マスクの肌荒れを
防ぐために
❑マスクの摩擦を防ぐ
■肌がこすれないように、マスクの下にガーゼを挟む
ガーゼを使用することにより、マスク内の蒸れを解消することができ、肌が擦れるなどの刺激を軽減できます。また、ガーゼを定期的に交換することにより、マスクを衛生的に保つことができます。
■周りに人がいないときはマスクをはずす
長時間つけていると、マスク内は蒸れ、肌がふやけて刺激を感じやすくなります。
また、マスクを外した時は肌が乾燥し、肌トラブルの原因となります。
肌以外でも、夏や梅雨の時期など気温が高くなる季節にマスクを着用していることにより、【熱中症】になる危険性もあります
マスクを着用時は、喉の乾きが感じにくく、体内に熱がこもりやすくなるためです。
また、マスクをした状態で激しい運動も避けましょう。
肌や健康面を考慮し、マスクを外せる時間帯を作りましょう。
感染対策でマスクをしている場合は、屋外で人との十分な距離(2m以上)を確保できる場合はマスクをはずすことができます。
❑肌の保湿はしっかりとする
マスク着用において、敏感な状態になった肌をケアするためには、帰宅後に洗顔を行い、肌の汚れをなるべく刺激を与えないようにやさしく取り除くことと、洗顔後に化粧水や乳液・美容液などでしっかり保湿ケアを行うことが大事です。
肌本来が持つバリア機能を整えることにより、うるおいが保たれ健やかな肌状態を保ちます。
スキンケアアイテムは、低刺激で保湿力の高いものを選ぶことをお勧めします。
マスクかぶれといっても、ニキビや湿疹、肌の赤み、乾燥など症状は様々なので、肌悩みに合わせたすスキンケアアイテムを選びましょう。
❑マスク使用中も保湿を
生活しているうえで、食事中や水分補給時、野外で人との距離が保たれている場合など、マスクを外すタイミングがあります。
マスクを外した直後は、肌が乾燥しやすい状態にあるので、ミスト状の化粧水などで肌のうるおい補給をすることをおすすめします。
また、マスク着用前に肌への摩擦を軽減するために、保湿力の高いクリームや肌を保護するバームを使用することもおすすめです。
肌荒れを防ぐため、肌への摩擦を考え、肌当たりの良いジャストサイズをマスクを使用しましょう。
著者:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
https://m-beauty.jp/about/dr.html
参考文献やインターネット上にあるエビデンスやメーカー情報を元に分かりやすくまとめたものになります。参考になれば幸いです。
本成分は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。疾病に罹患している場合はかかりつけ医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをお勧めします。