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美容健康コラム 飲む美容液とも言われるピクノジェノール 飲む美容液とも言われるピクノジェノール 飲む美容液とも言われるピクノジェノール

ピクノジェノール®の効果と副作用

「ピクノジェノール®」とは、フランスの南西部ボルドー地方の海岸に生育する、フランス海岸松 [ 学名:PINUS PINASTER ]の樹皮より抽出した天然の植物成分です。プロシアニジンをはじめ40種類以上のフラボノイドが含まれる抗酸化物質です。
「ピクノジェノール®」とはフランス海岸松の樹皮より抽出した天然の植物成分
ピクノジェノール®の効果 
フラボノイドと抗酸化物質について
ピクノジェノール®に関して知られている一般的な効果として、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、血管の健康を保つ作用など、さまざまな効果効能が確認されています。


❑ピクノジェノールの効果効能のまとめ
●抗酸化力の向上: 活性酸素の除去と細胞の抗酸化作用の強化 ※ビタミンCよりも非常に強力です。
●抗炎症作用: 体内の生じる炎症や痛みへの消炎・鎮痛効果。
●抗菌作用: 菌の増加抑制、抗菌能力。

●コレステロールの調整: 総コレステロールを下げ、悪玉・善玉コレステロールのバランスを調整。
●血流の改善: 血小板の凝集抑制、血液の流れを促進し、末梢血管を拡張。
●コラーゲンの結合と増強: 皮膚や体内のコラーゲンやエラスチンの再生と、分解防止による美容効果。

●婦人科系疾患: 月経困難症、子宮内膜症、更年期障害への対応。
●メタボリックシンドローム: 効果的な対応と治療。

●抗糖尿病への効果: 糖尿病患者のグルコースを減少させる効果や、糖尿病性網膜症に対する有効性。
●静脈疾患とむくみの対策: 足のむくみ緩和や静脈疾患への対応。
●心血管の健康に対する効果:心の病気のリスクを下げる効果。

●視力低下の予防効果。
●ストレスの緩和効果。
●ADHD(注意欠如・多動性障害)の子供への効果的な対応。


❑フラボノイドって何?
植物に含まれる成分です。果物、野菜、ナッツ類のたね、カカオ、ワインなどにもあります。 このフラボノイドは、抗酸化物質としての特性があり、体内では非常に有益な成分と言われています。天然には数千のフラボノイドが存在していると言われています。
果物、野菜、ナッツ類のたね、カカオ、ワインなどに含まれるフラボノイド


❑抗酸化物質とはなにか?
酸化するとは、物質が酸素と反応し変化することを指します。鉄は酸素と反応すると錆びます。体内においても細胞組織と酸素が反応し、酸化すると、いわゆる老化などの現象につながると言われています。


ピクノジェノール®の
副作用や安全性について
過去30年間に渡る、フランス、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリアなどの大学・研究者によって、ピクノジェノール®の安全性は確認されています。

ピクノジェノール®は、下記の各試験により、安全性を立証しており、副作用の心配はほとんど無いとされています。

◎急性毒性試験
◎亜急性毒性試験
◎慢性毒性試験
◎催奇形性試験
◎変異原性試験
◎生殖毒性試験
◎感作性試験
◎眼粘膜刺激性試験
◎ヒトパッチ試験


ピクノジェノール®は2003年5月、アメリカで食品としての安全性を証明するGRAS(GenerallyRecognizedAsSafe)の認定を受けています。
ピクノジェノール®の安全性
実績:ピクノジェノール®は米国、日本をはじめカナダ、オーストラリア、中国、東南アジア、中南米など世界50ヶ国以上に輸出されています。米国、大手薬局チェーンGNCでは、年間売上トップ10にランクインされている程の人気サプリメント素材です。


❑急性毒性試験とは
気体、液体または固体の急性毒性の有無を測定する試験。動物に試験する物質を1回経口投与(比較的多い量)し投与後14日間の死亡数、一般状態、体重、解剖検査より毒性を質的および量的にする試験。


❑亜急性毒性試験とは
6カ月以内(3ヶ月間、4週間など)、一般に動物に対して行う反復投与試験をいう。期間内、毎日反復投与することで生態が機能や形態面でどのように変化していくかを観察して、毒性を調べる。

