税金

クルマを所有する人は常に支払う義務がある

クルマユーザーは高額納税者とも言われるように、たくさんの種類の税金を支払わなければなりません。自動車税は排気量に応じて税率が変わる都道府県税で、年度途中に購入した場合は、登録した翌月から年度末までの金額を納税します。中古車は、新ユーザーに納税の必要はありませんが、販売店に年度末までの未経過相当分を支払うのが一般的です。 自動車取得税の場合、乗用車は取得価格の3%、軽自動車、営業用自動車は2%が納税額になります。取得価格は、「新車時車両本体価格+オプション装備」の9割が相当します。中古車の場合は、年式によって定められた残価率(地域によって異なる場合があります)をかけて算出されます。また、取得価格が50万円以下の場合は、非課税となります。取得価格とは販売表示価格ではなく、課税標準基準に基づいて算出された価格です。車両価格に3%がのせられるというわけではないので、注意しましょう。

自動車税月割税額表(単位:円)

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 参考年税額月
1000cc以下 27,000 24,500 22,100 19,600 17,200 14,700 12,200 9,800 7,300 4,900 2,400 29,500
1001cc〜1500cc 31,600 28,700 25,800 23,000 20,100 17,200 14,300 11,500 8,600 5,700 2,800 34,500
1501cc〜2000cc 36,200 32,900 29,600 26,300 23,000 19,700 16,400 13,100 9,800 6,500 3,200 39,500
2001cc〜2500cc 41,200 37,500 33,700 30,000 26,200 22,500 18,700 15,000 11,200 7,500 3,700 45,000
2501cc〜3000cc 46,700 42,500 38,200 34,000 29,700 25,500 21,200 17,000 12,700 8,500 4,200 51,000
3001cc〜3500cc 53,100 48,300 43,500 38,600 33,800 29,000 24,100 19,300 14,500 9,600 4,800 58,000
3501cc〜4000cc 60,900 55,400 49,800 44,300 38,700 33,200 27,700 22,100 16,600 11,000 5,500 66,500
4001cc〜4500cc 70,100 63,700 57,300 51,000 44,600 38,200 31,800 25,500 19,100 12,700 6,300 76,500
4501cc〜6000cc 80,600 73,300 66,000 58,600 51,300 44,000 36,600 29,300 22,000 14,600 7,300 88,000
6001cc〜 101,700 92,500 83,200 74,000 64,700 55,500 46,200 37,000 27,700 18,500 9,200 111,000
軽四乗用車 10,800
軽四貨物車 5,000

●自動車税は4月1日現在の所有者に対し上表右端の年税額が課税される。●上の表は購入した月(登録された月)ごとの負担額を示した。●年度の途中で中古車を購入したときは、上表の月割を負担するのが一般的だ。●3月に購入した場合は、購入時には負担の必要がない。●軽自動車税には月割制度がないため、購入した年度内は払わなくてよい。●地域によっては、積雪軽減地域にされることもある。●12A、13Bロータリーは1501〜2000cc、20Bは2501〜3000ccの欄を参照

自動車重量税税額表(単位:円)

車検期間 1年 2年 3年
〜1t 8,200 16,400 24,600
1〜1.5t 12,300 24,600 36,900
1.5〜2t 16,400 32,800 49,200
2〜2.5t 20,500 41,000 61,500
軽自動車 6,600 9,900

※クルマの車両重量に対して課税される。上記表のように500kg刻みで課税額が変わる。エコカー減税対象車、および初度登録から13年経過している車両は税率が異なる。

自賠責保険料金表(単位:円)

  1ヵ月 3ヵ月 12ヵ月 13ヵ月 24ヵ月 25ヵ月 36ヵ月 37ヵ月
自家用乗用車 5,600 7,550 16,350 17,310 27,840 28,780 39,120 40,040
自家用小型貨物車 5,670 7,780 17,270 18,310 29,680 30,690
軽自動車 5,540 7,370 15,600 16,500 26,370 27,240 36,920 37,780

※法律で定められた強制保険で被害者の対人賠償のみの保険なので、十分な保証内容とはいえない。自賠責保険は継続して乗る場合、1カ月分余分に支払うことになっている。※本土用(沖縄県、その他離島は別料税)。小型貨物車は排気量が500ccを超え2000cc以下で積載量が2トン以下のもの

エコカー減税

  電気自動車等 乗用車(登録車/軽自動車)※ガソリン車(ハイブリッド車を含む)
電気自動車
燃料電池自動車
プラグインハイブリッド自動車
クリーンディーゼル
自動車※1
天然ガス自動車※2
平成17年 排出ガス規制値75%低減
平成32年度 燃費基準 +20%達成車
平成32年度
燃費基準値
20%超過達成車
平成32年度 燃費基準 +10%達成車
平成32年度
燃費基準値
10%超過達成車
平成32年度 燃費基準 達成車
平成27年度
燃費基準値
達成車
平成27年度 燃費基準 +10%達成車
平成27年度
燃費基準値
10%超過達成車
平成27年度 燃費基準 +5%達成車
平成27年度
燃費基準値
5%超過達成車
自動車
取得税
新車 非課税 非課税 80%軽減 60%軽減 40%軽減 20%軽減
中古車 45万円控除 45万円控除 35万円控除 25万円控除 15万円控除 5万円控除
自動車重量税 免税※3 免税※3 75%軽減 50%軽減 25%軽減

※1 平成21年排出ガス規制割合の乗用車 ※2 平成21年排出ガス規制NOx10%低減 ※3 2回目の車検も免税

【適用期間】

自動車取得税:
平成27年4月1日から平成29年3月31日まで
●特に、環境性能に優れた自動車の新車取得時における自動車取得税が「非課税(免税)」となります。
●低燃費・低排出ガス認定者の新車取得時における自動車取得税が「軽減」され、中古車は「排除」されます。
自動車重量税:
平成27年5月1日から平成29年4月30日まで
●特に、環境性能に優れた自動車の対象期間中の初回の新車新規検査と2回目車検に係る自動車重量税が「免税」となります。
●低燃費・低排出ガス認定者における新車新規検査に係る自動車重量税が「軽減」されます。

リサイクル料金

リサイクル料金
リサイクル料金はシュレッダーダスト料金、エアバッグ類料金、フロン類料金と、資金管理料金と情報管理料金で、タイヤやバッテリー等のパーツ、廃車費用は含まれません。自分のクルマのリサイクル料金は、メーカーの各社、輸入業者各社のホームページで確認できます。また、自動車リサイクルシステム・ホームページ(http://www.jars.gr.jp/)で、具体的なリサイクル料金が検索可能です。
リ未
リサイクル料金が未預託のため廃棄時にリサイクル料金の支払いが必要。
また、新車については購入時にリサイクル料金の支払いが別途必要。
リ済別
リサイクル料金は預託済だが車両本体価格に含まれていないため別途必要。(支払総額には含まれます)
リ済込
リサイクル料金は預託済で預託金相当額が車両本体価格(購入価格)に含まれている。
リ追(・追)
廃棄時にリサイクル料金の追加が必要な装備(後付けエアコン等)が付いている。