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美容健康コラム ビタミンC誘導体とピュアビタミンCの効果 ビタミンC誘導体とピュアビタミンCの効果 ビタミンC誘導体とピュアビタミンCの効果

美容成分ビタミンCの効果を知り、
若々しさあふれる肌へ

シミ・くすみ・シワ・たるみ・ニキビ・毛穴…ビタミンCは、あらゆる肌悩みをサポートし、生まれ持った肌質そのものを良くする美肌効果をもちます。

さらにビタミンCは、活性酸素を消去する抗酸化作用をもち、病気を防いだり、元気な体を保つのにも欠かせません。ビタミンCは美肌にも健康にも、必要不可欠な栄養素です。

しかし、ビタミンCは体内で合成することができず、貯めておくことができません。そのため食事やサプリメント、ビタミンC配合コスメなどで効果的にビタミンCを取り入れることが重要になってきます。
効果的にビタミンCを取り入れることが重要
ビタミンCとは
❑マルチに働く身近な栄養素
ビタミンC
体内から皮膚までマルチに働き、美容と健康に貢献する栄養成分。

ビタミンCは、サプリメントや医薬品などで安価に手に入る事から、簡単にビタミンCによる美肌ケアを手に入れられそうな感じがします。

しかし、実は化粧品などにより肌から吸収させなければ、必要な量のビタミンCは肌の奥深くまで届けられません。 医薬部外品のルールでは、化粧品に配合出来るビタミンCの濃度に、一定のルールが定められています。しかし、低濃度のビタミンCでは、表皮にあるメラノサイトに効果があっても、その下までには届かないのです。そのため肌の奥深くまで届けるにはピュアビタミンCが高濃度に配合された化粧品が必要と考えられます。

ちなみに、日本の成人におけるビタミンCの推奨摂取量は1日当たり0.1g(0.1mL)です。ただし、これは健康を損ねないために必要な最低限の摂取量となります。 ビタミンCの特徴としては、少ないと問題がでますが、多いに越したことはありません。

むしろ、疲れている時や風邪で寝込んでいる時には体内でビタミンCが消費されやすいことから多めに摂った方が良いでしょう。
サプリメントでビタミンC


❑肌に共有される
ビタミンCの量は少ない?
ビタミンCは水溶性の成分。ゆえに肌に届きにくい性質がある。

ビタミンCについて、 2001年にイギリスで行われた研究によると、健康な成人を対象に0.4g以上ビタミンCを摂取しても血中の濃度は変わらなかったと報告されています。
この報告により、ビタミンCは水溶性の成分のため、残りは体内を循環することなく排出されてしまうという事となります。
また、別の研究では脳・心臓といった臓器から順にビタミンCが供給されることが示されていましたので、血管を介して循環するビタミンCでは肌の分までは供給されにくいことが考えられます。


❑届きにくいビタミンC
を効率よく肌へ
肌の奥深くまで届けるため、「高濃度化粧品」がポイントとなる!

肌をみずみずしく健やかに保つには(コラーゲンの合成促進や線維芽細胞の活性化による)必要な量のビタミンCを肌の奥深くまで届けなければなりません。

肌表面に塗られたビタミンCは厚さ15〜20μm(顔の場合)の角層を透過後、3層の表皮構造を浸透し基底層まで到達します。 ここまで浸透する間に相当量のビタミンCが消費されると考えられますが、基底膜には毛細血管が張り廻らされている為、さらに血管内に取り込まれてしまい、ビタミンCは真皮まで届きません。  

真皮まで届ける方法として、下記のような方法がありますが、現実問題として手軽に行えないといったデメリットがあります。
●血管に取り込まれる分を考慮してさらに高い濃度を摂取する
●イオントフォレーシスやエレクトロポレーションといった電子機器を使用する

上記の点をふまえ、手軽にそして安全にビタミンCを肌の奥に届けるためには、ビタミンCの濃度を最大限に高めた、「高濃度配合化粧品」を使用したスキンケアがベストな方法だと考えられます。

※実際2001年に発表された論文では濃度8%以上で皮膚組織に浸透したとの報告があります。 化粧品を選ぶ際は、配合率に注目して、ビタミンCを肌の奥深くまで届けるスキンケアを行いましょう。
ビタミンC化粧品
ビタミンCの
5つの美容効果
  1. シミ・くすみ
  2. メラニン色素の生成を抑え、できてしまったシミを薄く。
    肌は有害な紫外線を浴びると、肌細胞を守るため“メラニン”という褐色の色素をつくります。 肌にとっては必要な働きですが、メラニンが過剰につくられるとシミやくすみの原因に。 ビタミンCは肌内部でメラニンの生成を抑制し、さらに、既にできてしまったメラニンを元の色に戻します。
    シミ・くすみができるメカニズム
    シミ・くすみができるメカニズム


  3. シワ・たるみ
  4. 肌の弾力を支える線維を増やす。
    肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力を支える線維。 これらは加齢・紫外線・ストレスが原因で生じる「活性酸素」によって減少し、弾力が失われます。ビタミンCはコラーゲン線維の合成をサポートし、シワ・たるみのないハリのある肌へ導きます。
    シワ・たるみができるメカニズム
    シワ・たるみができるメカニズム


