メモリの基礎知識と選び方ガイド メモリの基礎知識と選び方ガイド

メモリとは?

メモリの基本的な役割

メモリ(RAM: Random Access Memory)は、
コンピュータの一時的なデータ保存場所として機能します。
CPUが処理するデータやプログラムを一時的に保存し、迅速にアクセスできるようにすることで、システム全体のパフォーマンスを向上させます。
一般的に、メモリの容量は作業台の大きさに例えられ、
大きな作業台で作業するほど効率が良くなります。

メモリの容量が多ければ多いほど、同時に多くのアプリケーションをスムーズに実行できるため、マルチタスクや大容量データの処理が必要な場合にはできるだけ容量の大きいメモリを選ぶようにしましょう。

メモリが不足すると
パフォーマンスに影響する

PCのメモリが不足していると、アプリケーションの動作がスムーズにできません。
特に、高度なグラフィック処理を必要とするソフトウェアや、複数のプログラムを同時に動作させる場合、メモリの不足により以下の問題が起きる可能性があります。

これらの問題は作業効率の低下を招きます。
また、オンライン会議中に資料を参照したり、複数の業務アプリケーションを同時に使用したりする場合も、メモリが不足しているとPCのパフォーマンスが著しく低下しますので注意が必要です。

メモリの種類・規格

メモリには様々な種類があり、その性能や特性は世代によって異なります。
メモリモジュールには大きく分けて、2つの種類があります。 おもにデスクトップパソコンに用いられる細長いメモリモジュール「DIMM」と、ノートパソコンで使われることが多い「S.O.DIMM」です。
現在のパソコンで使われているのは、「DDR2」「DDR3」「DDR4」のいずれかの規格がほとんどになります。
最新のDDR5は2020年に市場に出回り始め、さらに高速なデータ転送速度と効率的な電力消費を実現しています。
選択する際には、システムの互換性を確認することが重要です。

メモリの選び方

形状を選ぶ:
ノートパソコンとデスクトップパソコン

パソコンは主にデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類に分類されます。
また、デスクトップパソコンには、パソコン本体と画面(ディスプレイ)が一体となった「画面一体型」と、別々になっているものがあります。
メモリモジュールには、大きく分けてDIMMとSO-DIMMの2種類があります。
デスクトップパソコンには通常DIMMが搭載されており、ノートパソコンと画面一体型のデスクトップパソコンにはSO-DIMMが使われています。
SO-DIMMはノートパソコン専用と思われがちですが、画面一体型のデスクトップパソコンにも使用されます。

容量を選ぶ:メモリの容量の選び方

メモリの容量は使用目的に応じて選択します。
一般的な使用には8GBで十分ですが、マルチタスクや軽いゲームプレイには16GB、プロフェッショナルな用途や重いゲームでは32GB以上が推奨です。
大容量のメモリは、複数のアプリケーションを同時に実行する場合や、メモリ消費の多いソフトウェアを使用する際にパフォーマンス向上に影響します。
将来的なアップグレードを見越して、マザーボードのスロット数や最大サポート容量も確認しておくと良いでしょう。

規格を選ぶ:
メモリとマザーボードの互換性チェック

メモリを選ぶ際には、単に容量が大きいものを選ぶだけでなく、使用しているCPUやマザーボードとの互換性も重要です。
まず、マニュアルやPCの使用情報でマザーボードのメモリスロットの種類(DDR3、DDR4、DDR5)を確認し、対応するメモリを選びましょう。
また、マザーボードのマニュアルを参照して、最大サポート容量や対応クロック速度を確認します。
さらに、デュアルチャンネルやクアッドチャンネルなどの設定も考慮し、同一スペックのメモリをペアで購入すると良いでしょう。
互換性のないメモリを使用すると、システムが正しく起動しない可能性があります

DDR規格と動作性能

DDRは数字が上がるほど高性能になりデュアルチャンネル構成がオススメです。
(デュアルチャンネル構成とは2枚同時に同じ規格と容量のメモリを取り付けるとデータの転送速度を向上する)
現在DDRはDDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAMの四世代に分類できます。主流はフォースモデルのDDR4となっています。

メモリスロットの空きを確認する

メモリスロット(パソコン内部にあるメモリモジュールを挿す場所)に空きがあるかも確認しておきましょう
メモリスロットに空きがあればそこに新しいメモリモジュールを挿し込めばいいのですが、空きがないけれどもメモリ容量を増やしたい場合には、現在のメモリモジュールを抜き容量の大きいメモリモジュールへと交換する必要があります。
メモリスロットに空きがあるかどうかは、実際にPCの内部を見て確認しましょう。

おすすめメモリ

購入前のチェックポイント

CHECK POINT

  • 互換性の確認
  • 容量を選ぶ
  • 速度を選ぶ
  • 信頼できるブランドを選ぶ
  • 保証を確認する

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