上記は標準的なホイールスペックの記述法です。まずはこのスペック表の読み方を覚えましょう。

■インチ数
インチ数はホイールの直径を表す数字。ちなみに1インチは25.4mmです。

■ナットホール数
ナットホール数とはホイールを装着するためのナット穴の数です。
国産車であれば、4H、5Hが一般的です。

■P.C.D
ナットホール間の直径、つまりナットホールの間隔のことです。
国産車の場合は100か114.3が一般的。輸入車の場合は様々です。

まずは、ナットホール数とP.C.Dが愛車と一緒なのかをチェックしてください。
この２つの数値が合致しなければホイールを取り付けることはできません。

J数とはホイールの幅（リム幅）を表す値です。

J数はインチと対応しているのでリム幅は、
1J=1インチ=25.4mmとなります。

ホイールのリム幅は見た目の要因を決める重要なものです。
ただし、取付時にはインセットとの関係に注意する必要があります。
そのインセットについて知識３でとりあげます。

まずは図を参照下さい。ホイールのディスク取付位置は製品毎に異なった位置にあります。
ホイールの中心にディスク取付があるものをゼロセット と呼び、中心より外側にあるものが
インセット、内側にあるものをアウトセットと呼びます。

スペック表ではインセットは+、アウトセットは-で表記することとなります。
具体例として、知識1で取り上げたスペック表を見てみると+38となっています。
これは取付位置が38mm外側（インセット）にあるということです。

なぜディスク取付位置が重要なのかというとホイールの出ツラが変化するからです。
図の赤線に注目して頂ければおわかりのように、インセットではボディの内側に入り込む形になります。
逆にアウトセットではボディ外側にホイールが出ることになります。

インセットを簡単に計算できるシステムを準備しております。ぜひ、ご活用ください。
ただし、計算は理論値に基づくものです。商品により誤差等発生する可能性がございます。

当システムで計算した数字に対しての責任は負いかねる為、参考程度にお使いください。
また、熟練の当店担当がホイール交換についてサポートさせて頂きます。
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