おすすめの理美容ハサミ・セニングシザーの最高級ブランド・コスモスミス
当社で扱ってる中で最高級の美容ハサミブランドのコスモスミスさんのご紹介です。当社はコスモスミスさんと同じ新潟・三条市の会社となっており、おなじく金物の町で商っている所以でコスモスミスから直々にシザー・セニングをお取り扱いさせていただいています。
コスモスミスとは
新潟の金物の町・三条市。多くの職人さんがいるこの街で最高級の理美容ハサミを作っているブランドになります。熟練した職人さんが一本一本ハンドメイドにて作っています。
その仕上がりはまるで刀のような美しさが有り、非常に扱いも難しいものとなります。ただその分ちゃんとメンテナンスをしていれば10~15年はお使い頂けます。
コスモスミスのセニングは厳しい条件をクリアした製品だけ市場に送り出しています。
職人の街の職人さんが自身を持ってハンドメイドで作っている高級ハサミはもちろん職人さんのこだわりがたくさん詰まっています。その職人さんのこだわりをご紹介していきます。
1.シザーへのこだわり
理容師・美容師にとってのハサミはまさに侍でいう刀。
コスモスミスのセニングは厳しいこだわりと条件をクリアした製品だからこそ自信を持っておすすめできます。
「より良いセニングとは何か?」を突き詰めて制作している一本一本は
「使い勝手」と
「髪へのダメージを最小限にとどめる」
という題材のすえ生まれた最高級にして最高のセニングです。
そのセニングは日本の美容師だけではなく欧米の美容関係者からも高い評価を得ている世界が認める至高の逸品です。
2.素材へのこだわり
コスモスミスさんハサミは山砂鉄という鉱物でステンレス鋼を特殊鍛造した素材を100%使用して作られています。
スウェーデンと日本の島根県を中心とした中国山地にしか採れない世界に誇れる不純物の少ない貴重な材料
「山砂鉄」です。
そして山砂鉄を原料として生み出される鋼は
日本を代表する刃物、日本刀に最も適します。ちなみに山砂鉄を使った素材がよくハサミなどで聞くことのある素材・日立金属製の「安来鋼(やすきはがね)」です。これが「美容師さんの刀」と当社がおすすめする所以でもあります。
くわしく説明すると、不純物の非常に少ない高純度素材だけを使用。
理美容のシザー業界の中で日立金属製安来鋼 「ATS 314」「SUS 440C」を材料として特殊鍛造素材を100%使用しているのはコスモスミスだけです。
「ATS 314」「SUS 440C」がシザーに与える影響
日立安来鋼「ATS 314」「SUS 440C」を材料とした特殊鍛造素材を使うことでシザーの品質は大きく向上します。
・切れ味のアップ
・切れ味の持続
・調子の良さ
・コールド液などの薬品に強い(ATS 314)
の効果が得られ、まさに美容師さんにとって至高の一本ができあがるというわけです。
3.ハンドメイドへのこだわり
シザー創りはとても繊細で寸分の違いでさえ大きな影響が出ます!だからこそ職人さんによる手造りが必要となります。
シザーの切れ味、使い心地、髪へのダメージなどはわずか数ミクロンで大きく変わることは美容師さんであればお気づきでしょう。
髪は1本60~70ミクロンの細さでその1本1本の細胞を潰さないように、つまり髪の毛を傷めずに切るには、シザーもミクロン単位の微調整が絶対条件。このわずかな違いで理美容師の手に伝わる感触も全く異なります。機械では繊細な切れ味や開閉の擦り合わせなどが出来ないためハンドメイドが絶対条件で必要となります。
つまり一丁一丁のシザーで素材が微妙に異なり、温度・湿度に合わせた加工が必要になります。良質の素材を使っても、その良し悪しを決めるのは職人の腕次第です。 コスモスミスの職人さんは高度なハンドメイド技術を駆使して日本刀や剃刀のような髪に吸い付くような切れ味を生み出しています。
4.フィット感へのこだわり
コスモスミスのハサミは「切れ味」と「疲れ方」に他社のハサミと比べて断然違います。
実は疲れにくく、切れ味の良いシザーは、重心のポイントが違ってきます。
コスモスミスのシザーは、人間工学に基づいた設計により重心を決定。人間の自然な動作に無理なく馴染むフィット感を生み出します。
フィット感は理美容師個人個人によって違いますが、初めてシザーを持った時の感覚の良し悪しで購入を決定される方が多いようです。
しかし、そのフィット感の良さは今まで使っていたシザーに合わせたクセであることが多いようです。
正しいバランスを持ったコスモスミスのシザーは、クセのある理美容師が使うと多少の違和感があるように感じられますが、長い目で見たら腱鞘炎を防ぎ、疲れにくい構造になっております。
5.切れ味へのこだわり
ドライ用でもない、ウェット用でもないオールマイティな切れ味を実現!