  5. 乾燥
  6. 角質層のバリア機能を高める。
    角質層のバリア機能が弱まっている肌は、潤いを守りきれず、どんどん乾燥してしまいます。 ビタミンCは角質細胞間脂質の主成分であるセラミドの合成をサポート。バリア機能を高め、乾燥知らずのみずみずしい肌へ導きます。
    乾燥の原因
    乾燥の原因


  7. 毛穴
  8. 毛穴の黒ずみを防ぎ、引き締める。
    毛穴には皮脂腺があり、皮脂が酸化することで毛穴の黒ずみの原因に。 ビタミンCは皮脂の酸化を予防し、毛穴の黒ずみを防ぎます。また、肌の弾力低下によりたるんだ毛穴はビタミンCのコラーゲン合成作用により肌のキメが整い、目立ちにくくなります。
    毛穴ができる原因
    毛穴ができる原因


  9. ニキビ
  10. 皮脂分泌を抑制し、ニキビのできにくい肌へ。
    過剰に分泌された皮脂は、活性酸素により酸化し、毛穴の炎症やニキビに繋がります。 ビタミンCは皮脂分泌を抑制し、活性酸素を消去するダブルの働きでニキビを防ぎ、できてしまったニキビも沈静化します。
    ニキビの原因
コスメに使われるビタミンC
❑ビタミンCコスメについて
ビタミンCは野菜や果物、サプリメントに含まれる「ピュアビタミンC」と、「ピュアビタミンC」を改良した化合物の「ビタミンC誘導体」の2種類あります。 「ピュアビタミンC」は水や酸素を通すと酸化しやすく、さらに水で溶かすと肌に浸透しにくいため、コスメとして扱うには難しいとされています。そのため、多くのビタミンCコスメには「ビタミンC誘導体」が使用されています。


❑ビタミンC誘導体について
ビタミンC誘導体とは、ピュアビタミンCと別の物質を結合させることで、安定性や浸透性を高めたもの。 肌内部に浸透された後、ピュアビタミンCに変換されます。
化粧品に配合される
ビタミンCの種類
❑主に肌表面で働く
『水溶性ビタミンC』
水溶性物質を付加したビタミンC誘導体。
細胞の奥まで届きにくいため、角質層の表面に近いところで働きます。


❑角質層の奥まで届く
『油溶性ビタミンC』
油溶性の物質を付加したビタミンC誘導体。
ゆるやかに角質層の奥まで浸透し、効果を発揮。しっとりとした感触で乾燥や刺激が少ないのが特徴です。


❑細胞膜をくぐり抜けてぐんぐん
浸透『両親媒性ビタミンC』
水溶性・油溶性ビタミンCの両方の性質をもつ、いいとこどりの性質のビタミンC誘導体(APPS:アプレシエ)。水にも油にもなじむのが特徴です。

さらに、肌内部でビタミンCに変換される誘導体ではなく、表皮からその奥深くまでピュアなビタミンCをそのまま浸透させる事に成功した「両親媒性ピュアビタミンC(A-PVC)」が誕生するまでに至りました。(公開特許 特開2015-140329)
ビタミンC誘導体
体にもビタミンC
食事やサプリメントでも、ビタミンCを摂りましょう。


❑吸収率が違う、
リポソームビタミンC
リポソームは1965年ケンブリッジ大学の「アレク・バンガム博士」によって発見され、薬剤や栄養成分を体の奥深くまで届ける為の技術として生まれました。この技術がビタミンCにも応用されたのがリポソーム ビタミンCです。ビタミンCを人間の細胞膜と同じ成分「リン脂質」で作られたナノサイズのリポソームカプセルに閉じ込めます。 このリポソーム化されたビタミンCは人の細胞(腸上皮細胞 約30μm)の約300分の1である約100nmの大きさなので隅々まで運びたい栄養素が届きやすいのが特徴です。
リポソーム化されたビタミンC
リポソーム化されたビタミンC


❑疲れ知らずに!
疲れていると体内でのビタミンCの消費量が増大します。 仕事や家事で忙しいときはビタミンCをこまめに補い、疲れにくい体を手に入れましょう。


❑病気を防ぐ!
ビタミンCをこまめに補うことで、疲労やストレスが緩和され、病気の予防に。 新陳代謝の促進や、免疫力アップの効果も期待されます。


❑サビない体へ!
肌や体にとって有害な“活性酸素”。 ビタミンCは活性酸素を消去する抗酸化作用をもち、さまざまな美容・健康効果を発揮します。
※エラグ酸やピクノジェノール等抗酸化成分の代表といえます。


❑若々しく元気に!
体内で発生する活性酸素は細胞にダメージを与え、老化を進行させます。 ビタミンCで活性酸素を消去することで、老化を防ぎ、若々しくイキイキとした元気な体へ。
 
大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
著者:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
https://m-beauty.jp/about/dr.html

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