アーモンドプードル特集

焼き菓子のレシピに度々登場する「アーモンドプードル(アーモンドパウダー)」。何気なく使っているアーモンドプードルですが、クッキーのサクサク感やケーキのしっとり感にはアーモンドプードルのもつ性質が深く関わっています。そこで今回は、アーモンドプードルの役割とその効果、使い方について詳しくご紹介します。

アーモンドプードルとは?

生のアーモンドを細かく砕いて粉末状にしたもので、おもに製菓用の材料として使われています。アーモンドパウダーと呼ばれることもありますが、プードルがフランス語、パウダーが英語と表記の違いだけで、どちらも同じものになります。

アーモンドプードルの役割

風味とコクをプラス
アーモンドプードルを生地に加えることで、小麦粉にはないアーモンドの香ばしい風味とコクのある味わいを加えることができます。

しっとりとした仕上がり
アーモンドプードルに含まれる油分によって、マフィンやパウンド―ケーキなどはしっとりとした仕上がりになります。

サクサクとした食感
クッキーが固くなる原因のひとつに、小麦粉に含まれるグルテンの影響があります。そのため、グルテンを含まないアーモンドプードルを生地に加えることで、サクサクとした食感になります。

アーモンドプードルの使い方

使用する割合は?
アーモンドの豊かな香りやコク、クッキーのサクサク感やパウンドケーキなどのしっとり感を引き出すためには、材料に含まれる粉類の10~30%程度をアーモンドプードルに置き換えて使うのが一般的です。

ローストは必要?
焼き菓子に使う場合は、生のまま使用しても問題ありません。ただし、アーモンドの香ばしさを引き立てたい場合は、ロースト(170℃のオーブンで7~8分ほど焼成)したものを使用します。

ふるった方がいい?
ダマをなくし、生地に混ざりやすくするためにも、アーモンドプードルはふるいにかけたものを使いましょう。ただし、目の細かいふるいを使うと目詰まりしてしまうので、少し目の粗いストレーナーがおすすめです。

アーモンドプードルの種類

アーモンドプードルは、皮をむいた状態にしてから粉砕した「皮なしアーモンドプードル」と、皮付きのまま粉砕した「皮付きアーモンドプードル」の2種類があります。
皮なしアーモンドプードル
淡いクリーム色で、皮付きに比べると繊細な香り、味わいが特長です。アーモンドの風味や色がお菓子の仕上がりに影響を与えにくいため、幅広い用途で使うことができます。特に、仕上がりの色合いが重要なポイントとなるマカロンや、紅茶や抹茶などのフレーバーを楽しむお菓子には、皮なしアーモンドプードルがおすすめです。

皮付きアーモンドプードル
皮ごと粉砕しているため、色が濃く、皮が茶色い粒となって現れています。アーモンドのコクや香ばしさがしっかりと感じられるため、フィナンシェやダックワーズ、アーモンドクリームなど、アーモンドの風味をしっかりとつけたい場合におすすめです。また、チョコレートなど風味の強い副素材を使ったお菓子にも使われます。

ラインナップ

プロフーズでは、皮付きと皮なしのほかにも、カットにこだわったものや、産地の異なるものなど、4種のアーモンドプードルがあります。
①アーモンドパウダー
鮮度にこだわり、アーモンドのブランチ加工(皮むき)と粉砕をほぼ同時に仕上げたアーモンドパウダーです。焼き菓子全般、幅広い用途でお使いいただけます。
原産国:アメリカ 容量:100g 300g 1kg
②アーモンドプードルプルミエ
皮を取り除いたアーモンドホールを溝入りのロールでカットするように粉砕。圧縮による油分のにじみ出しが少なく、サラサラとしたキメの細かいパウダーです。浮きがよく、ふんわり軽い食感に仕上がるほか、マカロン焼成後の表面の凸凹がでにくくなります。
原産国:アメリカ 容量:200g 1kg
③マルコナアーモンドパウダー
地中海地方特有の豊かな風味をもつマルコナ種アーモンドの皮を取り除きパウダー状にしました。アメリカ産に比べて油分が多く、しっとりとコクのある仕上がりになります。「アーモンドの女王」とも呼ばれ、人気の高いマルコナ種。ワンランクアップのお菓子づくりにおすすめです。
原産国:スペイン 容量:200g
④皮付アーモンドパウダー
皮のついたアーモンドをそのまま粉砕、パウダー状にしました。アーモンドのコクや香ばしさがしっかりと感じられるため、素朴な風味を楽しみたいお菓子づくりにおすすめです。
原産国:アメリカ 容量:100g 300g

保存について

開封前、開封後ともに冷蔵庫での保存をおすすめしています。開封後は、臭い移りや酸化を防ぐためにしっかりと密封し、お早めにお使いください。使い切れなかった場合は、冷凍保存することもできます。

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