理美容師によっては、ドライ用シザー、ウェット用シザーをお持ちの方やこだわる方もいらっしゃいます。
コスモスミスのシザーは、髪がドライでもウェットでも関係なくご使用いただけます。
切れ味の面で特筆すべきはシザーの刃でスムーズに髭も剃ることが できます。棒刃にも剃刀と同じ切れ味を持たせることで、ワンランク上の切れ味を実現しました。日本刀や剃刀の刃を目指す職人さんならではの技術です。
また、理美容師により切れ味の感覚は違います。切れ過ぎると感じた場合は切れ味を鈍らせ、切れが悪いと感じた場合は切れ味を鋭くするという、切れ味を自由に調整することも可能です。
6.耐久性へのこだわり
通常、シザーの切れ味が悪くなったと感じるのは、6ケ月~1年といわれています。
コスモスミスのシザーの切れ味は、驚異の持続と耐久性を実現!
この驚異の切れ味の持続には日本刀や剃刀の製造技術をベースにしているから。素材(鋼)を鍛え上げ、切れ味の持続を極限まで高める鍛造技術が驚異の耐久性を実現しました。
ハードなカットにも耐え、繊細な切れ味をキープ致します。
7.髪のいたわりへのこだわり
従来のセニングとは全く違う発想で創られた新しいセニング
いままでのセニングとは全く違う刃の形状を取り入れることで、髪を傷めずカットすることができるようになりました。職人さんによって作られた特殊な形状の刃はセニングの常識を覆します。
今までのセニングでは刃の構造上どうしても髪の毛を傷めてしまいます。そのため、セニングの使用を控える理美容師も結構いるのが現状です。
ですが、コスモスミスのセニングは刃の形状変えることで髪を傷めない特殊形状の刃を使っております。また、くし刃に棒刃と同じ切れ味を持たせることで切れ味もアップし、カットシザーと同じ感覚で切れるセニングを実現しました。
コスモスミスのカットシザーを見てみる
コスモスミスのセニングシザーを見てみる
コスモスミスの理美容ハサミの種類と使い分け
コスモスミスのシザーは種類は「セニング」と「カット」 、理美容師の技量に応じて「初心者」「中級者」「上級者」、機能は「基本」と「特殊」に分かれており、それぞれご自分にあったものをお選びいただけます。各シリーズのポジショニングは以下のマップを参考にしてください。
・スタンダードシリーズ ハサミの基本を見据えたベーシックモデル
・ライトクラシックシリーズ ハサミの理想を実感したいアーティスト達へ
・パワフルシリーズ プロの酷使にも耐えるヘビービューティー仕様
・マスターシリーズ 満足感を覚える昨日とフォルム
・プレジャーシリーズ 機能性とデザイン性を高次元でコラボレーション、期待を抱かせる躍動的なフォルムと画期的なクシ刃形状
・エキスパートシリーズ 繊細なシザーワークにも対応し、スライド・ストロークカットもOK
・グローバリーシリーズ 世界に発信されたコストパフォーマンスに優れたシリーズ
・レフティシリーズ 左利きの技術者にも選択の幅を広げました
・スペシャリティーセニング 心地よい切れ味とスピード感で施術のスキルアップ、特殊加工により作り上げた美しい櫛刃形状は未知への領域
・アドバンテージセニング 高機能制でデザインセニングカットも思い通り
理美容シザーの基本的な用語
かんたんに理美容ハサミの用語説明をしていきます。
・静刃:静刃の指穴には薬指を入れて動かさない。上刃(うわば)とも言う。
・動刃:動刃の指穴には親指を入れて、こちらだけ動かして開閉する。下刃(したば)とも言う。
・裏スキ:ブレード(刃)の裏面のえぐれ。裏スキがあることにより両刃が内側に食い込もうとする。
・刃線:ブレード裏面先端の毛髪を実際に切る部分についたライン。刃元から刃先まで細く一定の幅で伸びているのが理想。
・触点:静刃と動刃が触れ合う部分。滑らかなほど疲れにくい。摩擦で磨耗するので時々掃除と注油が必須。
・ネジ:両刃を組み付ける重要な部品で鋏の支点。シャフト・ナット・パッキン・ワッシャー・ベアリング等から成り立つ。ネジの種類と特徴は以下のとおり。
1.自在ネジ:工具が不要で調整が容易だが出っ張りが邪魔になる。
2.マイナスネジ:マイナスドライバーやコインで調整する。出っ張りはないが安っぽく見える。