以上のようにピクノジェノール®のその安全性は高く評価されていますが、過剰摂取やアレルギー、発疹、一時的な吐き気などの副作用は示されていますので参考にしてください。
ピクノジェノール®が
肌に及ぼす効果
ピクノジェノール®は強力な抗酸化物質ですが、その基本的な作用は、肌の若さを守るために役立ちます。 フリーラジカルや有害酵素から肌のコラーゲンやエラスチンを守り、シワを防ぎ、弾力性を維持します。

また、日焼け止めと一緒に使うことで、紫外線による肌のダメージを減らし、皮膚を守ります。さらに、皮膚の血流を良くして、保湿を高め、老廃物を排出する効果があります。


これにより、肌が若々しく滑らかに保たれるのです。

ピクノジェノール®が肌に及ぼす効果
参考文献)https://www.pycnogenol.com/ja/応用/皮膚/
ピクノジェノール®と
網膜の毛細血管について
年齢とともに視力が自然に衰えるのは、目のレンズが硬く不透明になり、光を感じる細胞の機能が低下するためとされています。 これは遺伝だけでなく、生活習慣や食事の影響もあります。

また、網膜は酸化ストレスや紫外線にさらされることが多く、特に糖尿病などが抗酸化作用を減少させます。

ピクノジェノール®は、水溶性と油溶性の抗酸化物質として機能し、視力保護に効果があることが臨床研究で示されています。


※ルテインと併用することで、網膜脂質の抗酸化効果が60%も向上します。


網膜の血管システムは視力維持に重要であり、ピクノジェノール®は、網膜の毛細血管を保護し、視力低下を防止する役割があると研究されています。
ピクノジェノール®と網膜の毛細血管
参考文献 https://www.pycnogenol.com/ja/応用/目/
ピクノジェノール®は
炭水化物の吸収を抑制する
糖尿病では、余分な血中の糖分(グルコース)が血管に悪影響を与えますが、ピクノジェノール®は糖分の吸収を抑制する事で、血糖値を正常に保つ手助けをしてくれます。

これは、ピクノジェノール®が小腸で糖分を分解する酵素「α-グルコシダーゼ」の働きを抑制する為です。


参考文献 https://www.pycnogenol.com/ja/応用/
ホーファーリサーチ社のWebにはピクノジェノール®について多くの効果効能が記載されています。
ピクノジェノール®と
更年期女性の毛髪密度
更年期にはホルモンの状態が変化する事で、髪の毛の成長速度や太さに影響が生じます。さらに年齢とともに、髪の密度が減少するため、薄毛が気になる方が増えてきます。

下記参考文献では、毛髪とピクノジェノール®の関係について述べられていますので紹介します。

2023年2月1日にスイスで実施された「プラセボ対照二重盲検比較試験」にて、更年期女性の髪の毛に対するピクノジェノール®の発毛効果が調査されました。

※「プラセボ対照二重盲検比較試験」とは、被験者と研究者の双方がどちらが本物かを区別できない状態で行う偽薬を使った試験方法です。

この試験では、45歳から60歳の更年期女性63人を対象に、2つのグループに分かれて行われました。一方のグループはピクノジェノール®(1日3回、食事と一緒に50mgずつ)を摂取し、もう一方のグループは有効成分のない見た目が同じサプリメントが摂取されました。

そして、2ヶ月後と6ヶ月後に調査された研究結果において、ピクノジェノール®を摂取したグループは、髪の毛の量が増加し、頭皮の水分が保たれ、血流も改善されている事がわかりました。これらの変化により、ピクノジェノール®を摂取する事は、頭皮全体の毛髪状態と関係があるのではないかと示されました。
ピクノジェノール®と更年期女性の毛髪密度
参考文献:https://www.pycnogenol.com/ja/ホームページ/ニュース/study-pycnogenolr-shown-to-improve-hair-density-in-menopausal-women/
ホーファーリサーチ社のWebページより要約してご紹介
ピクノジェノール®と
小児ADHDの治療
88人の6歳から12歳の子供を対象に、ピクノジェノール®、メチルフェニデート(小児ADHD治療薬)、プラセボ(成分のない見た目だけ同じもの)を体重に応じて摂取する3グループに分けた10週間のテストが行われました。その後、教師と保護者に別々にアンケート調査が実施され、以下のような結果が得られました。
ピクノジェノール®と小児ADHDの治療
<ADHD評価尺度全体の変化>
教師:29%減少(メチルフェニデート45%減、5%増)
保護者:11%減少(メチルフェニデート28%減、プラセボ1%増)


<多動性/衝動性の変化>
教師:34%減少(メチルフェニデート36%減、1%増)
保護者:12%減少(メチルフェニデート28%減、プラセボ2%増)


