プロディガルのセーター類にはGosen knitブランドマークが付いています。
キレイなニットの証。
キレイなニットづくり、メイドイン五泉の五泉ニットには、五泉ニット工業協同組合が制定した「Gosen Knit」ブランドのシンボルが施されています。それはキレイなニットの品質を約束する目印です。つくる人のセンスと愛が込められています。
私たちは確信しています。
一度手にすれば、その違いを実感していただけるはずだと。五泉ニットは各工程において、ニットを知り尽くした知恵と技術が注ぎ込まれています。だから、見た目とシルエットがキレイ。そして風合い、着心地が上質です。日本の経済成長期からニットに取り組み続け、技術以上の何かがあるからそんな価値が生まれるのです。それは「センス」です。“感性”ではなく“感覚”です。そしてそれ以上の意識があるのかもしれません。「こうすれば、こうなる」ということを目と体で覚えた人々がニットというファッションに上質な価値を加えるのが五泉ニット最大の特徴です。目に見えない。数値化も難しいが、確かな理由がある。つくるセンスが違うキレイなニットなのです。
五泉市は新潟県にある人口5万人ほどの市です。越後平野の東側にあり、阿賀野川と早出川が市内に流れます。五泉の繊維産業は今から約250年前の江戸時代に始まったといわれていて、この頃は絹織物がメインでした。ニット産業が目覚ましい勢いで発展したのは戦後に入ってからで、今では日本一のニット産地になっています。日本一にふさわしく時代の最先端の機械がニットを編んでいます。しかし、今も昔も最終的な完成度を決めるのは職人たちのさじ加減や感覚です。
職人たちの感覚は SENSE(センス)と呼ばれ、ニットができるまでに6つのSENSEが存在します。
ニットの編み地づくりは、機械と人間の共同作業です。機械は、編み目の大きなローゲージから細かなハイゲージ、横編み、丸編み、ホールガーメントなど、スタイルに合わせて使い分けられます。イメージ通りの編地をつくるには、人の感覚は欠かせません。糸の種類、クセ、組み合わせなどを何度もシミュレーションし、求められる編み地をつくります。さまざまな種類の糸、微妙なニュアンスをまとった色は、時に機械だけでなく、人の感覚を求めてくるのです。春夏、秋冬、毎年塗り替えられるトレンドを先取りし、着る人が求めているファッションの原石がここから生まれます。
五泉ニットの英知は、ニット製造には欠かせないパターンづくりに代表されます。デザイナーが描くイメージ画を感覚で読み取り立体化したうえでパターン(型紙)をつくるのは容易ではありません。五泉ニットの各社には、すでに数えきれないニットのパターンづくりの経験があります。CADすら追従できない微妙な感覚を反映できる技術者たちがニットファッションを支え続けているのです。ファッションシーンを席巻した数々のブームやトレンドも、すべて五泉ニットのパターンセンスが支えてきたと言い換えることもできるでしょう。ニットの形を作るセンスが五泉ニットにはあります。
日本のニット産業が世界で一番評価されるのは、縫製技術です。ファッションの本場イタリアでも、注目されています。五泉ニットの縫製技術は、日本の中でも最高レベルにあります。様々なファッションスタイルを実現するために、細かな編み目を正確に繋ぐリンキング技術や、ニットと異素材を組み合わせる独自の縫製技術などが各社にあります。だからこそキレイなシルエットが生まれ、抜群の着心地と型崩れしない高い品質が確保できるのです。困難なことが正確にできること。五泉ニットの高い品質は世界一の縫製センスと技術によって支えられています。
ニットづくりにおいて、大きな影響力を持つ加工技術。かつてのプレス加工はファッションと共に大きな進化を遂げました。五泉ニットの加工センスは、風合いづくりやプリーツ・シワ・プリント技術・刺繍などをニットの素材別に使い分けることで編地とスタイルに大きな付加価値を与えています。デザインの最終イメージにいかに近づけるか、ニット各社と加工会社のコレボレーションは日夜続き、時には加工センスから、デザイン開発のヒントが生まれることもあります。編む・裁つ・繋ぐ、そして加工。ニットづくりの各工程との連携を高めながら、ニットの可能性を拓く加工センスはさらに磨かれています。
ニットはビジネスです。ニットは産業です。作り手だけが五泉ニットを支えてきたのではありません。そこにはニットとビジネスに精通し、管理するセンスが必要でした。ファッション全体の流れを読むこと、ニット製造の現場の状況を正確に把握すること、そして何より価値あるニットを理解すること。お客様や社会が待ち望むニットを提供するためには、全体を俯瞰しながら各工程の進行をサポートする人の感覚がとても重要です。各工程の作業内容の管理、タイムマネジメント、クオリティチェック、ニットをビジネスとして成功に導く人とセンスが、他にはないキレイなニットをプロデュースしています。
五泉ニットのアドバンテージは、ワンストップでニット製品が完成できることにもあります。ニット各社だけでなく、染色工場、ボタンやファスナーなどを手がける企業、ネーム・タグメーカー、ラベルなどのメーカー、すべてが五泉という地に集積していることで、他に頼ることなく1カ所でニット製品を創り出すことができるのです。突然の変更やトラブルが発生した時などでも、時間をロスすることなくニットづくりに取り組むことができます。ニットのすべてが揃う地で、キレイなニットを各社が手がけています。関連する業種が手の届くところにあることで、緊密な連携が生まれています。
いいでしょ、これ。
これだけたくさんの職人たちの手によって作られることで五泉ニットは高い品質を保っています。五泉ニットを見たとき、手にしたとき、纏ったとき、つい誰かに自慢したくなる。そんな感情に包まれることをブランドの使命として守り続けていきます。
プロディガルのセーターにはこのGosen knitブランドマークが付いています。ぜひお試しください。