化粧水の役割って?
意外に知らない?!
化粧水をつける意味。
洗顔後は化粧水で肌のお手入れをするのがスキンケアの定番。でも、化粧水って何のためにつけるのかご存知でしょうか?
洗顔した肌をそのままにしておくと、その直後から肌の水分はどんどん失われていきます。肌には油分が含まれていて、肌表面は濡れていても水はその油に弾かれ、肌に入っていくことはできず、うるおい補給にはなりません。
精製水をベースに、肌の保水力を補う保湿剤や、皮膚を柔軟にするエモリエント剤、 角質を柔らかくほぐす角質軟化剤、栄養剤、殺菌剤など実に様々な成分が含まれ、肌に浸透しやすいよう考えられたものが化粧水。また、肌の油分バランスを整えてくれる効果や、肌になじんで乳液やクリームをむらなく伸ばしてくれる効果も担っています。
意外に思われるかもしれませんが、特にオイリー肌の方は洗顔後の保湿が重要となります。
肌が脂っぽいからといってそのままにしておくと、肌の乾燥を防ごうと過剰な皮脂が出て悪循環になりがちです。余分な皮脂の分泌を抑えるには、しっかりと化粧水で保湿することが大切です。
化粧水の効果をより活かす選び方
肌が欲する成分と、
惜しみなく使える量を。
日々の体調や温度・湿度といった環境、様々な要因で変わる肌のコンディション。普段は自分はオイリー肌だと思っていても、オフィスの冷暖房や外気などにさらされて、肌の中は乾燥していたり、ホルモンバランスが崩れて敏感になっていたり……。
効果的なスキンケアを実践するためには、まず自分の肌の状態をしっかりと見極め、 肌が最も必要としている成分を補ってあげることが重要です。肌のベタつきが気になる時は、洗顔後にビタミンC配合タイプの化粧水でまず毛穴を 引き締め、その後、弱酸性の化粧水でうるおいを与えます。一方、日焼け後や乾燥が気になる場合などは、シートマスクなどでじっくり水分を肌に浸透させてあげることが重要。
敏感肌の場合、オイルフリーや皮脂を押さえるタイプのものは乾燥をさらに進行させてしまいますし、肌が敏感になっている時は、香料やアルコールなどが入っていない、刺激の少ないものを選びます。その時々で、自分の肌の状態に合った化粧水選びをすることが大事です。
理想の化粧水と出会うには?
とはいうものの、毎日の肌の変化を考慮に入れながら、肌に合うものを探し出すことはなかなか困難です。ブランド各社から種類も価格も様々なものが出されていますが、まずはサンプルで肌との相性を確認するのも、理想の化粧水と出会う近道です。
特に、肌トラブルを起こしやすい敏感肌の方は、サンプルにてパッチテストを行うことをおすすめします。これを行うことにより、「せっかっく買った化粧水で状態が悪くなった」といったトラブルを回避することができます。
化粧水を選ぶ際は品質にこだわるのはもちろん、毎日たっぷりと使える量と価格のバランスが取れているかどうかも重要。もったいないとケチケチ使っていたのでは、どんなにいい成分が入っていたとしても十分に生かす事ができません。
また、エイジングケア(※1)、ニキビケア(※2)など、肌質やお悩みに合わせた化粧水も多く出ていますので、自分の肌の改善ポイントをしっかりと見極めることが大事です。
肌に直接与えるものですから、できる限り、香料や添加物が入っていないものを選びたいものです。
自分の肌タイプやお悩みをしっかり把握した上で、コストパフォーマンスにも納得できるものを選ぶましょう。
洗顔後、最初につける化粧品。適当に選ばず、じっくりと吟味してください。
※1:年齢に応じたお手入れ ※2:洗顔による