<不注意評価の変化>
教師:25%減少(メチルフェニデート52%減、9%増)
保護者:10%減少(メチルフェニデート29%減、プラセボ1%増)

治療薬であるメチルフェニデートは全項目でピクノジェノール®を上回りましたが、副作用も5倍多く確認されています。

一方、ピクノジェノール®では、メチルフェニデートのような副作用がない状態で多動性や衝動性のある子どもに対し、一定の治療効果があることが分かりました。


※効果を感じるまで数週間かかりますが代替品としては有効であると考えれました。
※ADHAとは、多動性や衝動性、不注意などの症状が特徴で、小児にみられる最も一般的な行動障害です。

参考文献:https://www.pycnogenol.com/ja/ホームページ/ニュース/study-finds-pycnogenolr-may-be-effective-for-managing-pediatric-adhd-without-side-effects-commonly-associated-with-pharmaceuticals/
ホーファーリサーチ社のWebページより要約してご紹介
ピクノジェノール®と
レストレスレッグス症候群
レストレスレッグス症候群とは、米国人口の約10%が罹患している疾病であり、脚がズキズキしたり、痺れたり、かゆみがあったり、引っ張られる感覚があり、時には睡眠障害を引き起こすことがあります。
ピクノジェノール®とレストレスレッグス症候群
今回、45名のレストレスレッグス症候群患者を対象に、ピクノジェノール®と管理指導のみの2つのグループに分けて4週間の試験が行われました。

その結果、ピクノジェノール®を摂取した被験者では、這う感覚が33%減少したり、痛みが72%減少するなど、他にもさまざまな症状の改善が見られました。

今後さらなる研究が必要とされていますが、日常生活において、睡眠の質の低下やストレスレベルの上昇などに悩まされるレストレスレッグス症候群の患者にとって、ピクノジェノール®は大きな効果が期待できる成分であるといえます。

参考文献:https://www.pycnogenol.com/ja/ホームページ/ニュース/study-pycnogenolr-helps-relieve-and-may-prevent-symptoms-of-restless-legs-syndrome/
ホーファーリサーチ社のWebページより要約してご紹介
様々なピクノジェノール®の効果
ピクノジェノール®は、花粉症や喘息に効果がある事や喘息患者の呼吸能力改善をサポートするといった情報もあります。 他にも、関節や耳鳴り、認知症のサポートに関するデータもあります。

参考文献 https://www.pycnogenol.com/ja/応用/
詳細は、ホーファーリサーチ社のWebにはピクノジェノール®についてご参照ください。
ピクノジェノール®の由来
ピクノジェノール®には、数多くのフラボノイドが含まれています。そして、天然の状態で小分子フラボノイドが互いに結合し作られている事から、その名が付けられました。

名前の由来はギリシャ語で「小さな分子が結合した大きな分子を持つフラボノイドの混合物」を意味しています。
ピクノジェノール®の歴史
13世紀から使用されていた松の樹皮:ピクノジェノール®
ジャッカルティエ 北アメリカのネイティブ・インディアンは13世紀より大西洋岸に生育する松の樹皮を煎じたお茶を飲用し、フラボノイド・ポリフェノールを摂取していました。

「フランスの探検家であるジャッカルティエが、カナダを探検中の1535年の冬、壊血病による全滅の危機から探検隊員を救ったのが、カナダ原住民(ネイティブ・インディアン)により与えられた松の樹皮と針葉を煎じたお茶だった」という記録が残っています。松の樹皮は早くも13世紀から安全性の高いものとして使用されてきたのです。

それから400年以上後に、世界中の大学でフラボノイド類についての研究が始まりました。 生理活性のあるフラボノイドの探求を行った研究者達は、フランス海岸松の樹皮にたどり着きました。

その中でも特にガスコーニュ地方(現在のボルドー地方近郊)の樹皮が、生物学的利用性と生理活性の高いフラボノイドを豊富に含んでいることを発見しました。

その抽出物をスイスのホーファーリサーチ社は“ピクノジェノール®”と名づけ、販売を始めました。
その後もピクノジェノール®に対する研究はホーファーリサーチ社により、絶えることなく続けられています。このようにピクノジェノール®は歴史ある安全な健康食品なのです。
ピクノジェノール®はホーファーリサーチ社による歴史ある安全な健康食品
参考文献
https://www.pycnogenol.com/ja/ホームページ/
https://pycno.jp
大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
著者:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
https://m-beauty.jp/about/dr.html

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