洗える肌掛け布団と洗濯の仕方
春から夏、秋にかけて活躍する肌掛け布団は汗をかきやすい季節に使うものなので、洗えるタイプがおすすめです。
大きな布団はクリーニングに出すのも大変なので、ついつい洗わずに放置してしまい、不衛生です。
定期的に洗濯して布団を清潔に保つには、ご家庭で洗えることが必須です。
自宅で洗うときには洗濯機にせよ手洗いにせよ、水洗いすると思います。
ですから洗えるタイプの肌掛け布団を選ぶときは、水洗いできるか否かを確認しましょう。
また洗えるタイプであっても洗濯機で丸洗いできるものと、手洗い推奨されているものがあるので注意してください。
洗える肌掛け布団一覧
シルクスキン・ザ・ゴールド
繊維の女王シルクを使った寝具は基本的に水洗いできません。
しかしコットンを合わせることで強度を増したシルクスキンであれば、自宅で水洗いすることができます。
他の繊維とは違うすべすべなめらかな感触がリラックスを誘い、睡眠の質を高めてくれます。
とろけるふとん
とにかくとろけるような気持ちいい寝心地を目指して作られたとろけるふとんの肌掛け布団です。
日本の職人の高度な技術で作られた繊細な布団ですが、中性洗剤を使って水洗いすることができます。
プリマロフト・ブリーズ
第二の羽毛として開発された高機能素材プリマロフトを中綿に使用した肌掛け布団です。
プリマロフトは保温力だけでなく、通気性、軽量性といった特徴があります。
通気性の良さが寝床内の湿度をコントロール、適度な保温力が春から秋にかけて快適な寝心地をサポートします。
また耐久性にも優れているため、水洗いも可能です。
アイスドラゴン
夏に人気の接触冷感素材を使った肌掛け布団です。
接触冷感度を示すQ-max値は0.411と、一般的な冷感寝具より高いひんやり感を感じることができます。
イヤシヤ
天然繊維と日本の技術が快適な夏の眠りを生む昭和西川のイヤシヤシリーズです。
天然繊維では断トツの通気性や吸湿性、放湿性を持った麻ややさしい肌ざわりの綿を贅沢に使った肌掛け布団です。
滋賀高島ちぢみ肌掛けふとん 11,000円 | 愛知麻混すだれ織肌掛け22,000円 |
トリプルスカッシュ
トリプルスカッシュは夏の蒸れ対策として開発された寝具です。
タオルのような生地でさわやかな使い心地、吸水性に優れた肌掛け布団です。
中綿の医療用脱脂綿は吸水量が多いため、たっぷり汗をかいても蒸れることがほとんどありません。
肌掛け布団の洗濯の仕方
布団が洗濯機に入るなら洗濯機にいれてじゃぶじゃぶ洗ってしまいましょう。
乾燥機は基本NGですが、洗濯、脱水までなら対応しているものが多いです。
洗濯絵表示をチェック
洗濯機で洗える布団は品質表示に洗濯機マークや手洗いマークがついています。
手洗いマークではなくて洗濯機に入るようなら洗濯機で洗い、洗濯機に入らない場合は浴槽を使って洗います。
ご自宅で洗う場合は必ずこのマークを確認してから行いましょう。
もしマークがついていなければ水洗いできませんので、基本家庭で洗うことができません。
その場合はクリーニング店にもっていく方が安心です。
基本的に素材がポリエステルやアクリルなどの化学繊維の場合は洗えることがほとんどです。
一方でウールやシルクなどの天然繊維100%、あるいはウレタンは洗濯できないことが多いです。
天然繊維は水を吸った状態でこすると縮んでしまいますし、ウレタンは一旦水を吸うと乾きにくいので水切りが難しく、素材自体が元に戻らなくなってしまうからです。
洗濯機に入るサイズ
なお洗濯機で洗う場合は洗濯機に入りきることが条件です。
肌掛け布団なのでそれほどかさばりませんので大体の洗濯機に入ると思います。
目安としてはファミリーサイズ(容量7,8kg)ならセミダブルかダブルまで、一人暮らしサイズ(容量5kg)ならシングルサイズが入る程度でしょうか。
洗濯機に入らない場合は浴槽で踏み洗いすることもできます。
洗濯するときの注意点
ご家庭で布団を洗う時、基本的にはおしゃれ着洗いなどに使われる中性の液体洗剤を使用します。
液体洗剤は水に溶けやすく、中性洗剤であれば油分をとりすぎたり、生地を傷める心配が少ないからです。
特に肌掛け布団はサイズも大きく、水を吸うことでさらにボリュームが出ますから、洗濯機内部の側面でこすれてしまいます。
生地がこすれて傷まないよう、洗濯ネットに入れるようにしましょう。
肌掛け布団はシングル、セミダブルであれば縦に3つ折り、ダブルであれば縦に4つ折りし、あとはくるくる巻いていけばきれいに洗濯ネットに入ります。
このとき布団の中にたまった空気を抜きながらたたんでいくとコンパクトになります。
肌掛け布団の乾かし方
肌掛け布団は洗濯した後、大きく広げて陰干しするのが一般的です。
陰干しするのは、直射日光に長時間当てると生地が傷んでしまうからです。
また水を多く含んでいるため乾くのに時間がかかります。
この乾燥の工程が不十分だと雑菌が繁殖して不衛生ですし、カビやニオイの原因になります。
かといって基本乾燥機NGですから、布団を大きく広げて干せるスペースが必要になるのです。
できれば2本の竿を用意し、M字型に干すと布団も乾きやすく、重さで中綿が寄れにくくなるのでおすすめです。
なおどうしても陰干しで干せるスペースがなく、天日干しするしかない場合もあると思います。
その場合布団を上から布で覆い、直射日光による生地の傷みや色落ちを防ぐこともできます。