペットのいる家庭
防虫効果のあるハッカ油は、ご自宅で飼われているペットのダニ対策にも大変有効なのですが、猫を飼われているご家庭では注意が必要です。

犬のような雑食の動物とは違い、猫は完全なる肉食動物です。そのためハッカ油をはじめ、アロマオイルのような植物由来の成分を体内で代謝することができません。 ※ただし、犬にも個体差がありますので、必ずハッカ油の分量は少量から試していくようにしましょう。

鳥やフェレットにも同様のことが考えられており、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。

犬には基本的には無害でダニ対策にも有効なハッカ油ですが、肉食動物を飼われている方は、ペットがいる部屋では使用しないことをおすすめします。

■プラスチック製品
ハッカ油に含まれるリモネンには、ポリスチレンを溶かす作用があります。ポリスチレンのボトルにハッカ油を入れた場合、一晩でボトルがボロボロになり、キャップがしまらなくなってしまうこともあります。

液漏れの原因にもなり、ハッカ油自体も溶けだしたポリスチレンが含まれ、そのまま使用するのは憚られる状態になってしまいます。

そのためハッカ油を保存する際、または作成したハッカ油を持ち歩く際には必ずガラス製や陶器のボトルを使用するようにしましょう。

■使いすぎに注意
ハッカ油は清涼感がありますので夏場の入浴時に使用したり、シャンプーなどに微点して使用される方も多いと思います。 しかし、直接肌に触れるような使い方をする際には、ハッカ油の分量に注意が必要です。

ハッカ油に含まれるメントールの分量が多すぎた場合、肌にとっては刺激が強く、最悪肌荒れを起こしてしまう場合もあります。

いくら涼しく感じるからといって、原液を肌に直接つけるというのは危険です。ハッカ油を肌に使用したい際には、必ず薄く希釈したものから試していき、分量を調節するようにしましょう。※ハッカはあくまでも雑貨(食品添加物)までの利用が安全です。

■熱は放出されていない
ハッカ油が触れると、肌がスースーと涼しいような感覚になりますが、それは肌表面だけのことで、実際は体内に熱がこもったままの状態です。

そのため、熱を出した時や身体が火照った時にハッカ油で涼んでも、それは「涼しく感じている」だけであって身体が冷えているわけではありません。適切な場所、室温で身体を休めたり、水分補給を怠らないようにしましょう。

■洗濯乾燥機には不向き
ハッカ油をつけた衣類を乾燥機に入れるのはよくありません。ハッカ油はあくまでも「油」なので発火の危険性もあります。 また、衣類のシミや色落ちの危険性もあるので衣類につける際は十分に注意して下さい。

このようなハッカ油のデメリットを把握した上で正しく活用して頂ければと思います。
ハッカで暑い夏も
ひんやりと
ハッカ で暑い夏も クールダウン
汗をかく季節はハッカで体をクールダウン
ハッカ(ミント)に含まれるメントールには、触れると肌がスーっと涼しく感じるような効果があります。ハッカ油を入れ過ぎたお湯に浸かっていると、なんと「寒い」とすら感じてしまうことも。適量を守って使用すれば、暑い夏を乗り切るのにおおいに役立てることができます。

■洋服に
少量のハッカ油スプレーをふきかけた衣服を着用することで、外出中でも涼しさを感じることができます。ミントの爽やかな香りを身にまとうこともできますし、殺菌作用もあるため汗や皮脂による汚れにも効果的です。※衣類への変色にご注意を

■お風呂に
夏は汗を流したいけれど、熱いお湯に入るのはちょっと・・・という方も多いのではないでしょうか。湯船にはったお湯に、3〜4滴のハッカ油を垂らすだけで、夏場にぴったりさわやかなお風呂を楽しむことができます。

また、お風呂から上がった後はエアコンが必要ない程の涼しさを感じることができ、肌がスーっとしてさっぱりしたような感覚が持続します。

そのため夏、暑苦しくてなかなか寝つけないという方にはハッカ風呂に入った後に布団に入ってみては如何でしょうか。

※涼しく感じるのは肌表面だけで、身体の中には熱がこもっていますので、お風呂上がりの水分補給は欠かさないようにしましょう。

■ボディシャンプーに
お手持ちのボディシャンプーにハッカ油を数滴加えるだけで、肌の汗がスッとひいて肌がクールダウンします。 ボトルに直接加えるのではなく、手にとったボディシャンプーにハカ油を1滴垂らし、よく泡立ててから使用するようにしましょう。

■汗ふきの時に
ハッカ油は制汗スプレーや汗拭きシートの代わりに使用することが可能です。肌表面の汗がすっとひいていくような感覚がしますし、優れた清涼感で夏の暑い時期でも涼しさを感じることができます。

また、汗が嫌な臭いを発してしまうのは雑菌が原因のため、ハッカ油の優れた殺菌作用で雑菌の増殖を防ぐことが出来ます。
   
大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
エクセレントメディカル 運営チーム 記事の監修医師:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
https://m-beauty.jp/about/dr.html

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