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紫外線が及ぼす影響や紫外線の種類について 紫外線が及ぼす影響や紫外線の種類について 紫外線が及ぼす影響や紫外線の種類について

シミを消したい!シミが出来る原因
メカニズムとその対処方法

しっかり紫外線ケアしているのに、いつの間にかできてしまうシミ。
それは、年齢とともにターンオーバーの周期が遅くなり、 シミが深く根付いてしまうから。
特に目立つ目もとやほほのシミは、実年齢より老けて見えたり、 疲れて見えたりとマイナスの印象を与えてしまいます。
あなたのシミはどのタイプ
  • 日光黒子

    日光黒子
    多くのシミがこのタイプ。日光性黒子、老人性色素斑ともいう。紫外線によるダメージ(メラニン色素の過剰産生)が原因のシミのこと。顔以外にも手、背、前腕、上背などの露出の多い部分に発生する。色は薄い褐色〜濃い褐色。

  • 肝斑

    肝斑
    両頬や額、下あご、鼻の下などを中心に左右対称にできるシミ。薄い褐色でやや大きく、もやっと広がる形が特徴。女性ホルモンの乱れやストレス、不規則な生活が影響しているといわれている。

  • 炎症後色素沈着

    炎症後色素沈着
    ニキビ、やけど、かぶれなどによる肌の炎症後に生じる褐色のシミのこと。年齢・性別・部位に関係なくできるが、時間とともに徐々に薄くなることが多い。

  • 雀卵斑

    雀卵斑
    いわゆる"ソバカス"。直径数ミリ以下の茶褐色の小さな丸い斑点で、頬や鼻の周りなどに多く出る。3歳ごろから見られ、思春期に特に目立つようになる。遺伝性のもの。

シミは消せるのか!?
ハイドロキノンで消す
ハイドロキノンは、イチゴ類、麦芽、コーヒー、紅茶など天然にも存在する成分で、還元作用があり写真の現像に使われています。写真の現像をしていた人の肌が白くなったことから、美白作用が発見されました。

その効果はコウジ酸やアルブチンの数10倍〜100倍といわれています。シミの原因となるメラニンはチロシンがチロシナーゼという酵素と合体することで合成されますが、ハイドロキノンはこのチロシンに直接働きかけ、チロシナーゼとの合体を抑制しメラニン生成をブロックしてくれます。

また、メラニンを作りだすメラノサイトという細胞そのものを減少させる作用もあるので、すでにできてしまったシミをはじめ、ニキビやアトピー性皮膚炎などで炎症を起こした肌の色素沈着やソバカス、肝斑などにも効果が期待できます。

ただ、効き目が強い半面、濃度が濃いと炎症やかぶれが発生する恐れがあり、使用には注意が必要です。
※詳しくはこちら「ハイドロキノンの効果と副作用 教えて慎太郎先生」
ハイドロキノン

ビタミンCで消す
果物や野菜などに含まれている「ビタミンC」は、“美肌ビタミンC”として有名です。ビタミンCは肌の中でメラニンの生成を抑え、さらにできたメラニンを還元する効果があります。

つまり、ビタミンCは“シミのもとをつくらせず、さらにできてしまったシミを薄くする”働きがあります。

さらにビタミンCは加齢により減少するコラーゲンなど重要なタンパク質の合成を促進し、シワやたるみ、ハリを改善します。肌のたるみが改善されることで肌のキメが整い、毛穴が目立ちにくくなります。さらにビタミンCは活性酸素を消去する働き(抗酸化作用)を持ち、さまざまな美容・健康効果が期待できます。

このように、ビタミンCはシミ、くすみ、シワ、たるみ、毛穴…などあらゆる肌トラブルに効果を発揮し、ビタミンCはまさに美容成分のエースと言えます。
※詳しくはこちら「ビタミンC誘導体とピュアビタミンCの効果 慎太郎先生に聞く」
ビタミンC
シミの原因
紫外線は怖い
多くのシミは紫外線が原因。また、紫外線が原因で悪化する可能性もあります。紫外線には波長の長さによってUVA・UVB・UVCの3種類に分けられます。肌老化に大きく関わる紫外線はUVA・UVBの2つです。

※ UVAは肌の奥深くまで届き蓄積します。
※ UVBはエネルギーが強く肌表面の炎症の原因に。
※ UVCはオゾン層により地上まで届きません。
UVA・UVB・UVCの3種類


UVAについて
UVAは地上に降り注ぐ紫外線の約95%を占め、曇や雨など天候に関係なく降り注ぐ紫外線。日差しを浴びた後すぐに肌を黒くするのがこのUVAです。UVAは肌の表皮を突き進み、真皮にまで到達し、コラーゲンなどをどんどん破壊するため、肌はハリやうるおいを失っていきます。
その結果シワやたるみといった「光老化」といわれる肌トラブルを引き起こす原因となります。
UVBについて
UVBは地上に降り注ぐ紫外線の約5%を占め、UVBは表皮までしか届かないのですが、肌への作用が強いため、短時間で肌が赤くなってしまう日焼け(サンバーン)だけでなく、後から肌が黒くなってしまう日焼け(サンタン)も引き起こします。
炎症やシミの原因となる他、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけることもあり、肌だけでなく体全体への影響が強いといわれています。


