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▲スイートホーム鉱山全景 |
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ロードクロサイトの産地はアルゼンチン、アメリカ(コロラド州)、ドイツ、ハンガリー、メキシコ、南アフリカ、日本などがありますが、1800年代から上質なロードクロサイトの産地として知られるコロラド州、その中でも1895年から最も重要な産地として認められたのがスイートホーム鉱山。
スイートホーム鉱山産のロードクロサイトの特徴はカット可能な透明度の良い原石であること。次にオレンジ気味の柔らかな帯橙ピンク色など、独特の色合いが魅力で他の産地とは違う美しいロードクロサイトが産出されています。
しかし、現在はこのスイートホーム鉱山は閉山したという情報もあり、スイートホーム産のロードクロサイトはとても貴重なものになっています。
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▲スイートホーム鉱山入り口 |
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スイートホーム鉱山はアメリカ・コロラド州アルマの北西約6kmに位置する険しいモスキート山脈に位置し、北はブロス山にある銀鉱山、南は金鉱山という主要な2つの採掘地区の中間に存在します。
スイートホーム周辺の地形は険しく、高さが4200メートルを超える山頂がいくつか鉱山を囲んでおり、冬には6メートル近い豪雪に見舞われるため、鉱山に行けるのは1年で2〜3ヶ月程度しかないといいます。
また、採掘は通常、雪がなくなってくる5月下旬から開始され、実際に雪がなくなって本格的な採掘活動ができるのは、7月半ば〜8月半ばのおよそ1ヶ月間のみだそうです。
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▲採掘風景(1) |
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当店はそのスイートホーム鉱山産の良質なロードクロサイトを手に入れるため、半年も前からバイヤーを通してオーダーして、やっとの思いで直輸入することに成功致しました。
しかし、直輸入自体はこれまでにも行ってきましたが、
1992年以降、0.5ct以上の大粒のカット石は年間で100個程度しか生産されていないという数字を見ても、世界中のディーラーの取り合いは必至で、日本に入ってくる数に限りがあることは容易に想像ができるでしょう。
宝石質の原石で大きなものを手に入れることが難しいロードクロサイトでは色や形の揃った良質のカット石をロットで手に入れることはとても難しく、現在の状況をみれば日本でこれだけ揃うのは非常に稀なことです。
もちろん、現在もオーダーをかけています。しかし、とても残念なことですがバイヤーにも次に手に入るのはいつになるか見当も付かないと言われております。 |
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▲採掘風景(2) |
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現在、徐々に市場からその姿を消し始めているロードクロサイト。その珍しさ、産出量の少なさ、それらに反比例するように増え続ける需要。希少価値が高いこともあり、市場ではとても高値で取引されています。
そして、スイートホーム鉱山は閉山の情報もあり、スイートホーム産のロードクロサイトは今後、その希少価値がさらに上昇するのは必至とされている宝石のひとつでもあります。 |
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