3.埋め込みネジ:専用ドライバーで調整する。出っ張りがなく高級感があるが分解すると組立てが難しい場合がある。
・ヒットポイント: 鋏を閉じ切った時に接触してショックを和らげる場所。
通常はゴム製や合成樹脂製だが、好みにより金属製にも交換可能。これを音出し加工と呼ぶ。
・小指掛:小指を置く場所。一体式とネジ込み式があり、好みで不要のユーザーも多い。
一体式の小指掛を除去したものをNF(NO FOOK)仕様と呼ぶ。
・指穴:指を入れるスペース。大きい場合は指穴調整リングを入れて調整可能。拡大加工も可能。
注意1.梳き鋏正刃の場合 静刃→櫛刃 動刃→棒刃 に置き換える。
注意2.梳き鋏逆刃の場合 静刃→棒刃 動刃→櫛刃 に置き換える。
注意3.梳き鋏両櫛の場合はカット鋏と同じ。
美容シザーハサミの選び方
シザーとセニングの簡単な形状や種類を説明します。ハサミをお選びいただく際のご参考に。
ブレード(刃)の形状
美容シザーハサミの形とその特徴についても簡単に説明します。
1.段刃:刃面がほぼ直線の形状。断面が楕円で細い欧州系の毛髪に向くが、断面が丸く太い東洋系の毛髪に対しては力が足りない。カットした毛髪が飛び散り易い。
2.剣刃:ブレード中央部が山型で一本のラインが走っているタイプ。静刃だけ剣刃の片剣と両刃が剣刃の両剣がある。
3.ハマグリ刃:峰から刃にかけてなだらかなアールを描いてる形状。以前は剣刃の方が力があると考えられていたが、デザイン上の好みで選んで支障ない。現在の主流。
4.笹刃:刃幅がハマグリ刃より広く、よりアールが緩やかな形状。毛髪を逃がし易いのでドライカット用に多い。
それぞれ用途にあったものを選びましょう。
カット(シザー)鋏の使い分け
カットの際のシザーの使いわけと種類です。
荒刈り鋏:ヘアースタイルを大まかに整える為に使う。毛量を多くカットするので長めで力のあるタイプが主流。刃角は45度前後で一般的な角度です。
中刈り鋏:ヘアースタイルを概ね仕上がりに近い状態に整える為に使う。荒刈り鋏よりは短い。刃角は約45度。
仕上げ鋏:仕上げ調整用で細かい施術をするので一般的に短めで先端が鋭く刃幅が狭いものが多い。刃角は約45度。
ジカ鋏:スポーツ刈りや角刈りの側頭部のカットのように、鋏を頭皮にすり付けて施術する時に使う。刃角は35度から40度で鋭角なので永切れしない。
ドライカット鋏:乾いた髪のカットに使う。髪を逃がし易く、キューティクルを引っ掛けにくくする必要があるので刃角は55度前後で鈍角です。
梳き鋏(セニング)の使い分け
毛量調整に使用するハサミ。一般的に櫛刃の先端で毛髪を押さえ棒刃でカットするが、稀に逆のものや両刃に刃付けしてあるものもあるので、修理前の要チェックポイントです。同じ刃渡りのカット鋏に対し何パーセント梳けるかをカット率(又は梳き率)と呼び10%から80%くらいまであるが、20%から30%のものが最も使用頻度が高い。
1.正刃:手で持って櫛刃が上刃になっているタイプで刈り下げて使う梳き鋏です。正刃の梳き鋏で刈り上げると髪に引っ掛かります。メガネタイプの梳き鋏なら正刃・逆刃兼用で使える。
2.逆刃:手で持って棒刃が上刃になっているタイプで刈り上げて使う梳き鋏です。逆刃の梳き鋏で刈り下げると髪に引っ掛かります。また、ボブカットの時などに使えば切り口が内側に入るので綺麗に仕上がる。
3.両櫛:両刃が櫛刃になっている鋏で、普通は下刃に刃付けしてある。櫛間の面積が広いので抜けは良いが噛み易いので押し切り(親指で動刃のリングを押す力を加え、動刃を静刃にすり付けながらカットする方法で刃が傷むので直ぐに切れ味が落ちる。逆は引き切りと呼び、髪が半切れ状態となり枝毛の原因となる)癖のあるユーザーには適さない。
ご自身でできる簡単なシザーのお手入れ方法
お手持ちの美容シザー、セニングの毎日のお手入れ方法をご紹介します。少しでもハサミを長持ちさせるためにできるだけお手入れをしましょう。
またご購入時に入っている紙はコスモスミスさんでのメンテナンスをする際に必要なものとなります。なくさずに持っておいてください。メンテナンスや刃研ぎなどをご希望の場合はプラスワイズでご購入頂いた際はプラスワイズにご連絡いただけますようお願いいたします。