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実際に 使ってみた(第14回)



すわ、穴あけ界のゴルゴか?!

突然ですが。いしはらは工具を使うのが苦手です。
特に苦手なのが鉄扉に鉄工ドリルで穴を開ける作業で、これがまた思うようにうまく行きません…いえ、単なる穴あけなら普通にできますよ、多分。
問題は蝶番(ちょうつがい)を固定するときなど数カ所ネジ止めする箇所がある部分の穴あけ。具体的には、
1) 蝶番をあてネジ取付け穴を確認して、
2) その穴それぞれに印をつけて、
3) オートポンチ等で中心をとって、
4) 穴を開ける。
という一連の作業ですが、取付け穴が多くなればなるほど、開けたネジ穴がビミョーにずれてしまい、最後はネジが上手く回らない…という事態がよく起こります。
取り付け穴の中心を正確に出し、ポンチで正確に印をつければ上手くいくんですよ。
でもそれが上手くいかない。
単に自分の腕のせいなんですが、きっと他にも困っている人がいるはず。
というかネジ止めするのにいちいち↑の手順を踏むのは誰だって面倒くさいはず。

ということでネジ取付け穴に一発で穴あけができる! という商品を使ってみました。
その名も「センター一発」ですが、ライトやレフトはありません。
まぁ「ライト凡フライ」なんて商品名だと誰も見向きもしなさそうですが。

ということでセンター一発がこちら。
見た感じは普通の工具、というかオートポンチにも見えますね。

ポンチ (英語: punch)
またはセンター・ポンチ(Center punch)とは、ドリルで穴を開けようとする場合に、穴の中心を決めることとドリルの先端が逃げないようにマーキングするための工具のことである。
(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より)

例のごとく部品一覧。
本体と(+)#1と(+)#2のマグネット付両頭ビット、それに小さい六角レンチです。

レンチは後述するドリル刃を交換するのに使いますが、小さいので紛失に注意。ちなみに2mmなので市販のものでも大丈夫っぽいです。
では実際に装着してみましょう。
まず両頭ビットをインパクトに差し込みます。通常の六角タイプなので汎用性は高い、というか市販のビットと全く同じですね。

軸の部分がドライバーなのは穴あけとネジ締め作業を効率よくするためです。
(後述)
次にセンター一発本体を差し込みます。

このソケット部分が【 キモその1 】で、ソケットのスライド部分が前後に動くため着脱が片手で簡単にできるのが特長。

これ使ってみるとかなり便利です。他のソケットでも採用されたら大幅に使い勝手が良くなるはずなので、ぜひお願いしたいところ。
ということで着脱を動画にしてみました。
例のごとく自撮りなのでアレなんですが、片手で着脱できるのがわかります。

なおソケットも軽いので慣れれば手元も見ずにサクサク着脱できます。
(画像クリックで動画再生)

以前、当店のトップページでBGMが延々と鳴り続けている症状があったので動画形式を変えてみました。というか音を出してなかったから全然気づきませんでした…orz
では実際に使ってみます。

用意したのは ほかに適当なものがなかった 鍵交換の際に余っていた美和ロックの145HMD-1LSFのフロントプレートと、これまた余っていた木材。
今回はこれに固定してみます。なお反対側は予め木工ビスで固定してあります。

ちなみにこの商品は鉄工ドリルなのでお間違えなく。
んで穴あけですが、特になにも考えずに皿穴にまっすぐ当ててドリルを回すだけ。

【 キモその2 】である先端は丸くなっていて、丁度皿穴にフィットするようになっています。これでずれることなくドリルを使えるというわけですね。
スプリングを仕込んだガイドもあるのでブレることもありません。

地元なかしべつのFM局「FMはな」が放送中だったためBGMが演歌になってます…。
(画像クリックで動画再生)
動画が暗くてよくわかりませんね…orz
ということで穴の開いた部分がこちら。わかりやすいよう円の中を明るくしています。

今回使ったのはLサイズ(ドリル径3.2mm)だったので結構大きく開いたように見えますが、取付け穴に対してきちんと中心に穴が開いています。
鉄板なら更に4mmタップでネジ山をつけますが今回は省略。
センター一発本体を外しビットでネジ回し。

先に書いた通り着脱が簡単、かつプラスビットが軸を兼ねているのでビットの差し替えがないのも大きな利点です。
ててーん♪

印をつけてポンチで中心とって〜なんて作業は一切なく、あっさりとネジ締め完了。
施工時間も1分かかってません。

普通の木ネジを使ってるのでちょっと浮いているのはご愛嬌。

なお本体内部のドリル刃はこんな感じ。
根本がイモネジで止まっているので付属のレンチを使うことで取り外し、Lサイズだと市販の3.2mmドリルと交換可能です。

消耗品なので交換できるのは大変便利。
さらにセンター一発本体も付属ビット以外に取付けできます。
画像は愛用しているANEXのトーションビットですが問題なく取り付けできてますね。

あんまり特殊すぎる形状のものはダメかもしれないので、念のため確認したほうがいいかも。
センター一発使用の結果:

今までにない簡単な穴あけ!!

■「金具取付け穴の中心に一発で穴があく」という謳い文句を裏切ることなく、非常に簡単に使うことができました。
■今回は木材でしたが鉄材でも使用感覚は変わらないはずなので、ネジ止めする箇所が多ければ多いほど作業効率が良くなります。
■また片手で着脱できるソケットは感触も軽く、「カチッ」というクリック音もあるので使っていて気持ちいいですよ。
■なによりドリル刃とプラスビットが汎用品のため、破損した場合にすぐ交換対応できるのが大きいです。自分愛用のビットを使うことができるので、道具にこだわりを持つ人も安心できるかも知れません。
■用途によって4種類、それでいて比較的安価と、なかなかいい感じの商品です。


ポンチいらず、正確無比の
穴あけができるナイス商品です!!


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