紫外線は1年中降り注いでいます
紫外線に注意するのは夏だけ、と油断していませんか?
もちろん夏に多いのは事実ですが、ほかの季節でも油断してはいけません。紫外線量は4月頃から徐々に増えていき、5〜8月にピークを迎えます。また、冬の紫外線量は、夏の日傘の下よりも強いといわれています。
季節を問わず、1年中UVケアをしましょう。
1年間の紫外線量
シミのメカニズム
メラニン色素が紫外線から肌を守る
本来、メラニン色素は紫外線から肌を守るために存在し、生成されたメラニン色素はターンオーバーにより垢となって肌から排出されます。しかし体調不良や精神的ストレス、加齢などによりターンオーバーの周期が乱れていたり、繰り返し紫外線を浴び続けることで、過剰に作られたメラニン色素が肌へ沈着してしまいます。



(1)紫外線を浴びて、
メラニン色素生成開始
紫外線が表皮細胞に当たり発生した活性酸素などが、メラノサイトに「メラニン色素を作れ!」と指令をだします。




(2)休みなくメラニンを
生成し続ける
指令を受けたメラノサイト内でチロシナーゼという酵素が働き、チロシンを酸化させてメラニン色素を生成します。




(3)メラニン色素が
肌に沈着
次々と過剰に作られたメラニン色素が肌に沈着し、シミに。このサイクルをもとから絶ち切らないと、シミは増えていくばかりです。





UVケアで、シミを作りにくい肌へ。
日焼け止め効果のある製品に必ず表示されている「SPF」「PA」の意味は、ご存知ですか?
肌を紫外線から守るためにも意味を理解し、外出先や外出時間など、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

SPF
(Sun Protection FactorUVB/防御効果)

肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こすUVBから肌をどのくらい防御できるかを示す数値。SPF1で約20分間、日焼けを防ぐことができるとされています。
SPFの数値が高いほどUVB防御効果が高くなりますが、日本化粧品工業連合会では「SPF50+」を表示上の上限と定めています。

PA
(Protection Grade of UVA/防御効果)

肌が黒くなる日焼け(サンタン)の他、シミ・シワなどの原因になるUVAから肌をどのくらい防御できるかを示す数値。
UVAによる日焼けをどのくらい遅らせることができるかを一定の条件下で測定した値に基づき、PA+からPA++++まで4段階で表示され、+の数が多いほど効果が高くなります(日本基準)。

PPDとは、UVAに対する防御効果を示す。EUで用いられる指標。
シミを作りにくい肌 5ヵ条
絶対に紫外線ダメージを受けない…! というのは無理があるものです。
上手につきあい若々しく美しい肌を目指しましょう。


1UV対策で紫外線を徹底ブロック!
紫外線は乱反射して様々な角度から降り注ぐので、日焼け止めによる紫外線対策はもちろん、外出時には日傘やUV加工のされている衣類の着用をおすすめします。また、外出しない場合であっても、SPF・PA値の低い日焼け止めや、日焼け止め効果のある化粧下地などの使用を心がけましょう。


2ビタミンCを摂る!
ビタミンCにはメラニンの生成を抑制する抗酸化作用があります。果物や野菜など、ビタミンCが豊富に含まれているものを積極的に摂り、体の内側から紫外線ダメージをケアしましょう。ビタミンCはほかにもコラーゲンの生成をサポートするなど、シミだけでなく、肌のハリやシワにもおすすめの万能美容成分です。


3肌にダメージを残さない、たっぷり保湿!
日焼けは肌の内側からの乾燥を引き起こすので、たっぷりと化粧水を与え、乳液や保湿クリームで、肌を十分に保湿しましょう。日焼け時のスキンケアでは特に、肌を擦るなどのダメージを与えないよう注意しましょう。


4メラニンを含んだ角質を落とす!
メラニンを含んだ角質や不要な角質が厚くなると、透明感のないくすんだ肌に。週1、2回のピーリングで不要な角質を取り除き、ターンオーバーを促しましょう。また、ピーリング後は肌が乾燥しやすい状態です。たっぷり保湿を心がけましょう。


5血行促進マッサージでターンオーバーを促す!
スキンケア時にマッサージを取り入れると、血行促進とともに、美容成分の浸透が高まります。肌を擦りすぎないよう注意してマッサージしましょう。
血行促進マッサージ
 
橋本慎太郎
著者:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
https://m-beauty.jp/about/dr.html

エビデンスやメーカー様の資料などさまざまな文献を基に、みなさまの生活をより豊かにするための情報を発信しております。
本成分は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。疾病に罹患している場合はかかりつけ医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをお勧めします。
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