インクジェット用紙の種類と選び方【初心者向け】

純正紙(エプソン-epson・キャノン-canon・hp・コクヨ・富士フィルム)よりプロ紙写真用紙は圧倒的に安いんです

パソコンとプリンターを買って、デジカメ写真を印刷したい、あるいは、アルバムを手作りしてみたいと思う方は、まず、どんな紙がご自分の作ろうとしているものに適しているのか途方に暮れてしまうかもしれません。

ともかく、紙の種類ってあまりにも多すぎます。試しに、アマゾンで「写真用紙」と検索窓に入れて調べてみると、なんと6,000以上も検索結果が出てきます。紙には写真用紙以外にもたくさんの種類がありますが、狭く限定して調べてみてもこのような膨大な数の製品が世の中には存在しています。

これには理由があって、ただ単にインクジェット用紙を製造・販売している会社の数が多い、というだけではなく、用紙の種類をこれだけ多くする要素がたくさんあって、その組み合わせを網羅していくとどうしても種類が多くならざるを得ない、ということがいえます。

ここで、インクジェット用紙のスペックを規定する要素をあげてそれぞれの項目を簡単に説明してみましょう。

インクジェット用紙の種類と説明

表面仕上げの違い(光沢・マット)インクジェット用紙の種類

1 表面処理

用紙の表面がツルツルだったり、ピカピカだったり、ツヤが無かったり、ざらついていたりという種別です。

インクジェット用紙は、プリンターインクを受け止めて固化させる「受容層」と呼ばれる層をもっていますが、それとは別に見た目や手で触った感触で大きく分けて光沢紙とマット紙に分けられます。文字通り、光沢紙はツヤがあって見た目がピカピカ。写真などを印刷した際にとても見栄えがします。高級感を感じさせるのも特徴です。

これに対してマット紙は、ツヤがなく落ち着いた感じ。とは言うものの用紙の表面をコーティングしていることには変わりはなく、平滑度を意図的に下げているというだけです。ツヤがないということはデメリットに受け止められることもありますが、光を反射しないために印刷された内容が見やすい、という利点もあります。

そして、写真用紙などで多く見られるものに「半光沢」というタイプが有ります。光沢でもなく、マットでもない、ちょうど中間のような外見。基本的には光沢紙に近いのですが光の反射を抑えて印刷内容を見やすくしたものです。

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表面仕上げの違い(光沢・マット)インクジェット用紙の種類

2 厚み

これもまた多くの種類があり用紙選択を困難にしているものです。また、厚みを表す単位も大きく分けて三種類あるためにさらに問題を複雑にしています。

下に列記するのが厚みを表す単位です。

 

・ミリ単位の厚み

文字通り、用紙の厚みをそのまま零コンマ2桁までの数字で表したものです。マイクロメーターという厚みを計測する計器で厚みを測ります。

 

・平米斤量

用紙を1m2の大きさに切った時の用紙1枚の重みです。プリンター用紙の厚みを表す単位としては最も一般的に使用されています。

 

・1,000枚の重さ

印刷会社が大量に使用するオフセット印刷用紙の厚みを表すときに最も一般的に使用される単位です。用紙1,000枚あたりの重さで表します。したがって、同じ厚みの用紙であってもサイズが異なれば当然重さは増し、各サイズのすべての重さの一覧表を頭に入れて置かなければならないため、プロのみが使用する単位といえます。

 

以上3種類の厚みを表す単位ですが、プリンターや用紙のスペック仕様を見ると、最も多く使われている単位が2番目の平米斤量です。しかし、これは文字通りの厚みを表しているものではなく、用紙の重さを表した単位です。実際には同じ平米斤量でも厚みが異なる用紙があり、プリンターの用紙対応の範囲を表現する数値としては必ずしも適当なものとは言えません。しかし、どういうわけかこの数値が最も一般的に使用されています。(一般のユーザーは、この数値が意味するところを理解していない場合がほとんどで、「250gの用紙が欲しい」と言ってはいてもその実意味はわからずに擁護を使っていることがほとんどです。

表面仕上げの違い(光沢・マット)インクジェット用紙の種類

3 サイズ

用紙に印刷して作りたいものによって、様々なサイズが有ります。

大きな方から、a3ノビ・a3・b4・a4・b5・a5・ハガキ・2l判・l判・名刺といったところが代表的なものでしょう。コレ以外に写真の世界で広く使われてきた2切・4切などもあります。

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4 両面か 片面か

光沢、マットなどの表面処理が両面とも施されているか、片面しか施されていないかという違いです。アルバムに収納する写真用紙では裏面に印刷する必要はありませんから片面コーティングのみで十分です。しかし、アルバムや文書を作成する際には両面印刷が望ましいため、両面とも表面処理された用紙が存在していますが、かなり高価なもので片面コーティングの数倍の価格が付けられている場合がほとんどです。

 

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5 ベース

写真用紙で重要な意味を持つ項目です。ひとつは印画紙ベースで、アナログ写真の焼付けをしていた時代から使われていた「レジンコート」と呼ばれる材質を用紙のベースとしたものです。これに対して紙ベースは上質紙をベースとしたもので普及版の用紙に使われています。

一般的に印画紙ベースのほうが印刷後の保存性が良いとされており、長期保存する場合には印画紙ベースが使用されます。


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